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インターンシップ2019 参加者の声

Internship 2019

コーヒー生産における殺菌機汚れの解明と改善への挑戦

サントリーワールドリサーチセンター

開放環境科学専攻 三家本さん

サントリーインターンシップ応募のきっかけ

私は将来エンジニアとして、多くの人々に愛される製品の開発に携わりたいと考えています。その中で、人付き合いの潤滑油として愛され続けるお酒・各種飲料の製品開発に取り組むサントリーに興味を持ちました。インターンシップへの参加を通して、サントリーにおけるものづくりのプロセスや、エンジニアとして働く上で必要な力を学びたいと考え、応募しました。

実習テーマについて教えてください

サントリーの人気ブランドの1つにBOSS(コーヒー)が挙げられます。コーヒーは一般に殺菌時に加熱をすることで焦げ付いた汚れが発生することが知られています。発生したコーヒー汚れは工場での生産効率を下げ、問題になっています。そこで本実習では、ラボで再現したコーヒー汚れを分析することで汚れの生成条件の解明に挑戦しました。また、生成する汚れ量の低減を目指し、実験結果と文献調査を踏まえて製品改善策を提案しました。

実習の中で苦労したことはなんですか?また、どう乗り越えることができましたか?

汚れの生成量低減に向けた製品改善策を提案することに一番苦労しました。私は実験や文献調査に取り組み、加熱殺菌時の汚れ生成プロセスを予想するとともに、汚れ低減に向けたコーヒー中味液の改善に挑戦しました。しかし食品開発に携わったことがないため、どの成分をどれだけ変えるべきなのかといった具体的な検討ができない、かつ成分調整が製品の味に与える影響がわからないなどの問題がありました。改善策の詳細を練るため、コーチャーや他部署の方々に相談したところ、自分にない多様な視点からアドバイスを頂きました。その結果、汚れに対する理解や知識が深まり、より具体的な製品改善策を提案することができました。

インターンシップを通じて得られたもの・感じたことは何ですか?

多方面の人とコミュケーションをとることが、エンジニアとして働く上で重要であると感じました。実習中に汚れ分析や改善策検討で行き詰まった際、私はコーチャーの協力を得て、分析が得意な安全性科学センターの方や中味液を開発する商品開発センターの方など様々な分野の社員に相談をしました。アドバイスを頂いた結果、汚れや飲料に対する理解をより一層深めることができ、自分1人の知識・視点からは導けなかった改善策を提案することができました。この取り組みを通して、新たな提案・発見をするには多様な分野の社員と交流をとり、情報のアンテナを広げることが大切であると学びました。自分が将来エンジニアとして働く際も、専門分野に囚われず様々な部署の人とコミュニケーションをとり、周りを巻き込んでいくことを実践していきたいと考えています。

実習前と後とではどのような発見がありましたか?(仕事内容、業界イメージ、会社イメージなど)

実習前は生産ラインの設計がエンジニアの主な仕事であると考えていました。しかし実習を通して、エンジニアの仕事は殺菌技術の開発や設備の省エネ化など多岐に渡ることを知りました。幅広い分野の技術課題に積極的に挑戦できるため、学校の授業・研究活動で得た知識や経験が活かされる仕事であると感じました。また、技術開発のニュースをグループ内で毎週共有することで、意識的に情報収集をしていたことが印象的でした。

これからインターンシップ参加を考えている方へのメッセージ

サントリーのインターンシップでは実際に工場が抱えている課題に対し、実験や分析を通して実習を進めていきます。加えて実習中は多くの社員の方々と関わる機会があるため、エンジニアとしてサントリーで働くイメージや社風をつかむには最適な機会です。学びの多い刺激的な2週間を過ごせるので、ぜひ参加してみてください。