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インターンシップ2019 参加者の声

Internship 2019

画像検査機を用いた段ボールケースメルト原単位適正化

神奈川綾瀬工場

電気電子工学 久保さん

サントリーインターンシップ応募のきっかけ

私は食品業界でエンジニアとして活躍することを目標としており、そのために必要な要素を学ぶ必要があると考えています。実際の現場では、納期や費用面の制約を受けるため、大学での研究では要求されない考え方や努力が必要となります。これらは実際に業務を体験してこそ明確に理解できるものです。そのため、実際に行われている業務を体験することが可能である、サントリーのインターンシップに応募しました。

実習テーマについて教えてください

段ボールに塗布されるメルト(糊)を検査するための画像検査機を用いて、段ボールケースメルトの使用量を最適化するという内容です。製品の品質保持という観点で、段ボールへの糊の接着強度は、非常に重要な要素です。この接着強度を確保しつつ、メルト量をできるだけ減らすことを目標に「メルト量と接着強度の関係性」の検証を行いました。さらに、得られた結果からメルト塗布量の削減案を提示しました。

実習の中で苦労したことはなんですか?また、どう乗り越えることができましたか?

大学での研究と違い、二週間という限定された時間の中では測定に限界があることに苦労しました。考えた方策は複数ありましたが、効果の大きいと予想されるものに限定する必要がありました。さらに、その方策を検討する上でも測定サンプル数を時間との折り合いをつけて選定しなくてはなりませんでした。これらの選定作業では、従来の測定結果や設備の構造、生産ラインの稼働時間などを現場の方々に確認することが重要でした。そのため、積極的に現場の方々とコミュニケーションをとりました。その際、自分と他者の理解を一致し、自分本位にならないように気をつけました。その結果、効率的に作業を行うことができ、成果を挙げることができました。

インターンシップを通じて得られたもの・感じたことは何ですか?

私は大学での研究活動において、学術的知識だけでなく他人とのコミュニケーションが重要だと考えています。同様にエンジニアの仕事でも重要だと考えていました。実際、インターンシップを通してその重要性を再確認しました。しかし、大学での研究で要求されるのは同じ専門性を持った方々とのコミュニケーションであるのに対し、実際の業務では学術的背景の異なる方々が対象です。そのため、自分の理解のできていない分野に対しては躊躇わず質問し、逆に伝わり辛いと考えられる分野に関しては相手の理解度を確認し、丁寧に説明することが必要でした。このように実際の業務で要求される配慮を認識できました。また、生産技術の仕事では自分のアイデアを試すことができ、そのアイデアでコスト削減などお金を生み出すことができます。私はその一部をインターンシップを通じて実際に体験し、そのやりがいや責任感をリアルに感じ、生産技術に対しての関心が強くなりました。

実習前と後とではどのような発見がありましたか?(仕事内容、業界イメージ、会社イメージなど)

実習以前の私は、工場のコスト削減や品質管理が業務だと漠然と考えていました。しかし、実際に目の当たりにし、自身でも体験することでその業務に求められる能力や考え方を学びました。例えばコスト削減のためには設備の現状把握、原単位の適正化などが必要であり、その際に現場の方々とのコミュニケーションや問題解決力が要求されます。このように実際の業務を体験することで、生産技術の仕事をより明確に知ることができました。

これからインターンシップ参加を考えている方へのメッセージ

サントリーのインターンシップでは、一つの工場に対して一人で研修を行います。そのため大変ではありますが、より効果的な時間を過ごすことができます。良いイメージの楽しい仕事だけではなく、苦労なども体験できる貴重な機会になると思います。また、自分が携わった製品を飲んでいる人を発見すると、とても誇らしく、嬉しい気持ちになりました。この気持ちを皆さんにも是非味わって頂きたいです。