SPIRITS of SUNGOLIATH

スピリッツオブサンゴリアス

ロングインタビュー

2026年6月22日

#1020 小野 晃征 『PROUD TO BE SUNGOLIATH』-2

第9節 vs. 横浜キヤノンイーグルス ◯ 54-22

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常にサンゴリアスらしく戦いたいと思っているんですが、そのためには積み重ねだと思いますし、シーズンの時期を考え、シーズンの今に合っている選手をセレクトして、毎週毎週、積み重ねていっている感じです。ここから連戦が続きますが、昨日の清水建設江東ブルーシャークスとの練習試合でも、次の候補に手を挙げた選手も多かったので、ファーストジャージを着る競争は、より今週末で上がったと思っています。

今日の試合では、まずアタックするマインドが、カードや風に関係なく出ていました。アタックして前に出るという気持ちを前面に出せたと思いますし、後半のブレイクダウンも良くなって、試合中でも修正できるチームになってきていると思っています。

イエローカードなどで選手が減った場合、よりその分も頑張らなければということを、おそらく選手たちの中で話していると思います。2回の同じ状況はラグビーではないと思っているので、何があっても対応できるように、こういうことを経験して、勝って学べるということが、次につながっていくと思います。

良い時も悪い時も、これをやればよりサンゴリアスらしいラグビーができる、サンゴリアスラグビーに立ち戻れるということを、しっかりと選手たちに準備してもらうことが自分の仕事だと思います。選手たち一人ひとりが自信を持って、隣りにいる選手との信頼を積み重ねていってほしいです。

それができた上で、結果を残さなければなりません。ラグビーは結果がすべてです。そういう意味で今週末は、それができていたと思います。ただ来週はまた相手も違い準備も違うので、それにしっかり対応できるようにやっていきたいと思います。

今の課題は、相手に勢いがある時に、その流れをどう止めるか、逆にこちらが勢いに乗った時に、どうやってそれを積み重ねるか、ということだと思います。ラグビーは常に行ったり来たりの試合なんですけれど、相手の時間帯を長くしないこと、それをリーダーと選手たちと、練習からとことんやっていければと思っています。

第10節 vs. 静岡ブルーレヴズ ◯ 57-24

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試合全体の3/4まで良かったというのは、やはり課題だと思います。ただ3/4の時間帯まで相手に強みを出させなかったというのも、とてもポジティブだと思います。これを受け入れて、しっかりと課題を持ちながら、チームをつくっていきたいと思っています。途中スコアに左右されて、ちょっとプレーが緩くなった時間帯もありましたが、その後に勢いがサンゴリアスに来た時にトライを取りきれたということは、とてもポジティブなことだと思います。

連続失点したところは、まだまだ甘いと思いました。誰かが何かをやってくれるだろうと思いながらディフェンスしていたと思いますし、そこで相手の強みをしっかりと止められなかったということであの流れになりました。あそこは1回で止めないといけません。これがもっと競った試合だったらリードされている展開になるので、それだけはみんなが理解した上で、もう1回準備しないといけないと思っています。

それぞれ自分自身でコントロールできるところは、まだまだ学ばないといけないと思いますし、人がいるにも関わらずタックルをフィニッシュしなかったのは、個人の問題でもあるところだと思います。8連戦の中、コントロールするところはいろいろとコントロールしないといけないと思うので、選手たちの調子も見ながら、メンバー交替も考えていかなければなりません。

今日の課題は、相手を勢いに乗らせたら、次のプレーで取り戻さないといけないというところです。どのチームとの試合も、勢いが行ったり来たりする試合が続くと思うので、勢いが来た時にはしっかりと勢いに乗ってスコアに繋げて、勢いに乗られた時にはしっかり止めて、スコアにならないように我慢強く、アグレッシブにプレーしないといけないと思っています。

相手のラインブレイクがゼロということもないと思いますし、そこでブレイクされたりタックルミスをした時に、次の選手がそこに反応できるかというところです。今日途中、それができなかった時間帯があったので、しっかりそこを修正して、次に向けてやっていきたいと思います。

シーズン最初の方は課題がたくさん見えながらも、選手たちのうまくなりたいというマインドは、とてもポジティブだと思いましたし、この静岡に来て57点取れたのもとてもポジティブだと思うので、ポジティブのところをしっかりと続けて、連戦を勝ち続けたいと思っています。

第7節 vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ ● 15-34

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今日の試合は最初から、相手の方が必死にプレーしていました。特にそれを前半の入りから感じましたし、どこかでその流れを変えないといけないという状況で、誰かが何かしてくれるだろう、というマインドが出ていたと感じました。

この数試合、自分たちのラグビーが見えていた中、どのチームに対しても簡単な試合はないということもあり、その中で僕がチームを0-0という状態にリセットすることが、ちゃんとできなかったと思います。そこはもう1回、自分自身、見直してやっていかなければと思っています。

今日はチームでも大事にしようと話しているチャンピオンシップ・ミニッツの、前半の入りと後半の終わり方に両方トライを取られました。試合の入りと試合の終りの流れはハーフタイムでのロッカーでの改善点であるし、自分たちのスタンダードでプレーできていないところも、しっかりと直していかなければいけないと思います。

セットピースに前半苦しんでいたので、後半にその精度を上げなければならず、後半の頭からフレッシュな選手に替えたというところは、必要なことだったと思います。そうやってできていた部分があった一方で、ゲームを追う展開だったので、チームとして自分たちのスキルや判断に影響があったと思います。22m以内に入って、自分たちのエラーでボールを手放すことが何回かありました。

すべてメンタルだと思います。すべての場面で勝ちたい、戦いたいというところが、今日は見えませんでした。急に1週間で悪いチームにはならないし、急にスーパーなチームにもならないと思うので、そこは一人ひとりメンタル的に変えていって、次の試合に引きづらないようにしなければと思っています。メンタル的なマインドのところが、今日は大きかったと思います。

第11節 vs. 東芝ブレイブルーパス東京 ◯ 60-21

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意識を変えるだけで、どれだけサンゴリアスらしいラグビーができるかということを、今日は選手たちが実感したと思います。口で言うのは簡単だと思うんですけれど、今日はそれをしっかり選手たちが行動で見せたと思うので、府中ダービーに勝てたことも含めて、良かったと思っています。

自分たちの強度とスピードでプレーをしたいのか、したくないのか、というところが、先週のいちばんの課題だったと思います。誰かが動いてくれる、誰かがやってくれるという意識があったということが、先週のレビューでも出ました。選手は1週間で大きく変わらないけれど、意識を変えるだけで変わる。しっかり意識をコントロールして、自分たちの持っているものを出せる、ということをレビューしながら、この1週間準備しました。

自分たちが大事にしているブレイクダウンや、動くスピード、動き出しのスピード、そういう一人ひとりが持っているものを出すか出さないか。そこはチョイスだと思うので、今日はそれを80分間通して、スタートもフィニッシュも関係なくやってみせてくれたと思いますし、そのチョイスを選ぶことが大事だと思います。

今までのフロントローの先発3人をリザーブにし、リザーブ3人を先発にしましたが、リザーブの3人もゲームの感覚を持っていて、しっかりフィニッシュできると思っていましたし、スタート出た3人はフレッシュで調子が良かったと思います。そして途中50分過ぎでの交替で、さらにチームの勢いも変わったと思います。

今日は途中で、ボールを大事にしなかった時間帯もありました。頑張ってディフェンスでボールを取り返した後に、フォワードパスなど簡単なミスがありました。そこは相手にもっとプレッシャーをかけられる場面だったと思うので、良い時にしっかり相手にプレッシャーをかけられるように、ボールを大事にするというところを、しっかりレビューしていきたいと思っています。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチのチェス(コルビ)は久々の試合でしたが、彼のスタンダードでプレーしてくれたことが、チームの勝利につながったと思います。チェスはチェスなので真似できるところとできないところがあると思うんですけれど、彼だけではなく、周りの選手もアタックに貢献したいという気持ちであったので、彼の前も空いたんだと思います。引き続きチェスらしいプレーを見たいなと思っています。

第12節 vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ ● 32-35

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ダイナボアーズさんの方が、「勝ちたい」という気持ちが強かったと思います。自分たちにもチャンスは後半にあったんですけれど、もっとボールを大事にできる場面はそれまでもあったと思うので、ボールを大事にしなかったことによって、こういう結果になったと思います。

大きなゴールに向かって、常に積み重ねていかなければいけないのですが、毎週毎週、どのチームが勝つかわからないリーグになってきているので、そういう意味で自分たちのラグビーに対して自信を持ちつつ、マインドのところを謙虚に毎週「0-0」のスコアで準備しないと、いざ戦って競った時に前の試合の感覚をひきずることになります。そこが今、いちばんの波になっているんだと思います。

0にもいろいろな意味がありますが、毎週、その週には何が大事なのか?ということを理解した上で、前の試合のパフォーマンスに満足しないというところが大事だと思います。そこが今、足りないところだと思っています。

ラグビーは動きながらそしていろいろなスキルをやりながらコミュニケーションを取らないといけないスポーツですが、ゴールキックはある程度アイソレートと言うか別のスキルだと思うので、そこで点数を取れるのはとても大きいところです。今日はそのゴールキックもそしてトライシーンも含めて、点を取りきれなかったところが多かったですね。

点を取ることも大事ですが、同時に取られては意味がありません。今日は32点を取っても最終的にそれ以上点を取られているので、どういう流れになるかはわかりませんが、攻めと守りのどっちも必要な戦いが続きますし、試合の状況も毎回変わると思います。そういう意味では、準備が足りなかったのだと思います。

ここ2試合、フロントローのスターティングとリザーブをそれまでの試合と入れ替えていますが、コーチングスタッフと選手の調子を見ながら、使うタイミングを見て、今週はアツキ(山本)が入ってきました。今週で連続6試合目ですが、今日のフィニッシャーの3人はずっとスタメンで出ていたので、入れ替えるタイミングはコーチンググループと選手の調子を見ながら判断しています。

ワイルドナイツ戦に向けては、本当にチャレンジャーとして、1週間準備していくしかありません。

第13節 vs. 埼玉パナソニックワイルドナイツ ● 34-36

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選手たちの勝ちたい意欲とスピリッツの部分は、充分に見ることができた試合だったと思います。ただこの世界は結果がすべてであり、勝つこと、最後に勝ち切るということが、いちばん求められていることです。努力とスピリッツの部分、そして戦術という自分たちでコントロールできるところは、来週に向けてしっかりと準備したいと思っています。

紙一重の部分が多かったと思いますが、今日の試合をシンプルに言えば、前半の最後の点を取られたシーン、そしてイエローカード、さらに試合の最後で点を取られたところ、つまり前半と後半の終わり方は、チームとしてもっと改善できるポイントだと思います。先週と逆の場面だったんですけれど、そこの大事な時間帯で止められなかったというところは、修正しなければいけない点です。

常に学ばなければいけないと思っていますが、チームとして勝てるところまでは行っているので、勝ち切るというところをどうしていくか。チームは試合を重ねるごとに常に良くなっていかなければいけませんし、今日も決してマイナスの方向に行った試合ではないと思っています。そこで結果を残せなかったということから学んで、次に繋げていかなければなりません。

大事な時間帯に点を取られないこと、そして点を取った後にキックオフからの簡単なエラーがあって、相手にアタックされて守りから入ったところは、絶対に修正しないといけないところです。その2つの点が今日の改善点だと思います。次の対戦相手の三重ホンダヒートさんにも別の強みがあるので、その強みを理解しつつ、自分たちのアタックをしっかり見せたいと思います。

第14節 vs. 三重ホンダヒート ● 17-24

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今日の天候が雨だということは、週の初めにはわかっていたので、濡れたボールで1週間練習していましたが、そして雨の中の試合でノックフォワードが0ということは難しいと思いますが、とくに試合の入りのところで、ボールをしっかりと大事にしなかったスタートになってしまいました。

試合の入りに関しては、一人ひとりが何かアクションを起こそうとして、基本であるボールを最後までキャッチする、ボールを最後まで見る、ということができずに、先に次のプレーを考えてしまって、ノックフォワードをしてしまうという状態でした。とくに試合の序盤は、そういうエラーが多かったと思います。

次の試合がどういう展開になるかということを考えて、準備することはできるんですが、その中で自分たちがやりたいラグビーを、その試合に勝つために、試合を通して引き出すことが大事です。とくに今日は中盤からアタックするのがとても難しかったですし、どうやって相手の22mの中に入っていくか、そして入った後にどうスコアするか、というところが、今日の試合のポイントでした。

そういう中でボールを持ったときには、相手のペナルティをもらったりしていましたし、ボールを動かしながらのキックについては、前に出ることができたと思いますが、それ以外のゲームコントロールのところは、もっと修正していかなければなりません。

最後の最後でトライが取れなかったところは、そこでのメンタルのスイッチの入れ方が課題です。実際にはゴールラインは越えているのですが、最後に置ききれずに点を取りきれなかったところも課題です。逆にそこに関して粘り強くこだわるチームとしての、相手チームのパイルアップだったと思います。いちばん大事なのは、その最後の展開まで持っていかないことだと思います。その前に17点を相手に与えてしまっていることが、あぁいう結果につながっています。

次の試合に向けては、練習でフィニッシャーの状況をもっとつくらないといけないと思います。そしてスピアーズには今シーズンの3試合目が大敗をした試合だったので、しっかりリベンジをしたいと思います。自分たちのベストを出せばどのチームにも勝てると思っていますし、それが今日出せなかったのは、自分自身、個人的にも責任を取らなければならない部分だと思いますので、しっかりスピアーズに勝つ準備をしたいと思います。

<続く>

(インタビュー&構成:針谷和昌)
[写真:長尾亜紀]

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