PRODUCTION

時間をかけた、丁寧な味わい。

Handmade

ハンドメイドでつくられる少量生産のメーカーズマークは、変わることのない製法とつくり手の愛情に育まれながら、長い歳月をかけてゆっくりと熟成されていきます。そうして生まれる味わいは、世界中で多くの人々に愛されています。

“昔ながら”が、甘みを守る。

“昔ながら”が、甘みを守る。

原材料である穀類を粉砕する、ローラーミル。手法としてはかなり古いと言われるこの旧式粉砕機を未だに使う理由は、原材料の焦げ付きを防ぎ、小麦特有のふくよかな甘みを守るためです。
言わば、原材料と機械操作のバランスを見ながらの職人技。
そんな手間をかけてこそ、メーカーズマークのやさしい甘みが生まれます。

香りのために、程よく焼こう。

香りのために、程よく焼こう。

手づくりへのこだわりは、樽にも言えること。9ヶ月間乾燥させたホワイトオーク材を用いた堅牢な樽を使用しています。
決め手となるのは、樽の火入れ。焼き尽くす手前の「アリゲーター(ワニ)の腹」と言われる四角く均一な焦げ目に調整します。この程よさが、バニラのような甘みとしなやかな香ばしさを育むのです。

樽の席替え。

樽の席替え。

メーカーズマークの貯蔵庫では、3年ごとに樽の位置を変えています。
なぜそんなに手のかかることをするのかといえば、これもまたメーカーズマーク特有のやさしい甘みをつくり出すためにほかなりません。
温度が高い最上段に置かれた樽はどうしてもタンニンの苦みが多くなるため、それぞれの樽が均等に熟成するよう考えられた大切な工程なのです。

そのバーボンは合格?

そのバーボンは合格?

仕上がり段階に行われる香りのテストは、最も大切なプロセスです。
メーカーズマークにふさわしい香りかどうかをチェックし、厳格な品質基準をクリアしたものだけが世に送り出されます。
人の手によってつくられたものは、人の手によって確かめるのがいちばん。
変わらない味を守っていくために、しっかりと確認していきます。

HANDMADEの装飾。

HANDMADEの装飾。

メーカーズマークのラベルは、いまでも蒸溜所にある古い印刷機で刷られています。このラベルにデザインされたロゴも、マークも、メッセージも、フォントも、波形の断裁形状も、妻マージーの手によるもの。
こうして生まれたハンドメイドのラベルは、今日も一本一本のボトルに貼られていきます。