イギリス人たちは当初、貴族たちにとっても当時稀少だった「ミルク」を薄めるためにウーロン茶を利用していました。しかし、徐々にその魅力にとりつかれるにつれ、ウーロン茶自体を楽しむためにミルクと砂糖を加えるようになっていきました。こうしてイギリスでのウーロン茶人気は高まっていきます。イギリスのお茶(主に岩茶を中心としたウーロン茶)の輸入高の記録によれば、1701年には30トンだったものが、1731年には370トンに、そして1751年から1760年までの10年間で10,000トン以上がイギリスに輸入されたそうです。