2026.03.30

サントリーの「10年3仕事」で拡げる"自分らしいキャリア" デジタル領域からブラマネへ踏み出した理由

サントリーの「10年3仕事」で拡げる

社内SE、デジタルマーケティング、ブランドマネージャーと、入社から10年で3つの異なる仕事を経験したサントリー食品インターナショナル株式会社の高橋茜さん。サントリーの人事施策「10年3仕事」によって見えてきた、自分らしいキャリアの描き方についてお話を伺いました。

役割の変化がもたらした、新たな視点

サントリー食品インターナショナル株式会社でブランドマネージャーとして活躍している高橋茜さん。
10年前の入社時は、大学で学んだ経営工学の知識を活かし、社内SEとしてキャリアをスタートしました。

高橋さん:自分が携わるシステムが”何のために使われ”、”会社の成長にどのように貢献しているのか”を実感したい。その想いで、システム開発を受託するSIer(エスアイヤー)ではなく、自社のビジネスに直接関わる社内SEとして活躍できる企業を軸に就職活動を行っていました。

社内SEだからこそ “自分の好きな商品を扱う会社で働きたい”。
もともと飲食店でアルバイトをしていたこともあり、就職活動は食品業界を中心に通信・金融業界など幅広くみていました。最後の決め手になったのは、「好き」という気持ちでした。

社内SEからブランドマネージャーに転身した高橋茜さん

高橋さん:「サントリーに入社したい」と心が決まった瞬間を今でもはっきり覚えています。友人と過ごす日常の中で、私はいつもサントリーの商品を無意識に手に取るくらい「好き」だと気が付いたんです。好きな商品に携わることで楽しく働けるのではないかと思い入社を決意しました。

入社直後は、宣伝システムの運用・保守をはじめ、ビッグデータを可視化するBIツールを使った開発や、自販機アプリの売り上げおよび行動データの分析などを担当。当時、ビッグデータの活用が注目されていた時期で、その潮流に乗って仕事ができることにやりがいを感じました。

日々の業務で情報に触れる中で、AIに強く惹かれ、部署内で立ち上がったデータ分析のプロジェクトに自ら手を挙げて参画させていただいたこともあります。興味のあること、やりたいことを声に出して伝えたことで得たチャンスと経験は、今の仕事にも通ずるスキルになっています。

デジタル部門時代から「やりたいことを声に出して伝え、挑戦し続けてきました」と高橋さん

社内SEとして5年間経験を積んだのち、2021年4月に旧サントリーコミュニケーションズ(現サントリーホールディングス)のデジタルマーケティング部(現デジタル推進部)へ異動。
業務内容も、システムを「つくる側」から「活用する側」へと変わりました。

高橋さん:デジタルマーケティング部では、ブランドマネージャーが利用するBIツールの開発コンサルティングや、ECサイト立ち上げ、CRMの設計・運用、新規事業開発などを担当しました。

新規事業開発では、最先端のデジタルテクノロジーについて日々情報収集をしていました。海外の展示会を回り、実際にその技術に触れる機会もありました。ここで養われた「求められる領域に応じて新たな技術を探索する力」は、仕事を進めるうえでの考え方の基盤のひとつになったと思っています。

そして、2025年4月にサントリー食品インターナショナルのブランドマーケティング本部へ配属。
次世代を担う若者のニーズやインサイトに即した商品づくりを通じて、サントリーブランドのファン層を広げることをミッションとしています。

高橋さん:私は担当ブランドのマーケティングリーダーとして、商品の開発やプロモーションの企画立案、さらには学生アンバサダー組織の運営、前部署の経験を活かしたCRMの運用など幅広い業務を行っています。

この1年で特に印象に残っているのが、1年間かけて取り組んだ学生アンバサダーとの交流です。高いポテンシャルを持つ彼らのやる気と彼らにしかない視点や発想を引き出すことを大事にしました。特定の商品への意見だけではなく、彼らと「一緒に過ごす時間」のなかに、若い世代が今何に価値を感じ、興味関心を抱いているのか、リアルなヒントがあったと思います。より深く生活者視点に近づくことができて「すごくいい取り組みができている」という手ごたえもあります。

「デジタル部門での経験がある自分だからこそ、ブランドマネージャーとしてできることがある」と話す高橋さん

社内公募でデジタル部門からブランドマネージャーへ転身

入社10年目でデジタル部門からブランドマーケティング部門へ異動した高橋さん。それまでの業務とは大きく異なる職種や事業など、環境変化を伴う「ビヨンド異動」は、社内公募がきっかけだったそうです。

高橋さん:デジタルマーケティングの仕事をするなかで、自分の得意分野であるデジタル部門で経験を積みながら専門スキルを伸ばしていくべきか、未知の分野に挑戦して自分の可能性を探ってみるべきかを悩むようになりました。

上司に相談したところ、「社内公募を利用してキャリアの幅、選択肢を広げて、考えてみたらいいかもね」とアドバイスをいただきました。迷っていた背中を押していただいて、ブランドマネージャーに応募することにしたんです。

きっかけは、デジタルマーケティング部時代に、ブランドマネージャーと関わる機会が多かったことです。成果が「商品」という形で世の中に残ることに魅力を感じました。

サントリーというメーカーに入社したからには、商品そのものに近い仕事をしてみたいという気持ちが醸成されていき、「いつか挑戦してみたい仕事」として意識するようになっていました。 やりたいことと熱意をお伝えし、25年春にビヨンド異動ができることになりました。

異動後、業務内容や求められる役割は大きく変わりました。ただ、デジタル部門で培ったスキルやノウハウをブランドマネージャーの仕事に活かせる場面が多々あると感じています。

たとえばCRM基盤を活用した顧客施策では、システムやデータ構造を理解したうえで、「どこを見るべきか」「何を改善すべきか」を考える視点が欠かせません。単にツールを使うだけでなく、その先にある顧客体験や成果まで見据える力。これはデジタル部門で培ってきた私の強みだと自負しています。

また、デジタル部門ではプロジェクト制の仕事が中心だったため、関係者を巻き込みながら目的を整理し、スケジュールを管理しながら施策を進める力が自然と身についていました。学生アンバサダーなどの年間プロジェクトで着任当初から主体的に動けたのは、これまでの経験があったからこそだと思っています。

不安や戸惑いを乗り越えて、自分の成長を楽しめるようになったそう

一方で、社内公募で希望の部署への異動を果たしたものの、当初はブランドマネージャーとしてどこまで貢献できるのかという不安もあったとのこと。

高橋さん:異動した当初は新しいことばかりで戸惑いや不安に思うことも多々ありました。ただ、「自分にはまだできないこと」や「自分が知らない領域」があること、それに向き合える、ということが自身の伸びしろに気づける・成長できるチャンスだと前向きに捉えるようになりました。

必要な知識やスキルは、充実した社内研修やOJTで学ぶことができます。困ったときや悩んだときには周囲の社員が親身になって相談に乗ってくれます。いまは、ブランドマネージャーとして自分が得意なことを見つけ、それをどんな形で発揮できるのか、自分がどんな風に成長できるのかを探りながら、楽しんでいるところです。

キャリアの選択肢を広げる「やってみなはれ」の精神

学生時代から「デジタル一筋」のキャリアを思い描いていたという高橋さん。しかし、ブランドマネージャーを経験したことで、自身のキャリアビジョンにも変化が生まれたそうです。

高橋さん:ブランドマネージャーとして自分のアイデアが商品やプロモーションとして形になり、お客様の反応として返ってくる。その手触りを感じるなかで、デジタルという枠を超えた新たな選択肢も見えてきました。

社内SE時代も様々な部署と連携して仕事をしていましたが、ブランドマネージャーになってからは、商品開発、デザイン、工場、包材、お客様センターなど、非常に多くの部署と関わるようになり、サントリーの仕事の広がりを強く実感しています。

今後の2~3年間の中期的なキャリアとして、担当する商材なども広げながらブランドマネージャーを極めたいと考えています。その後のキャリアビジョンは、ブランドマネージャーをより極めるか、デジタル領域に戻るか、はたまた新しい領域に挑戦するのか、模索中です。 それくらい興味や選択の幅が確実に広がりました。
「見える世界」が広がったのはうれしい変化ですし、ジョブローテーションのおかげだと思っています。

改めてこの10年間を振り返ると、「やってみなはれ」の精神で実現できたことがたくさんありました。自ら手を挙げ、新たなキャリアにチャレンジした社内公募はまさにその象徴です。

サントリーには、日々のコミュニケーションはもちろん、上司と一緒に自身のキャリアについて考える「キャリアビジョン面談」など自分と向き合い、意思を発信できる機会も多くあります。社員一人ひとりの「こんなことがやりたい」という声に応えてくれる環境が整っていると思っています。

うまくいかないことや難しい課題に直面することもありますが、変化や失敗を恐れずに挑戦できるのは、挑戦を後押ししてくれる「やってみなはれ」の文化があってこそだと感じています。

「自分のキャリアパスが、だれかの選択肢の幅を広げる後押し」になればと話す高橋さん

さらに、10年3仕事を通じて、さまざまな業務を経験している社員が多いこともサントリーならではの魅力だと高橋さんは話します。

高橋さん:私の周囲にも、多様な価値観やバックグラウンドをもつ社員が大勢いらっしゃいます。部署や立場を超えて気軽に相談しあえる風土も根づいていて、日々の業務のなかでお互いの知見や経験をスピーディーに活かせる点は、サントリーの強みのひとつだと思います。自分だけでは思いつかなかった視点や考え方に触れる機会も多いので、自身の視野を広げ、引き出しを増やすことにも繋がっています。

システムエンジニアからブランドマネージャーへの転身は、比較的珍しいキャリアパスかと思います。後輩や就活生の皆さんには、「こういう選択肢もアリなんだ」と、自分らしいキャリアビジョンを考える参考にしていただけたらうれしいですね。

※社員の所属・役職、内容は取材当時のものです。
編集:サントリーホールディングス株式会社 人財戦略部

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高橋 茜

高橋 茜Akane Takahashi

サントリー食品インターナショナル株式会社
ブランドマーケティング本部機能ドリンクグループ

2016年にサントリーシステムテクノロジー株式会社に入社。社内SEを経て、2021年にサントリーコミュニケーションズ株式会社デジタルマーケティング部(現サントリーホールディングス株式会社デジタル推進部)へ異動し、BIツールの開発コンサルティングやCRMの設計・運用などを担う。2025年4月より現職にて、新商品開発、キャンペーン開発、学生アンバサダー活動、CRM基盤運用を担当。

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