2025.09.16

社歴や知識よりスタンスが大事。「デジタル」で体現する"やってみなはれ"の精神

社歴や知識よりスタンスが大事。「デジタル」で体現する

サントリーのデジタル&テクノロジー部門で活躍する社員を特集する本シリーズ。第4回目は、IT分野の企業からキャリア採用でサントリーに入社した、サントリーウエルネス株式会社 サービス推進部で「Comado」を担当する植野浩佑さんに、具体的な仕事内容やキャリアの変遷、部署の魅力についてお話を伺いました。

「モノ+サービス」を可能にした、健康アプリ「Comado」

サントリーが掲げる「『人間の生命の輝き』をめざす」という理念のもと、サプリメントやスキンケア商品などを製造・販売するサントリーウエルネス株式会社。そのデジタル部門を牽引する若きリーダーとして活躍しているのが、サービス推進部の植野さんです。

植野さんは、IT領域の企業から2022年にサントリーウエルネスに入社。植野さんは、IT領域の企業から2022年にサントリーウエルネスに入社。

植野さん:私はサントリー入社以降、健康行動促進アプリ「Comado」に継続して携わってきました。

チームに参加したのは、社内でテスト版のリリースが行われた直後の2022年11月。当初は、健康行動でポイントが得られる「アクションポイント」の機能はまだ導入されておらず、その企画・構築のプロジェクトに任命されたのがスタートでした。

その後は、フィットネスコンテンツの企画制作や、機能開発・改善チームのリーダーなども兼任し、現在は企画全体を統括させてもらっています。

「Comado」は体の悩みに合わせた健康行動を気軽に習慣化しながらポイントが貯まる、サントリーウエルネスクラブ会員向けの無料アプリ。2023年9月のローンチから1年半で、80万DLを突破(2024年9月時点)。(提供:サントリーウエルネス株式会社)「Comado」は体の悩みに合わせた健康行動を気軽に習慣化しながらポイントが貯まる、サントリーウエルネスクラブ会員向けの無料アプリ。2023年9月のローンチから1年半で、80万DLを突破(2024年9月時点)。(提供:サントリーウエルネス株式会社)

この9月で本リリースから丸2年が経った「Comado」。利便性の向上はもちろん、コンテンツや機能を拡充しながら、さらなる進化を続けています。

植野さん:サントリーウエルネスは、健康食品業界のリーディングカンパニーとして「セサミン」や「ロコモア」といった健康食品や化粧品・美容商品を、年間延べ200万人超のお客様にお届けしています。

それらの商品に加えて、「モノ」だけでなく「サービス」を提供することで、お客様のウエルネス向上に貢献したいという思いから生まれたのが「Comado」です。

「Comado」ではプロのインストラクターが監修した簡単なフィットネスレッスンの配信や、体の健康知識に関する記事やクイズなどコンテンツの配信。(提供:サントリーウエルネス株式会社)「Comado」ではプロのインストラクターが監修した簡単なフィットネスレッスンの配信や、体の健康知識に関する記事やクイズなどコンテンツの配信。(提供:サントリーウエルネス株式会社)

植野さん:たとえば、「ロコモア」をご愛用くださっているお客様は、「健康な脚力を維持したい」という気持ちを持っていらっしゃる方が多いと思いますが、その先には「ウォーキングをみんなで楽しみたい」「もっとアクティブにお出かけしたい」といった想いがあるはずです。

「Comado」のユーザー参加型コンテンツを使って、日本中のユーザーとの「つながり」を感じていただいたり、落語会やスポーツ観戦などのリアルなイベントにご招待して、実際にお出かけを楽しんでいただく機会を提供できれば、お客様にとってのサントリー商品や企業の価値を何倍にも高められると考えています。

キャリア採用で、2022年にサントリーウエルネスに入社した植野浩佑さん。「Comado」の企画統括のリーダーを担当

植野さん:単に「モノ」を売って終わりではなく、お客様の本当の想いを「サービス」の面でも叶えられる仕組みづくり――そのためにデジタル分野で貢献できることはまだまだたくさんあります。

アプリの利便性を高めることはもちろん、体だけでなく心のウエルネスにも貢献できるようなコンテンツを考えて実装していくことも、我々の重要な使命だと思っています。

風通しの良さとフットワークの軽さが魅力の「サントリーウエルネス」

前職では、デジタルマーケティング領域でのクライアント支援などを行っていた植野さんですが、入社前と実際に入ってからでは、サントリーのイメージが大きく変わったといいます。

植野さん:サントリーへの入社前は、大企業にありがちな「硬さ」があるのかなと思っていたのですが、入社してみるとまったくそんなことはありませんでした。社内の風通しがよく、キャリア採用でも若手でも、自分がやりたいことを起案する場がたくさんあり、ある意味でスタートアップ企業やベンチャー企業のようなフットワークの軽さすら感じました。

とくに、私が所属しているサービス推進部は「キャリア採用」のメンバーがほとんどで、さまざまなバックボーンを持つ人が集まって構成されています。

「Comado」のキックオフでは、パートナー企業とともにもメンバーが集まって一致団結。(提供:サントリーウエルネス株式会社)「Comado」のキックオフでは、パートナー企業とともにもメンバーが集まって一致団結。(提供:サントリーウエルネス株式会社)

植野さん:とはいえ、「Comado」の立ち上げに向けて社内外からリソースを集めて、ダイナミックに開発を進めてきたという意味では、「やってみなはれ」精神を持つ「サントリーらしい部署」と言えるかもしれませんね。

また、長期計画はもちろんあるのですが、短期スパンで「これをやってみて、ダメだったら次はこう変えよう」といった方向転換が軽やかにできるのも、サントリーのデジタル分野の特徴だと思います。「やってみなはれ」と「デジタル」の掛け算が、それをより加速させているのかなと感じますね。

社内だけでなく、パートナー企業とも密接に連携しながら、ワンチームで進めていくアプリ開発。植野さんは企画統括のリーダーとして、メンバーとのコミュニケーションをもっとも大事にしているそうです。

植野さん:部署には新卒入社の社員が少なく、メンバーはこれまでにやってきたこともさまざまなので、個々人での細やかなコミュニケーションは大切です。もちろん、全体会議などで大筋の戦略や方向性のすり合わせはしていますが、その場だけでは汲み取りきれない個人の考えや思いなども、1on1のミーティングを通してヒアリングする機会を設けています。

部署の年齢層としては30代前後の人がもっとも多く、比較的若いメンバーを中心にプロジェクトをゴリゴリと進めている毎日です。

企画統括の業務として、UI・UXチーム、コンテンツチーム、集客チームなど、幅広い範囲のメンバーのマネージメントも担当。チームをまとめるためにもメンバーとのコミュニケーションを一番大切にしている。企画統括の業務として、UI・UXチーム、コンテンツチーム、集客チームなど、幅広い範囲のメンバーのマネージメントも担当。チームをまとめるためにもメンバーとのコミュニケーションを一番大切にしている。

植野さん:社歴や年齢を問わず活躍できる機会があるのも、サントリーのデジタル部門の特徴かもしれません。

身近な例では、「Comado」にパーソナライズ機能を実装しようというプロジェクトで、プログラミング経験がなかった新卒3年目の女性がリーダーに抜擢され、半年ほどで機能のローンチまで進めるという大活躍をしているメンバーもいます。

仕事を進めるうえでは、スキルや経験よりは仕事との向き合い方のほうが大事だなと感じます。

知識やスキルは後からいくらでも身についてきますし、補ってくれるメンバーもいます。それよりも、「やりたい」という気持ちを強く持って、他人を巻き込みながらどんどんアクションを起こせる人ほど、結果的に成長や活躍につながっていますね。

サントリーの“やってみなはれ”は「デジタル」にこそある

IT・デジタル技術が加速度的に進化する社会において、デジタル&テクノロジーの利活用を積極的に進めているサントリー。植野さんのような「デジタル人材」の活躍の場は、ますます広がっています。

植野さん:サントリーグループ全体でのデジタル領域は、今後さらに注力していく必要のある分野だと感じています。「Comado」のノウハウが、今度はサントリーグループの別のプロジェクトに横展開されることもあると思いますし、デジタル人材の「活躍の場」はさらに増えていくはずです。

サントリーウエルネスの事業は、今はオフラインを中心とした通信販売でシニア層からの需要も多く、そういった方々により良い購買体験を提供できていることが強みでもあります。ただし、デジタルに慣れた人たちが今後どんどん増えていくことで、「オンラインのほうがラクだよね」というユーザーのデジタルシフトも間近に迫っていると感じています。

キャリア採用で、2022年にサントリーウエルネスに入社した植野浩佑さん。「Comado」の企画統括のリーダーを担当

植野さん:今後、AIの普及によってお客様の購買体験もさらに変わっていくはずで、アプリ内でのAIとの雑談のなかで注文が完結し、もはやウェブサイトすら使わない……という世界もあり得ると思います。

こういった急スピードの変革のなかで、お客様にとってより良い購買体験をどのようにつくっていくかは、今後の重要なテーマであり、私たちがいちばんに着手していきたいフィールドでもありますね。

※社員の所属・役職、内容は取材当時のものです。

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植野浩佑

植野浩佑Kosuke Ueno

サントリーウエルネス株式会社
サービス推進部

前職はデジタル領域でのコンサルティング、コンテンツの企画制作、システム開発等を行う情報・通信会社にて、クライアントのデジタルマーケティング支援等を担当。2022年11月、サントリーウエルネス株式会社に入社後、サービス推進部で健康行動促進アプリ「Comado」の企画全体統括や、プロジェクトリーダー等を務める。

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