山崎蒸溜所便り
【山崎蒸溜所】桜のフォトレポート~桜舞う山崎蒸溜所とつくり手たち~
2026年4月16日
こんにちは、水野めぐみです。
春を迎え、今年も山崎蒸溜所の桜が満開となりました。今回は、毎年恒例の桜の様子をフォトレポート形式でお伝えするとともに、後半では今後の取り組みについて、つくり手インタビューをお届けします。

やわらかな灯りに照らされる夜のソメイヨシノ
皆さまをお迎えする蒸溜所の入口では、今年もソメイヨシノが大きく咲き誇りました。
満開の時期はもちろん、散り始めには花びらが舞う様子も美しく、私たちも日々、季節の移ろいを感じています。風に乗って花びらが舞う光景に、思わず足を止めて見入ってしまいました。

ウイスキー館横の遊歩道のヤマザクラ
ウイスキー館横の遊歩道でも桜を楽しむことができました。
ウイスキー館を背景に、可憐に咲くヤマザクラが印象的で、落ち着いた風景の中にやわらかな彩りを添えています。歩みを進めるごとに景色が移ろい、ゆったりとした時間が流れているのを感じました。
庭に咲くシダレザクラ
裏庭では、山崎の竹林に囲まれるようにシダレザクラが咲きました。
ここでは、名水のせせらぎや竹林の笹が風にゆれる音とともに、自然に包まれた穏やかなひとときをお楽しみいただけます。耳を澄ますと、水の音と鳥の声が重なり合い、心地よい静けさに包まれます。
鳥居にかかるソメイヨシノ
椎尾神社では、ソメイヨシノが鳥居に寄り添うように咲き誇りました。
時折舞い落ちる花びらが、神社の静謐な雰囲気を引き立てています。歴史ある空間と桜が織りなす景色に、山崎ならではの趣を感じました。
ここまで、山崎蒸溜所の桜の様子をフォトレポート形式でご紹介しました。
満開の桜は春の訪れを感じさせるとともに、日本の四季の美しさを改めて実感させてくれます。
ここからは、日々ウイスキーづくりに向き合うつくり手の声をお届けします。
醸造グループで10年間ウイスキーづくりに携わっている近藤さんに、今後の取り組みや目標についてお話を聞きました。

今後の展望を語る近藤さん
水野「まずは、近藤さんの入社のきっかけと現在の担当業務について教えてください。」
近藤「私は高専出身で、自分がつくったものがお客様に届く仕事がしたいと考えていました。当時、サントリーは『響』などのウイスキーが海外のコンペティションで評価されており、世界に向けて価値を届けている点に魅力を感じました。国内にとどまらず世界に向けて仕事ができる点に惹かれ、2017年に入社しました。」
水野「現在はどのようなお仕事を担当されているのですか?」
近藤「仕込み・発酵・蒸溜といった醸造工程全体に携わっています。蒸溜室の横にある部屋で、モニターを通じて生産状況を管理する情報生産システムの担当です。」
蒸溜工程を含む醸造の現場において、日々の品質を安定して支えているのが近藤さんの役割です。現場とシステムの両面から、ものづくりに向き合っています。
水野「山崎蒸溜所に対して、入社前と入社後でイメージの変化はありましたか?」
近藤「入社前は、伝統を大切にする"職人の現場"という印象が強くありましたが、実際に働いてみると、伝統を守りながら日々の積み重ねを大切にしつつ、変化にも柔軟に対応し、若手の意見も積極的に取り入れている現場だと感じました。」
水野「世代を超えて意見を出し合う環境なのですね。」
近藤「はい。ベテランから若手まで一緒に考えながら、より良いものづくりを目指しています。」
伝統と革新の両方を大切にしながら積み重ねていく姿勢が、山崎蒸溜所ならではの品質を支えています。続いて、日々の取り組みや今後の目標について聞きました。
近藤「生産量が増える中で若手社員も増えてきているため、部署全体が働きやすい環境を整えていきたいと考えています。」
水野「具体的にはどのような取り組みでしょうか?」
近藤「現在、担当している情報生産システムの改善を進める中で、効率化や省力化につながる取り組みを検討しています。作業負荷を軽減し、余裕を持って仕事ができる環境を整えていきたいです。」
こうした取り組みは、働きやすさの向上だけでなく、品質の安定やさらなる向上にもつながっていきます。
水野「つくり手として、お客様にどのようなことを感じてほしいですか?」
近藤「現場では、より品質の高いウイスキーをお届けし、お客様に感動していただくために、日々試行錯誤を重ねています。今の品質に満足するのではなく、さらに良いものを目指して取り組んでいきたいです。」
日々の見えない積み重ねが、ウイスキーの味わいへとつながっていることを、改めて実感しました。
水野「日々の工程でも細かな工夫があるのですね。」
近藤「はい。仕込みや発酵の段階でもサンプルを取り、味わいの変化を確認しています。特に温度の影響が大きいため、天気予報を見ながら調整するなど、細かな管理を徹底しています。」
水野「最後に、山崎で受け継がれている想いについて教えてください。」
近藤「何かトラブルが起きた際も、自分の勤務中に起きたことは最後までやりきるという姿勢を、先輩方の背中から学びました。言葉ではなく行動で受け継がれているものだと感じていますし、今はそれを後輩に繋いでいく立場だと思っています。」
現場で受け継がれてきた責任感や姿勢が、今の山崎蒸溜所のものづくりを支えているのだと感じました。
今回は山崎蒸溜所の桜の様子とともに、つくり手のインタビューをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。
山崎蒸溜所にご来場の際には、つくり手たちの想いを感じながら、季節ごとに移ろう景色にもぜひご注目ください。
【お知らせ】山崎蒸溜所のご来場には事前予約が必要です。詳細につきましては、山崎蒸溜所のサイトをご確認いただき、ご予約のうえご来場ください。
