SPIRITS of SUNGOLIATH

スピリッツオブサンゴリアス

ロングインタビュー

2026年4月24日

#1011 ピエリッチ シーバート 『ボールキャリー・タックル・ブレイクダウン』

2試合連続で8番を背負ってデビューしたシーバート選手。2試合目には初トライを含む2トライを挙げ、今後への期待が高まるシーバート選手が目指すラグビーは?(取材日:2026年4月下旬)

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◆プレーできるチャンスをもらえた

――2試合目の出場での初トライ、おめでとうございます

ありがとうございます。まずプレーできるチャンスをもらえたことが嬉しかったですし、とても楽しめました。

――デビューしたヒート戦ではフル出場しましたが、この時は2試合目よりも嬉しかったですか?

デビューの試合は、更に嬉しかったですね。途中で交代するかと思っていましたが、80分間プレーできたことも嬉しかったですね。

――フィジカルは問題ありませんでしたか?

試合が終わった後は少し身体が重かったんですが(笑)、その日は雨で寒かったので、天候的にも助かりました。

――これからは暑くなりますね

そこは慣れていくしかないと思っています。

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◆本当に嬉しかった

――昨シーズン入団して、今シーズンにデビュー。自分が思い描いていたストーリーでしょうか?

毎週、試合のメンバーに選ばれたいと思っていましたが、まず昨シーズンはチームに慣れることを意識していました。毎週、毎日、チームに馴染めるように、感覚を掴めるように意識していました。

――チームに馴染むためには、具体的にはどういうことをやるんですか?

先輩たちの動きを見たり聞いたりして、同じ強度であったり、自分の最大限の能力を発揮することを考えて、何かあれば質問をするようにしていました。

――大学から日本に来て、その時からそれは気をつけていることですか?

大学では少し違いました。サンゴリアスとは環境も雰囲気も違いましたし、怪我をして2年くらい出られませんでした。

――初めての海外で日本の大学を選んだのは?

日本に来たかったんです。その時はあまり日本のことは詳しくなかったんですが、日本でワールドカップがあって、インタビューなどを聞いても、日本はとても良いと皆言っていました。たまたま日本に来るチャンスがあり、良い機会だと思いました。日本の大学には、日本のリーグワンのチームに参加するために来ました。

――その時にサンゴリアスに入るイメージがあったんですか?

もちろんサンゴリアスのことも知っていましたし、あとは大学と比較的近いワイルドナイツのことも知っていました。サンゴリアスは本当に良いチームだと知っていたので、実際にサンゴリアスと契約できたことは嬉しかったです。最初は練習生として1~2週間いたんですが、その時には練習試合がありませんでした。そこでもう1ヶ月残れないかという話があって、練習試合に参加して、最終的にオファーをいただきました。本当に嬉しかったです。

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◆フィジカルは自分の強み

――何歳からラグビーを始めたんですか?

たしか5歳です。周りの男の子たちは、全員ラグビーをやっていました。

――南アフリカ代表は今ワールドラグビーが発表している世界ランキングで1位ですが、それはなぜだと思いますか?

みんながラグビーをしていて、みんなラグビーが好きで、そういう文化があります。ほとんどの高校がプロフェッショナルなプログラムを持っていて、僕が行っていた高校では、当時はサンゴリアスよりも素晴らしい施設を持っていて、プロになりやすい環境がありました。そして、みんながそういう思いを持っているので、仮にプレーはしていなくても見るのが好きだったりする人は大勢います。

――5歳からラグビーを始めて、ラグビーのどこに惹かれましたか?

やっぱりフィジカルのところです。それは自分の強みでもあります。そして友だちがみんなラグビーをやっていたので、仲間と一緒にできるところですね。

――ラグビーを自分の仕事にしようと思ったのはいつ頃ですか?

16歳の時に地区代表に選ばれて、その時にプロになりたいと思いました。

――そして日本でプロになり、ひとつの目標が達成したわけですが、次の目標は何ですか?

今はサンゴリアスに居続けることですね。毎週、自分のポジションを守り続けること。このチームには良いバックローの選手がたくさんいるので、今のポジションを守りたいと思っています。

――もっと将来は、日本代表を目指したいですか?

チャンスがあれば目指したいです。

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◆ブルトン

――ポジションはずっとバックローですか?

何回かサンゴリアスでウイングをやりました(笑)。それ以外はずっとフランカーかナンバー8です。

――バックローの面白さは?

ボールキャリーが多いことです。あとタックルにたくさん入るポジションで、ゲームに関与することが多いポジションです。

――シーバート選手にぶつかると痛いという話がありますね

南アフリカの選手は、みんなそうだと思います(笑)。南アフリカの選手は強くて大きいだけじゃなくて、硬いということもあると思います。

――それは骨ですか?筋肉ですか?

いや、分からないです。南アフリカの料理に、ブルトンという干し肉料理があります。それを食べているから、強いんだと思います(笑)。干し肉をそのまま食べるんです。

――ブルトンは日本でも食べられますか?

日本ではビーフジャーキーは聞いたことがありますが、ブルトンは以前、サンゴリアスのコーチ陣に作り方を教えて、コーチたちが作っていました。

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◆見て学ぶ

――コーチからはショーン・マクマーン選手みたいという話を聞きました。サイズもほぼ同じだと思いますが、似ていますか?

ショーンは僕よりも良い選手だと思います。サンゴリアスに入ってから、見山さん(範泰/S&Cコーチ)に「ショーンみたいになる」と言われ、「彼が何をやっているか、それを見て学ぶといいよ」と言われました。

――見て学んでいるんですか?

そうですね。あまり喋るというよりも、どういうことをやっているのかを見て真似しています。

――同じ南アフリカのチェスリン・コルビ選手についてはどうですか?

たくさんではありませんが、たまに話をします。僕はあまり、みんなに積極的に声をかけるタイプじゃないんです。

――口ひげが似合っていますね

なぜ口ひげがあるのか、理由はわかりません(笑)。南アフリカでは普通で、通常、13歳や14歳の頃から顎ひげが生え始める人もいますし、兄はもっと大きなひげを持っています(笑)。

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◆もっとタックルに

――出場した2試合、自分ではどんな出来でしたか?

良かったと思います。試合には負けてしまいましたが、悪くはなかったと思います。

――より良くするための課題はありますか?

ディフェンスについてはスティールだけじゃなく、もっとタックルに入っていきたいと思っています。あと、ラインアウトディフェンスでのコネクションのところは、もっと良くしていかなければいけないと思っています。

――次のスティーラーズ戦はとても大事な試合ですが、出場したらファンにはどういうところを見て欲しいですか?

フィジカルに、良いボールキャリー、良いタックル、良いブレイクダウンをする。そういう姿を見て欲しいです。

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(インタビュー&構成:針谷和昌/通訳:木俣俊祐)
[写真:長尾亜紀]

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