SPIRITS of SUNGOLIATH

スピリッツオブサンゴリアス

ロングインタビュー

2026年3月27日

#1007 ショーン マクマーン 『強くなりたい、速くなりたい』

強さと速さを発揮するマクマーン選手。山あり谷ありのシーズンを乗り越えるマインドについて訊きました。(取材日:2026年3月下旬)

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◆もっとパワフルに

――足が速いですね

速くなろうとしています(笑)。バックスほどではありませんが、そこは上手くいっているんじゃないかと思います。

――以前から速いですよね

いや、僕が求めているほどじゃありません(笑)。チームの中でも真ん中くらいかなと思います。

――もっと速く走りたいですか?

はい、それはいつもそうです。強くなりたいと思うことと一緒で、常に速くなりたいと思っています。

――チームからウイングでのプレーを求められたらどうしますか?

それは、もちろん、イエス(笑)。

――マクマーン選手がウイングでプレーする姿を見たいですね

リザーブがフォワード6人、バックス2人の時は、もしかしたら可能性があるかもしれませんね。

――速くて強いのでラインブレイクが多いと思いますが、"強く走る"ということは常に意識しているんですか?

ボールキャリーのところは自分自身、誇りに思っていて、もっとパワフルにしたいと思っています。特に怪我から復帰した後は、チームを前に出させるためにもパワーランニングを意識していて、そこはシーズンを通してチームに勢いを与えられているんじゃないかなと思います。

――走ることとパワーを出すことでは、どちらが好きですか?

難しいですね。両方欲しいですよね。マインドセットとしては、ただ単に相手にぶち当たっていくというわけにはいかないので、クイックでシャープであり、スペースを見つけてそこからパワフルに突っ切れるような感じなので、両方なんですよ。

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◆僕の性格的にもフォワード

――過去にウイングを選択する可能性もありましたか?

いや、ずっとフォワードです(笑)。

――フォワードとしてパワフルに走ることも魅力的だったんですか?

ずっとフォワードをやっていて、僕の性格的にもアグレッシブにパワフルにプレーする。やっぱりフォワードはそういうプレーが出せるポジションだと思います。

――常に100%を出して、身体の方は更に成長していますか?

やっぱりプレー時間が増えれば増えるほど、身体は鍛えられます。シーズンの後半に入ってきていて、チームが上手くいくことがいちばん大事なので、そこのバランスが大事です。チームから80分間のプレーを求められるのであれば、80分間全力を出しますし、フィニッシャーとしての役割を求められているのであれば、その役割を果たします。

――シーズンが後半になっていくにつれてよりパワフルになっていくんですか?

パワーをタンクに貯めていくような、蓄積していくような、もちろん身体のメンテナンスもしながら、シーズンの後半でも力を発揮できるようにメンテナンスしていくことも大事になります。

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◆小さな目標、大きな目標

――怪我で2シーズンほどプレーできなかったことを考えると頼もしい限りですが、プレーできなかった間は、どのように自分自身と戦っていたんですか?

とても難しい期間でした。精神的にもつらかったですし、チームの中にいても孤立を感じてしまいます。家族やコーチ、選手たちには感謝しきれません。みんなが助けてくれて、このレベルまで戻ることができました。ただこのレベルではまだ満足していなくて、もっとレベルアップできると思っていますし、常に向上させていくことが大事だと思います。

――大変な時期には、何を目標に取り組んでいたんですか?

さまざまな怪我の中で、それぞれ難しいものがあって、またタックルができるようになるのかとか、それぞれの怪我で難しい部分がありました。チームのために戻りたい、クラブのために戻りたいというマインドセットでやっていました。週ごとに目標を作って、今週はこれを達成する、リハビリのこのメニューができるようになるとか、ステップを踏んでいって、チームに戻るという目標を達成するために取り組みました。そこで迷子になってしまうと、なぜラグビーがやりたいのかなどの迷いが出てしまうので、小さな目標を設定しながら、チームに戻るという大きな目標を設定してやりました。

――毎日、その小さな目標を達成していったんですね

そうです。小さい目標を達成していくことによって、最終的に大きな目標を達成する、自分がやりたいプレーができるようになっていきます。

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◆もっとできたんじゃないか

――そういうことを経て、復帰した試合ではどんな気持ちでしたか?

いろいろな気持ちがありました。緊張もありましたし、ちゃんと準備ができたか、怪我した個所の準備は大丈夫か、肺や心拍数は大丈夫か、これまでやるべきことはやってきたし、可能なことはすべてやってきたけれど、やはり心配事はありました。けれど、試合に出て1発目のコンタクト、1発目のランをやってしまえば、自転車と一緒で一度乗ってしまえばその後は行けるという感じでした。自分としては100%出せる状態になっていましたが、そこがないと自分ではありません。

――その気持ちは、いま試合に臨むときも一緒ですか?

毎試合、そういう気持ちです。まず自分の100%を出すこと、週末の試合に向けてしっかりと準備をすることが大事です。

――怪我の後は、怪我をしないようにかなり気をつけたんですか?

最初の練習試合ではそうだったかもしれません。けれど、その後は試合に向けた絶対の準備をして出し切ることを考えていたので、いちばん最初だけはそうでしたね。そこを達成できれば、あとは大丈夫だと思います。

――もう怖くないということですか?

ちゃんと大丈夫か、十分に準備ができたかって頭の隅には出てくることはあります。怖いというのとはちょっと違います。

――試合でプレーができて、勝とうが負けようが、喜びがあるということですね

自分には厳しいので、もっとこうできたんじゃないか、良いパフォーマンスだったけれどもっとできたんじゃないかって。最終的にはチームが勝つことなので、それに向けて自分はもっとできたんじゃないかって振り返ります。

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◆ゲインラインを切る

――ダイナボーズ戦の敗戦、80分間プレーした選手のひとりとしてどうでしたか?

本当に残念です。試合の中でスイッチが切れてしまう時間帯があり、相手チームはそこを有利に使っていました。やはり負けはチームとしても残念ですし、負けたくありません。チームとして、個々として、ミスタックルやタックルで仕留め切れていない時とか、そういう細かいところが積み重なっていってしまうので、そういうところを直していかなければいけません。

――自分自身の課題はありますか?

たくさんあります。ボールキャリーは毎週積み上げていきたいと思っていますし、絶対にそこはベターを狙っていきたいと思います。パスやオフロード、特にラインブレイクした時にもう一度チャンスをつくる。あとディフェンスでは身体をスクエアに持って行って、しっかりゲインラインを切って相手をタックルする。そういうゲインラインを切ることは、アタックでもディフェンスでも両方です。

――昨シーズンと比べるとチームの状態は良くなっていると思うんですが、マクマーン選手から見て、この先のシーズンではどういうことが待っていると思いますか?

昨シーズンよりも良くなっていて、選手もスタッフもみんなが勝利のために努力をしていて、勝利も掴んでいます。先ほど言ったように、先週の試合のような小さいミスでやられてしまうので、そこは改善していかなければいけません。そういうところを10%や15%を上げることで優勝するチームになると思っています。

――長くチームに在籍していますが、今はチームの中でリーダーの役割もありますか?

リーダーというよりも、身体で示すようにしています。響グループ(リーダーグループ)がありますし、僕としては自分の仕事をして、しっかりと身体で表現して、必要あれば発言しますし、アドバイスが必要であれば、必要な人に話すようにしています。それは僕の性格でもあるし、チームから求められているところが、そういうところかなと思います。サム・ケインやイジー(イザヤ・プニヴァイ)など、大きな役割を補える選手たちがいますからね。

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◆勝負のところでは荒々しくいく

――マクマーン選手は、普段は明るいけれど、試合になるととてもクールですね

グラウンドに出たら自分の仕事をしたいので、グラウンドに入った瞬間にスイッチが入ります。勝負のところでは荒々しくいくことが好きですね。

――身体で示すということは、マクマーン選手がサンゴリアスということですか?

イエス。プレーするためにちゃんと練習して、サンゴリアスのスピリッツである、PRIDE、RESPECT、NEVER GIVE UPをグラウンドで示す。チームだけじゃなく自分のためにも、そして自分の子ども、妻、家族のためにも、観てくれている人全員にそれが伝わるようにしたいと思っています。

――次のワイルドナイツ戦に向けて、ターゲットは?

チームとしては勝つこと。前回の対戦ではとても惜しいところまで行きました。僕としてはしっかりと良いパフォーマンスを出して、自分の役割を遂行することによって、チームの勝利に貢献したいと思っています。

――第6節では30対31で敗れたので、次こそは勝ちたいですよね

自分たちにしっかりフォーカスして、やるべきことをやって、前回のレビューをして、次の試合に向けてしっかりとプレビューして、あとは選手たちがやるべきことをやるだけです。

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(インタビュー&構成:針谷和昌/通訳:木俣俊祐)
[写真:長尾亜紀]

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