SPIRITS of SUNGOLIATH

スピリッツオブサンゴリアス

ロングインタビュー

2026年2月20日

#1002 パトリック・ヴァカタ 『アタックでラインブレイク』

リーグワンにデビューした埼玉ワイルドナイツ戦も、続く初トライの浦安D-Rocks戦も、後半26分からの短い出場ながらその存在をアピールしたヴァカタ選手。勢いに乗る期待の新人に、目指すところを訊きました。(取材日:2026年2月中旬)

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◆トライはみんなのおかげ

――試合後の練習初日、全体練習後の個人練習でダッシュを繰り返し、タックル練習も数多くしていましたね

はい、そうです。浦安戦も時間としてはぜんぜん出ていないので、その分を走っていたり、試合後は2日間オフだったので、そういう練習に取り組みました。個人練習は自分のためですし、それがチームのためにもなるので、タックルやキャリーの練習をしたり、レベルアップするために足りない部分に取り組んでいます。その時々によって、やることは違ってきます。

――今のテーマは何ですか?

特にディフェンスのところです。もっとタックルができるように練習したり、少し前に怪我をしたので、肩を怪我しないようなタックルの仕方を練習したりしています。

――浦安D-Rocks戦では良いスティールもありましたね

練習ではあまりなかったので、試合でそういうプレーができて、まぁ何故かはわからないですけれど、自分のリアクションでボールが出てきて、バーンっていきました(笑)。

――そしてトライも取りました。勢いのあるトライでしたね

まあそうですね(笑)。あのトライはみんなのおかげで、自分が最後にトライを取ったという形でした。みんなのおかげで良かったです。

――トライを取ることは自分の役割だと思っていますか?

自分の役割でもありますし、誰でも取らなければいけないと思います。

――「みんなのおかげ」という良い状況を見極めてそこに行くとか、良い状況にしようと思ってやっていることがトライに繋がっていると思いますが

それもあったので、ゴール前なのでハングリーなマインドを持ってアグレッシブに、ボールを持ったら絶対に前に出られるように、キャリーだったら絶対に前に出られるようにと考えてやっています。

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◆良かったとは言いたくない

――試合に臨む時に他に意識していることはありますか?

自分がディフェンスだったら、絶対に相手を前で止めること。アタックの時は、ボールキャリーで絶対にゲインラインを切ること。それらを常に意識して臨んでいます。サンゴリアスに入ってからは、アタックでもディフェンスでも、アグレッシブ・アタッキング・ラグビーができるようにしています。

――それで言うと、浦安D-Rocks戦は良かったんじゃないですか?

まぁ、良かったとは言いたくないですね。まだまだです。練習で修正して、また試合で頑張っていきたいです。

――まだプレー時間は短いですが、先発ということも考えていますか?

先発だと久しぶりになるので緊張すると思います(笑)。緊張するけれど出られたら嬉しいですね。

――もっとプレー時間を増やしたいですか?

そうですね。でも先発でもリザーブでも、サンゴリアスのジャージを着ることができたら嬉しいですね。

――長い時間プレーすることへの自信はありますか?

自信はあります。

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◆フットワーク

――いま目指していることは?

アタックではゲインラインを切る、ラインブレイク、いろいろなことができますよね。それを目指します。ディフェンスでは、前に出て相手のアタックを止められるように。

――スティールはどうですか?

そこも狙っています。

――スティールのコツはありますか?

まぁ、できたらスティールする、という感じですね(笑)。そこはそんなに考えていないです。

――ゲインラインを切るコツは?

フットワークですね。フットワークを使って相手をハンドオフしたり、自分のスキルを使うことです。

――フットワークやスキルは自分の強みですか?

ストロングポイントでもありますね。

――それはいつから強みだったんですか?

日本に来てからちゃんとラグビーの練習をして、そこからレベルアップしていって、いろいろな先輩からアドバイスをもらっていたので、それを試合で使ったら、結果が良かったですね。それで良かったところは、続けてやってきました。

――高校からですか?

高校からですし、大学でもそうでした。

――ラグビーはこうすれば良いんだと分かったのはいつ頃ですか?

高校3年生くらいからレベルアップしていきましたね。

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◆速いラグビー

――ではその時から、大学でも社会人でも、日本でラグビーをやろうと思いましたか?

考えましたね。先輩たちも進んだ道だったので、日本を選びました。

――日本にいた方が自分のラグビーがより良くなると思ったんですか?

そうですね。日本はキツい練習があるので、強くなるためにはシンドイ練習をやらなければいけないと思いました。

――いまラグビーをやっていて楽しいんじゃないですか?

楽しいですね。トライを取った後にみんなが集まってくれるので、それは楽しいですね。

――みんなが喜んでくれることが良いという感じですか?

誰がトライ取っても、みんなが喜んでくれるので、そういうシーンを見るのが楽しいですね。トライだけじゃなくて良いプレーをした時とか、絶対にみんなが盛り上がってくれるので、それが楽しいですね。

――日本に来て8年になりますが、日本のラグビーの楽しいところはどこですか?

速いラグビー。日本代表と他の代表と比べると、サイズは他の国の代表の方が大きいので、同じテンポでラグビーをしてもキツいと思います。速いテンポを使ってボールを動かしたり、相手を動かして、相手が疲れた時にトライを取ったりしたら何とかなります。それが楽しいですね。

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◆ジャージを着る、優勝する

――日本代表は目標ですか?

それが目標ですね。

――その前の今シーズンの目標は?

サンゴリアスのジャージを着ること。あとは優勝することです。

――目指すのは先発ですか?

スタートでもリザーブでも。

――トライの数の目標はありますか?

特にないです(笑)。

――たくさんトライしたいという気持ちはありますか?

それも特にないです(笑)。

――たくさんトライを取って、たくさん良いタックルするということではないですか?

タックルはそうですが、トライは「取れたら良いな」くらいです。トライはあまり考えていません。

――ご家族の応援は?

日本には来ていないですね。オフになったら僕が帰ります。

――家族のみんなは応援してくれていますか?

もちろん。試合が終わったら、絶対に最初に親に電話します。向こうも心配してくれているので。そして向こうにいても試合を見てくれているので、「ナイス、トライ」と言ってくれました。

――ファンにどんなプレーを見せたいですか?

アタックでラインブレイクするところを、見て欲しいです。

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(インタビュー&構成:針谷和昌)
[写真:長尾亜紀]

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