2026年2月16日
#1000 佐治 信忠 『常に最強のサンゴリアスを!やってみなはれ!!』
2006年から始まった「スピリッツ・オブ・サンゴリアス」がとうとう1000回目を迎え、サンゴリアス最強のサポーターである佐治会長からメッセージをいただきました。佐治会長の溢れんばかりのサンゴリアス愛を、皆さんと共に体感できましたら幸いです。
謝恩の会(2017年5月30日/セルリアンタワー)
「スピリッツ・オブ・サンゴリアス」連載1000回、おめでとう!毎回、サンゴリアススピリッツに溢れるインタビューを楽しく読んでいます。私は、人に何かを伝えようと思ったら、一度では届かず、100回でも1000回でも繰り返し伝えることが大切だと思っています。「スピリッツ・オブ・サンゴリアス」も、サンゴリアスのスピリッツを伝えるために、1000回を貴重な区切りとし、これからもさらにインタビューを重ねてほしいと思います。
改めて、これまでの999回に登場されたサンゴリアスの選手、スタッフの皆さん、そして豊かな個性と素晴らしいスピリッツを胸に、日々努力を重ねてこられたすべての方々に、感謝の言葉を贈ります。ありがとう!

トップリーグ決勝戦(2017年1月29日/秩父宮ラグビー場)
私はスポーツが大好きで、中学・高校時代はテニスに熱中していました。子どもの頃からやんちゃで、個人競技も団体競技も好きでしたが、大学時代に慶應義塾大学から米国UCLAへ留学し、アメリカンフットボールの魅力に惹かれました。週末になると、学友たちと共に、地元Los Angeles Ramsを応援しにスタジアムへ通ったものです。
1974年のサントリー入社後、1979年から米国の現地法人、サントリー・インターナショナル社の社長に就任。1981年の帰国後にサントリーラグビー部と出会い、その迫力あるプレーの数々を目の当たりにして、一気にラグビーの虜になったのです。

創部30周年記念パーティー(2010年10月23日/グランドプリンスホテル赤坂)
ラガーマンたちがフェアプレイの精神を貫き、防具もつけずに互いの肉体をぶつけ合い、その凄まじい衝突音をグラウンドに響かせながら、どこに転がるかわからない楕円のボールを追いかけ、タックルし、真正面から相手に立ち向かう気概と迫力。そして、個性豊かな選手たちがそれぞれの役割を全うし、一丸となって同じ目標に向かって突き進むチームワーク。シンプルながら、人間力すら試されるこのスポーツに、深く魅了されたのです。
私は競技場ではつい熱くなり、いつも大きな声でサンゴリアスを応援しています。親しい友人であり、特別な絆で結ばれ、兄弟のような関係だった直木賞作家、故・伊集院 静さんと、一度だけラグビー観戦をご一緒したことがあります。後日、その時のことを『週刊現代』のコラムで、「仕事に関しては"平成の名将"とさえ呼ばれている人物が、ことラグビーに関しては"品性"を自宅に置いて出てくるのか」と書かれてしまいました。それほど私にとってラグビーは魅力あふれるスポーツであり、サンゴリアスの動向に一喜一憂しているのです。

トップリーグ決勝戦(2018年1月13日/秩父宮ラグビー場)
負けず嫌いな私が狙うのは、もちろん毎シーズンの優勝です。グラウンドで胴上げされて見上げた空や、祝勝会で「スコール!」をコールして乾杯の掛け声を挙げる時は、最高です。何度味わっても、味わいすぎということはありません。全身を使い切り、精神的にも燃え尽きた末に、皆で優勝を祝う―その瞬間を毎年迎えられたら、これほど幸せなことはありません。
今シーズンのサンゴリアスに対しても、もちろん「勝つ!勝つ!勝つ!」。残念ながらしばらく優勝から遠ざかっていますが、今シーズンこそ栄冠を勝ち取り、常に最強のサンゴリアスへと進化してくれることを願っています。

トップリーグ優勝祝勝会(2018年1月13日)
伊集院さんは新社会人に向けて、「可能性に向かって汗をかけ」という言葉を贈りました。まさに、「可能性に向かってかいた汗」の総量が他のどのチームよりも多く、これまでの常識を打ち破り、常に進化し続ける「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」の実現のために、常に革新に挑戦する、そんなサンゴリアスの思い切った「やってみなはれ」に、大いに期待しています。
サントリーグループを率いてきた私の夢は、サントリーをグローバルな企業にすることでした。2014年のビーム社M&Aの成功により、その夢の実現に近づきましたが、同様に、サンゴリアスにもグローバルな最強のチームになることを願っています。グラウンドで、スピリッツ・オブ・サンゴリアスを発揮し、常に世界最高のラグビーを見せてくれることを、心から期待しています。
やってみなはれ!!

出陣式(2025年12月5日/田町オフィス)
(文&構成:針谷和昌)
[写真:長尾亜紀]