|
|
|
サントリー商品開発センター(神奈川県川崎市)内のテイスティングルーム。白を基調としたクリーンな印象の室内には、さまざまな原酒やサンプルのボトルが所狭しと並べられ、ブレンダーが新しいブランデーの創造・開発に日夜、心血を注いでいます。
常に味覚、嗅覚を研ぎ澄ませておくために、ウィークデーは香辛料など香りの強いものは一切口にしないというブレンダーは、この部屋で多い日には1日に50〜100種類のテイスティングを行うのだそう。そんなプロ意識が結集した環境の下で、「X・O SILKY」は生み出されました。 |
|
「円熟した深みのある味わいの中に、マスカットの果実感を引き立たせるにはどうしたらよいか。この点にとことんこだわりました」
長期熟成させた上質のブランデーは、まろやかで芳醇な味わいが特長。その魅力を損なうことなく、マスカットの爽やかさ、瑞々しさをプラスするにはどうしたらよいか。また同時に、「X・O SILKY」の大きな特長である“糖分ゼロ”を実現するにはどうすべきなのか――。これはブレンダーにとって新しい挑戦でした。 |
|
試行錯誤の結果、マスカットの香りを引き立て、かつ糖分をほとんど含まない原酒7種類をセレクトして試作品を作成。そして、今回は開発の段階から試作品を実際にお客様に飲んで頂くという手法をとりました。
「社内で吟味に吟味を重ねて作った試作品をお客様に試してもらい、その感想や要望を反映させて再び試作する・・・。この過程を繰り返し、丸2年の開発期間で作った試作品の数は100を超えますね」
最終的に、セレクトした原酒とマスカット100%原酒とをもっともバランスよくブレンドすることに成功。マスカットが華やかに香り立ち、熟成感があるのに後口をひきずらない、飽きのこない味わいの「X・O SILKY」が誕生しました。
「"X・O"の名に恥じない、クオリティの高いブランデーができたと思います」
そう語るブレンダーの表情からは、こだわりぬいて完成させた「X・O SILKY」に対する揺ぎない自信が感じられました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|