サントリー美術館

陶工・尾形乾山(おがたけんざん・1663~1743)は、絵師・尾形光琳の弟として京都の裕福な呉服商「雁金屋」に生まれ、その高い芸術的教養によって、絵画や文学に基づく新しい造形を陶磁の世界に持ち込みました。そしてこの乾山スタイルは、のちの酒井抱一による琳派顕彰活動を経て、京焼の陶工や三浦乾也といった近代にまで続く系譜に受け継がれ、日本を代表する焼物の意匠となっていきます。本展では、こうして受け継がれた乾山の美の系譜を数々の作例を通してご紹介します。

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着想のマエストロ 乾山見参!

2015年5月27日(水)~7月20日(月・祝)

※作品保護のため会期中、展示替をおこないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リストをご参照ください。

尾形乾山(おがたけんざん)〔深省(しんせい)〕は寛文3年(1663)に京都の裕福な呉服商、雁金屋(かりがねや)の三男として生を受けました。5歳上の兄はいわずと知れた琳派の大成者・尾形光琳(こうりん)です。
早くから隠棲の志が強かった乾山は、20代後半には仁和寺門前に隠居し、文人隠士としての生活を始めます。その過程で近隣に窯を構えていた野々村仁清(ののむらにんせい)に作陶を学び、元禄12年(1699)、京都の北西・鳴滝泉谷(なるたきいずみだに)に窯を築いて、本格的に陶工としての活動を始めます。窯の名は、京の乾(いぬい)の方角にあたることから「乾山」としました。
乾山焼は陶磁の系譜としては京焼の伝統に連なるものの、乾山自身の美意識の根底には、生まれついて身を置くこととなった町衆文化、そして若くして隠棲の生活へと導いた文人思想があり、それらはそれまでの陶磁には見られなかった世界をもち込むこととなりました。なかでも和・漢の文学的な世界観は、乾山焼を貫く大きな柱となっています。さらには当時流行した琳派風の模様や、中国からヨーロッパにいたる海外産の陶磁器意匠に基づく異国趣味など、幅広い要素を独自の語法に置き換えることに成功し、後の世代にも強い影響力を与えました。
こうした文芸・絵画・工芸といったジャンルや、時には国境までをも超えてさまざまな要素を結び付けた着想の世界は、現代においても新しさを失いません。陶磁で絵画を目指した角皿や、うつわではなく文様が形を決める向付(むこうづけ)、和・漢や内・外といったコントラスト、そしてうつわの全体にひとつの意匠が駆け巡り、立体と平面の交叉する反鉢など、自由で想像力豊かな着想のマエストロ乾山の奏でる美の世界をご堪能ください。さらに本展では、酒井抱一(さかいほういつ)による琳派顕彰活動を経て、江戸で継承された知られざる「乾山」の姿もご紹介します。


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会期

2015年5月27日(水)~7月20日(月・祝)

※作品保護のため会期中、展示替をおこないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リストをご参照ください。

開館時間

10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)

※金・土、および7月19日(日)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休

休館日

火曜

入館料
一般 当日 ¥1300 前売 ¥1100
大学・高校生 当日 ¥1000 前売 ¥800

※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
[チケット販売場所]
サントリー美術館(火曜日、展示替え期間中を除く)
チケットぴあ:Pコード 766-646(前売・当日券共通)
ローソンチケット:Lコード 38057(前売・当日券共通)
セブンチケット、イープラスにて取扱
※前売期間は2015年5月26日(火)まで
※サントリー美術館受付での販売は5月10日(日)まで

割引

・きものでのご来館で100円割引
・ホームページ限定割引券提示で100円割引
・携帯/スマートフォンサイトの割引券画面提示で100円割引
・国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
・20名様以上で100円割引
※他の割引との併用はできません

音声ガイド

¥500 (英語版もございます)

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