導入企業インタビュー ブラザー工業株式会社

気軽に楽しく参加できるアプリやイベントを通じて「健康に無関心な層」を動かす
~ウォーキングイベント「歩こうフェス」と「禁煙チャレンジ」における成功のポイント~

「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定など、健康経営®への積極的な取り組みが高く評価されているブラザー工業株式会社。2021年にサントリープラスの導入を開始し、すでに5年が経過しています。この間、ウォーキングイベントでは健康に無関心な層の行動変容を起こし、禁煙イベントでは長年の喫煙者の中から禁煙成功者を創出するなど、いくつもの成果を生んできました。今回は担当者の皆さんに、成功の理由やサントリープラスの魅力について伺いました。

上原 正道さん

上原 正道さん

ブラザー工業株式会社
健康管理センター 統括産業医

中野 碧さん

中野 碧さん

ブラザー工業株式会社
人事部 安全防災グループ
健康管理センター 保健師

山本 美幸さん

山本 美幸さん

ブラザー工業株式会社
人事部 安全防災グループ
健康管理センター 保健師

従業員のウェルビーイングは、会社の持続的な成長に不可欠

― この5年間を通じて、従業員のウェルビーイングにつながる多くの成果を得られたと伺っています。まずは企業として、健康経営に積極的に取り組み続けている理由を教えていただけますか。

上原さん
ブラザー工業には創業以来、従業員一人ひとりの心身の健康を大切にする考え方があります。創業の精神に「愉快な工場をつくる」というものがあり、これは「みんながいきいきと働ける職場にしたい」という想いが元になっています。時代に合わせてこの考え方が発展し、現在の「健康経営」につながっているというわけです。

現在、当社では「ブラザーグループ グローバル健康経営理念」というものを掲げ、活動の礎としています。一つには、従業員のウェルビーイング(肉体的、精神的、社会的によい状態)は重要な経営資本であり、企業の成長や従業員が長期にわたり才能とスキルを発揮するために不可欠であるという視座。もう一つには、グループ会社全体、国内外の従業員一人ひとりに目を向けていくというグローバルな視座を大切にしています。

― 具体的に、どのような体制で健康経営を推進されているのでしょうか。

上原さん
実際の取り組みとしては「ブラザーグループ健康経営推進協議会」という組織を持ち、最高健康責任者(CHO)にはブラザー工業の代表取締役社長が就任しています。毎月一回「健康支援ミーティング」、さらに年に一回「ブラザーグループ健康経営推進協議会」を実施。毎年、各社代表が集まる場を持ち、取り組みや成果の共有、課題の抽出、表彰、次年度以降の目標設定などを行っています。これらを、ブラザー健康保険組合と協働して行っているのが特徴ですね。

― 中長期的な目標設定などは行われていますか。

上原さん
10年ごとに策定する中長期目標があり、「健康ブラザー2025」という目標値に向けて活動してきたところです。ちょうど今年度から「健康ブラザー2035」がスタートします。

「健康ブラザー」では、目標値に対して具体的な行動への落とし込みを行います。例えば「へルスリテラシーの向上」であれば、「5つ以上の健康的な生活習慣保持者率」という具体的な目標数値を定めています。この「健康的な生活習慣」に「サントリープラスの健康タスク」が該当します。10年で10%以上のアップ、目標値もクリアという成果が出ているんですよ。

― サントリープラスの健康タスクの話題が出たところで、次に導入のきっかけを伺いたいと思います。

従業員が楽しみながら継続できる「サントリープラス」を導入

山本さん
以前から、健康維持のための活動は積極的に実施していました。秋の「健康生活月間」というイベントもその一つですが、Excelに自分で数値を入力するなどの手間があり、もっと時代に合ったやり方がないものかと模索しているとき、サントリーさんからの提案を受けたんです。

上原さん
サントリープラスは、スマホアプリを使うという目新しさや楽しさがあり、健康行動の後押しをするサポートツールとして期待できると感じました。導入にあたってのハードルも低く、無理なく続けられる仕組みだと直感しましたね。

― 導入から約5年、実際の成果はいかがでしょうか。

上原さん
2026年3月時点で、サントリープラスを23事業所に導入しています。アプリのダウンロード状況は32.5%、ダウンロードしている従業員数は2,687名にまで増えました。

「食堂イベント」から「歩こうフェス」へ。健康に無関心な層を動かした理想的な流れ

― アプリをダウンロードする従業員を増やすために、どのような施策を行っていますか。

山本さん
ダウンロード促進策として、2024年度と2025年度に「食堂イベント」というものを実施しました。まだアプリを取得していない方や、取得しても活用できていない方がターゲットのイベントです。翌月に「歩こうフェス」を控えた1月に、フェスの告知イベントも兼ねて行いました。

「食堂イベント」は、従業員がよく利用する食堂で、ランチタイムにダウンロード促進会と歩こうフェスの告知をするというものです。
サントリーさんにも運営をご協力いただき、予想以上の集客でダウンロード数も達成できました。

上原さん
食堂に一緒に来た同僚同士で誘い合ってアプリを取得したり、歩こうフェスへの参加を決めたりと、盛り上がりが見られましたね。結果的に、「歩こうフェス」への参加者数も増え、冬の寒い時期のイベントとしては大成功だったと思います。

2025年度の「歩こうフェス」は3チームで実施しましたが、参加者の3分の1は「食堂イベント」からの申し込みでした。参加者数は2024年度の590人から873人に増え、普段運動しない人も「飲料がもらえる」ことが動機づけになって動いたようです。

1時間に1回、順位更新のデータを見ることができるので、上位2チームが競り合っている様子が手に取るように分かり(笑)、休憩時間などに従業員の間で話題になっていましたね。

山本さん
「歩こうフェス」の1位チーム参加者は飲料3本、2位は2本、3位は1本。さらに参加賞として各自に1本。自分で欲しい飲料を自販機で選び、入手できるというインセンティブを設定しました。

上原さん
「歩こうフェス」の実施期間中の歩数は通常イベント開始前平均の7,210歩/日から8,358歩/日にアップしたというデータが得られています(2024年度)。フェスに参加することで、健康行動が増えるという実証になりました。

山本さん
特に注目したいのが健康無関心層や、関心はあるもののまだ行動していない層が動いたという点です。

「行動変容ステージモデル」では、人が変わるときには「無関心期」「関心期」「準備期」「実行期」「維持期」の5つのステージを経ると考えられています。健康無関心層は6ヶ月以内に改善の意思がないという人たち。健康関心層とは6ヶ月以内に改善しようと思っているものの、まだ具体的な行動は起こしていない人たちです。

2024年度の「歩こうフェス」参加者の中で最も多かったのが「無関心期」、次が「関心期」でした。下から2段階までの層が47%を占めていることが分かったんです。

また、「30分以上の運動をしているか」という問いに対し、一番多かった(36%)のが「していない」という回答でした。つまり、健康無関心層や運動をしていない層を「歩こうフェス」に取り込めたということです。

上原さん
今までの実績を鑑みても、無関心層だけを動かすのは難しいと感じています。積極的な層や仲間につられて動く、それこそインセンティブにつられてでもいいので(笑)、まず一歩を踏み出してもらうことが大切だと思っています。

また、近年健康経営分野で注目されている概念として、POS(Perceived Organizational Support:知覚された組織的支援)があります。「会社が自分を支援してくれていると、どの程度感じているか」という指標ですが、「歩こうフェス」はPOSの向上にもつながっていると思います。

中野さん
実施後のアンケートでは「歩こうフェスは楽しかった」「またやってほしい」といった声が数多く届きました。また、健康管理センターに来た従業員から「もっと回数を増やして」と言われることもありました。普段、こういった生の声を聞く機会が少ないので、運営側のモチベーションアップにもつながりましたね。

サントリープラスを活用して「飲料プレゼント付き禁煙チャレンジ」など独自のイベントも実施し、岩盤層を動かす

― サントリープラスのクーポン施策を活用して「禁煙チャレンジ」という独自のイベントを実施し、成果を上げたと伺っています。

中野さん
2023年4月からグループ会社の敷地内全面禁煙を行うにあたり、喫煙者の禁煙サポート企画として2022年度に実施しました。すでに2014年から喫煙者に対する施策は行っていましたので、全面禁煙前のいよいよ最後の「ラスト企画」と銘打った実施となりました。

そのとき、社内の喫煙率は1割程度まで下がっていましたから、本当に「頑固にタバコを辞めなかった人たち」向けの施策でしたね(笑)。

喫煙者を対象にエントリーを募り、「年末禁煙チャレンジ」と題して「サントリープラスのアプリをインストール」→「キャンペーンコードを入力」→「サントリー飲料の無料クーポン10本分がアプリ内に届く」という企画でした。禁煙中の口さびしさを紛らわせるために飲料を提供します、というコンセプトです。また、アプリ内にオリジナルタスクとして禁煙タスクを設定。喫煙を我慢できたらタスクをタップする仕組みにして、ゲーム感覚で実践できるようにしました。

参加者26名、事後のアンケートで「禁煙を開始できた」と回答した人が14名中9名、「禁煙を継続している」と回答した人が14名中5名でした。全面禁煙後の2023年度にも同様の企画を実施し、参加者は18名、事後アンケートは取っていませんが、健康診断の問診で「禁煙を継続している」と回答した人が9名でした。最後までタバコを吸い続けていた、いわば岩盤層がこれだけ動いたというのは、大きな成果だったのではないかと思います。

上原さん
産業医や保健師からの「禁煙指導」ではなく、「吸わなかった日に自分でアプリをタップする」といった自己報酬が得られる仕組みが功を奏したと考えています。タップすることによる達成感、いわゆるゲーム性がポイントですね。もちろん、飲料で口寂しさを解消できるのも助けになったと思います。

事後アンケートからは「マイペースに取り組めて、手ごたえを感じた」「これをきっかけに本格的な禁煙治療に入れた」という声もありました。

― アプリを上手に応用して、大きな効果を挙げられたケースだといえますね。

飽きないしくみづくりで、楽しく取り組みやすい活動を

― サントリープラスのアプリの魅力には、どのような点があると感じていますか。

上原さん
まずはインターフェイスが親しみやすく、楽しみながら取り組める点でしょうか。普段、健康に関心がない人たちでも、自然に健康行動を行ってしまうような仕組みがいいですね。

運営側からの意見としては、禁煙チャレンジのように会社オリジナルのタスクを追加できるなど、プラットフォームとしての自由度の高さが魅力です。ゲーム性の高い、飽きない仕組みづくりが可能な点もメリットですね。

中野さん
飲料プレゼントのインセンティブはサントリーの自販機で対応できますから、参加賞の準備などの手間も削減でき、とても助かっています。サポートも手厚く、サントリーさんと相談しながら一緒に取り組めている実感がありますね。活動の成果はデータやアンケート結果としてまとめ、安全衛生委員会で報告させていただいています。

― 今後の展開はどのように考えていますか。

上原さん
健康施策の上で重要なのは「タッチポイントを増やすこと」だと考えています。つまり、イベントやアプリなどを通じて健康を考える機会が増えるほど、健康行動につながっていくというわけです。

サントリープラスはスマホで見るアプリですから、毎日必ず目にする、非常に接点の多いプラットフォームです。会社独自のイベントとサントリープラスのアプリを連携して、通年で従業員の健康をサポートしていきたいですね。また、禁煙のみならず、睡眠の質の向上やダイエットなどにも活用していきたいと考えています。

サントリープラス開発チームより

歩こうフェス充実プランやオリジナルタスクによる禁煙支援など、様々な取り組みで従業員の健康行動を促進しているブラザー工業株式会社様。イベントの楽しさや飲料という接点など、サントリープラスならではのアプローチを自社の活動に組み込みながら、健康無関心層を動かしています。サントリープラスでは、アプリだけでなく様々な健康施策を組み合わせて、健康無関心にアプローチすることが可能です。ぜひ興味を持たれた企業様がお見えでしたら、一度お問合せよりご連絡いただけますと幸いです。

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変わる、続く、しかも0円。

  • 従業員の
    継続率

    89※1

  • 健康行動の
    増加実感

    88※2

法人向け健康経営支援サービス「サントリープラス」

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※1 サントリープラスアプリ利用データより抜粋(当社にて実施) 調査人数:13,786人 調査対象期間:2023年9月1日~2024年2月29日継続の定義:利用開始から1か月後の1か月間にアプリを1回以上起動

※2 サントリープラス利用者アンケート調査(当社にて実施) 調査対象者:サントリープラス導入A企業従業員様 調査対象人数:222人 調査対象期間:2020年8月~2020年11月

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