導入企業インタビュー 日本クロージャー株式会社

ウォーキングイベント“歩こうフェス”でコミュニケーションと運動習慣の改善を加速
~日本クロージャーが目指した健康経営の好循環~

飲料や食品、調味料、医薬品などあらゆる包装容器に欠かせないキャップ(金属・樹脂)の製造・販売で、国内トップシェアを誇る日本クロージャー株式会社(本社:東京都品川区)。
2022年に健康経営優良法人の認定を取得しましたが、同認定の評価スコアにおいてグループ会社内での順位が低迷。全国各地に製造拠点が分散しているため「コミュニケーション」と「運動習慣の定着」に課題を抱えていました。
そこで、2024年に健康経営®の取り組み体制を刷新。サントリープラスのウォーキングイベント“歩こうフェス”を全社規模で活用し、2026年には「健康経営優良法人(大規模法人部門)」で801位、グループ会社内の順位が3位にまで躍進する成果を上げました。
今回は、健康経営推進の旗振り役を担う人事部の外山さんと担当者の皆川さんに、サントリープラスの活用が社内にどのような変化をもたらしたのか、詳しくお話をうかがいました。

外山 貴志さん

外山 貴志さん

日本クロージャー株式会社
人事部長

皆川 美保さん

皆川 美保さん

日本クロージャー株式会社
人事部 人事グループ

健康経営の取り組みにおける課題とサントリープラス活用の背景

― 日本クロージャーにおける健康経営の歩みについて教えてください。

外山さん
もともと製造業ですから「安全衛生」というベースはありました。ただ、安全に働けるだけではなくて、日々の積み重ねである「健康」にもちゃんとスポットを当てようという社会の機運に合わせて、2017年頃から健康経営の推進に取り組み始めたんです。2022年には健康経営優良法人の認定も取得できたのですが、実はグループ会社の中での順位は低迷していました。
そんななかで、「自分たちのポテンシャルはもっとあるはずだ」ともう一度ネジを巻き直したのが2024年でした。

― 2024年からは具体的にどのような目標を掲げ、改革を進められたのでしょうか?

外山さん
「本気で健康経営に取り組む」という経営層の強いメッセージとともに、改めて「健康経営宣言」を発しました。それまでは組織体制や方針の明文化が弱く、現場も「健康への意識を盛り上げる」という雰囲気はありませんでした。
そこで、2025年には健康経営優良法人で1500位以内、2026年には1000位以内という具体的な目標を掲げ、戦略マップの活用も始め、社内の体制を整え、活動を大幅刷新しました。運動習慣比率の低さという課題を解決し、従業員がイキイキと働ける環境をつくるために、何が必要か。その議論の中で、改めて注目したのがサントリープラスでした。

― サントリープラスを本格活用されるまでの経緯についても教えてください。

外山さん
サントリープラス自体は2022年から導入していました。きっかけは、やはり認定取得後の順位を上げたい、そのために歩数イベントなどを取り入れて健康への意識を盛り上げたいという思いからでした。
ただ、当時はまだ全国各地の工場すべてに導入していたわけではなかったんです。各工場でバラバラにイベントを行っていたため、会社全体としての盛り上がりには欠けていました。2024年の再スタートにあたっては、「全社一丸となって取り組める仕組み」が必要だったんです。

社内インフルエンサーの拡散力でダウンロード率69%を達成

― アプリのダウンロード率が2026年2月時点で69%、計953名という非常に高い数字を記録しています。広めるためのコツはあったのでしょうか?

外山さん
各拠点での「ダウンロード促進会」や、のぼりの設置などの地道な活動も行いましたが、一番は「社内のインフルエンサー」の存在ですね。弊社には「これ良いね」と思ったものを周りに広めてくれる、影響力のある社員が各拠点にいるんです。 その方たちを味方につけることで、「無料でクーポンがもらえるならいいね」と人づてに一気に広がっていきました。
また、健康を個人の問題にせず「業務」に取り込むために経営陣が朝礼などで本気で呼びかけたことも、従業員に「会社が本気なんだ」と伝わる大きな要因だったと思います。

全国5拠点で“歩こうフェス”を同時開催!コミュニケーションの活性化と健康リテラシーの向上を目指して

― ここからは、日本クロージャー株式会社が、「コミュニケーション」と「運動習慣の定着」という課題を解決するためにどのような施策を展開したのか。同社が全拠点で一斉開催したウォーキングイベント“歩こうフェス”について詳しくうかがいたいと思います。

充実プランで「歩こうフェス」を開催した決め手とメリットとは?

― 全国の拠点で同時に「歩こうフェス」充実プランを開催した決め手は何だったのでしょうか?サントリープラスならではのメリットをどう感じていましたか?

外山さん
サントリープラスの魅力は、自動販売機と連動したスマホアプリを通じて、全国に散らばった工場・拠点で一斉にイベントを開催できる点です。
実は当時、岡山工場だけが未導入だったのですが、「全拠点でやるなら岡山も外せない」と考え、“歩こうフェス”の開催に合わせて導入を完了させました。これでようやく、4つの工場、プラス本社の5拠点すべてで、足並みをそろえてスタートできる状況が整いました。
狙っていたのは、健康経営宣言にも掲げている「快適に働ける職場環境づくり」です。まずは「コミュニケーションの活性化」を入り口にし、その結果として「運動習慣の定着」という高いハードルを越えていきたいと考えました。

本社・工場5拠点の対抗戦にして、“歩こうフェス”が大盛況に

― 実際のイベントの様子はいかがでしたか?

外山さん
初年度の2024年度は578人が参加しました。当時の5拠点のダウンロード人数806人に対して参加率は71%でした。工場対抗戦にしたのですが、これが予想以上に盛り上がりまして。 工場勤務の方々は数字に敏感といいますか、ランキングが出ると「負けられない!」と勝手に火がつくんです(笑)。
終了後のアンケートでは、回答者の67%が「とても満足・やや満足」と答え、56%が他の従業員とのコミュニケーションの機会が「とても増えた・やや増えた」と回答しています。
フリー回答では、「以前よりも健康を意識できた」「朝早くから毎日ウォーキングに行く習慣ができた」「周りの人とも頑張ろうとコミュニケーションがとれた」といった声が寄せられました。

皆川さん
私は2025年の“歩こうフェス”から参加したのですが、想像以上に楽しめました。普段から7,000歩から8,000歩くらいは歩くようにしていますが、期間中は「もう少し伸ばしたい」という意識が働くんですよね。
ちょうどその期間中に子どもを連れて遊園地に行く機会があって、2万歩くらいになりました。すると子どもがランキングを気にして私のアプリを覗き込んで、「あ、お母さん、誰々に負けてるよ!」って(笑)。ニックネームで順位が出るので、家族でも会話が弾みました。職場でも「あのニックネームは誰だろう?」「平均4万歩歩いている人がいるけど、どうしたらそんなに歩数を伸ばすことができるんだろう?」といった会話が自然と生まれていましたね。

外山さん
日本各地で働く場所は離れていても、アプリを通じて同じイベントにみんなで参加できるところがいいですね。「あ、あの工場の人はこんなに歩いているんだ」と励みになったりしてすごく盛り上がりました。

コミュニケーション改善の鍵は?“2年目の“歩こうフェス”は「誕生月別チーム戦」に!会話のネタを絶やさない工夫

― これまで“歩こうフェス”を2回開催されていますが、2024年度は578人が参加、2回目の2025年は610人と参加者が増えています。ここからは、コミュニケーションの改善が、参加率の向上にどのようにつながったのかについてうかがいたいと思います。外山さんは、なぜ2回目でさらに参加者が増えたとお考えですか?

外山さん
1回目の「工場対抗」で見えてきたのが、工場の所在地や就業条件によってウォーキング環境が違うという課題です。それを2回目でうまく修正できたから参加者が増えたのだと思います。例えば、工場では車通勤がメインですし、仕事中にはスマホを持ち歩けないため「どうしても歩数が伸びず、平均で負けてしまう」という不満も出ました。
そこで2025年は、思い切って「誕生月別のチーム戦」に変えてみたんです。これなら拠点を越えてシャッフルされますし、運の要素も入ってきて面白いかなと。属性をバラバラにすることで、また違った切り口の会話が生まれるかなと考えたんです。
もちろん「同じ月生まれ同士で盛り上がりにくかった」という課題も出ましたが、それでいいんです。「これじゃ喋りにくいよね」という会話すら、コミュニケーションのきっかけになりますから。何度も「手を変え、品を変え」実施することが大事だと思っています。

― 「歩こうフェス」実施後のアンケートでも、2024年は回答者の56%の方が、2025年は57%の方が、コミュニケーションが増えたと回答していますね。

外山さん
はい。コミュニケーションの活性化は十分達成できている手ごたえがあります。生活習慣ってなかなか一人ではつけられない。やっぱりみんなが一緒にやってるっていう、この仲間意識がすごい良い効果を生んでいるといえます。当初の目的であったコミュニケーションの活性化は達成できた。まずは集団でコミュニケーションをとり、コミュニケーションの改善が運動習慣を身に着けるきっかけをつくっていくことにつながっていくのだと思います。

運動習慣者が増えた事業所も!「歩こうフェス」がもたらした行動変容

― 具体的な運動習慣の変化について教えてください。

外山さん
2025年のデータでは、“歩こうフェス”参加者と不参加者の平均歩数の差が、期間前は1290歩だったのが期間中には1798歩まで開きました。明らかに参加者の意識が上がっている証拠です。アンケートでも74%の方が「歩く機会が「とても増えた、やや増えた」と回答しています。
また、2025年の“歩こうフェス”の参加者のうち、10%が新たに運動習慣を身に着けたという結果が出た工場もありました。もともと車通勤が中心の工場で運動不足が課題でしたが、イベント期間中のコミュニケーションが非常に活発だったこともあり、成果につながったようです。

― 個人の行動が変わったエピソードなどはありますか?

外山さん
“歩こうフェス”をきっかけにランニングを始め、ついには駅伝部が立ち上がり、みんなで大会に出ようという話まで出ている工場もあります。普段、誰がどれだけ運動しているかなんて知り得ないことですが、このイベントがきっかけで「あの人、実はすごい走ってるんだ」と知られ、相乗効果が生まれたんですよね。仲間と一緒にやっているという意識が、一人では難しい習慣化を支えてくれています。

「生き生きと働く」を叶えるために~サントリープラスだからこそ提供できた価値

― サントリープラスを導入して、改めて感じた価値は何でしょうか。

外山さん
従業員が健康になるためには、結局のところ従業員自身に動いてもらわなければ意味がありません。従業員自身が自ら動けるような情報提供を、こちらがしていければと思いますが、それを実行するためのツールがサントリープラスのアプリだと思います。しかも、情報を一方的に流すのではなく、アプリを通じて「自分で選んで動く」きっかけを提供できているのが大きいですね。
生活習慣は一人では定着しにくいものですが、このアプリを通じて開催する“歩こうフェス”は、「みんなで一緒にやっている」という仲間意識を自然に醸成してくれます。車通勤中心の工場で10%もの人が新たに運動習慣を身につけたり、有志の駅伝部が立ち上がったりしたのも、互いの活動が見えることで生まれた相乗効果です。集団でのコミュニケーションが活性化され、それが運動習慣の形成につながっていく。この部分に価値を感じています。
また、運営側の目線で言えば、アプリを入れるだけでイベントが開催され、通知もアンケートも自動。周知用のポスターなども用意されていて、担当者の負担を増やさずにこれだけの施策が打てるのは驚きです。さらに、ユーザー目線では匿名性が守られているのが今の時代に合っていますね。誰のデータか特定されないからこそ、安心して参加できる。それでいてランキングで刺激し合える。この絶妙なバランスが、高い参加率につながっているのだと思います。

皆川さん
私はアプリ内の「今日これやった」というタスク(健康行動)を選んでポイントがもらえる仕組みが気に入っています。忙しい日でも「これならできる」という小さな一歩を肯定してくれるので、忘れずに続けられます。

外山さん
私たちにとってコミュニケーションの活性化や運動習慣の改善はあくまでも通過点であり、一番の目的は従業員がイキイキと健康的に働き、エンゲージメントが高まることです。コミュニケーションが取れ、運動を意識する人が増えている今、その目標に確実に近づいているという実感があります。

今後の展望:健康経営を文化として根付かせるために

― 今後の展望について教えてください。

外山さん
健康経営は、今後も弊社の経営の大きな主軸です。従業員本人はもちろん、そのご家族まで含めて健康でいられる環境を整えていきたい。 そのために「運動・食事・睡眠」の3本柱をしっかり支援していきます。
運動に関しては、サントリープラスという強力なツールが定着しましたので、今後は“歩こうフェス”の開催回数を年2回に増やすなど、より多くのきっかけを作っていきたいと考えています。また、歩数レベルに合わせてクラス分けをするなど、運動が得意な人もそうでない人も、より参加しやすい工夫を凝らしていきたいですね。
健康をきっかけに従業員のエンゲージメントを上げ、生産性を向上させ、その利益をさらに従業員に投資していく。 そんな「人的資本経営」の好循環を、これからもサントリープラスと共に回していきたいと思っています。

※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

サントリープラス開発チームより

全社でウォーキングイベント「歩こうフェス充実プラン」を開催してくださっている日本クロージャー株式会社様。
開催を重ねるごとにPDCAを回し、全社一体となって健康行動の習慣化を支えあっています。
またイベントを通じて、従業員の「コミュニケーションの活性化」と「運動習慣の定着」といった成果も現れています。
サントリープラスではウォーキングイベント「歩こうフェス」を通じて、従業員のコミュニケーション活性化や健康行動の習慣化を促すことができます。
ぜひ興味を持たれた企業様がお見えでしたら、一度お問合せよりご連絡いただけますと幸いです。

従業員の健康行動が、
変わる、続く、しかも0円。

  • 従業員の
    継続率

    89※1

  • 健康行動の
    増加実感

    88※2

法人向け健康経営支援サービス「サントリープラス」

まずはお気軽に
ご相談・お問い合わせください。

※1 サントリープラスアプリ利用データより抜粋(当社にて実施) 調査人数:13,786人 調査対象期間:2023年9月1日~2024年2月29日継続の定義:利用開始から1か月後の1か月間にアプリを1回以上起動

※2 サントリープラス利用者アンケート調査(当社にて実施) 調査対象者:サントリープラス導入A企業従業員様 調査対象人数:222人 調査対象期間:2020年8月~2020年11月

PICKUP

導入事例

PICKUP

コラム