導入企業インタビュー 株式会社ヨロズ

経営層を巻き込みながらサントリープラスの活用で全従業員の健康意識をアップ!

神奈川県横浜市に本社を置く株式会社ヨロズは、サスペンションを主体とする自動車部品の開発・製造を行う独立系メーカーです。全国各地に製造拠点を展開している同社では、従業員の健康意識をいかに向上させるかが大きな課題となっていました。
課題解決に向けさまざまな取り組みを行うなかで、健康経営優良法人の申請において現在は大規模法人部門で6年連続の認定を取得。さらに2023年、サントリープラスの全拠点導入を機に“歩こうフェス”や“健康応援プログラム”を実施し、全社的な健康意識の改革を加速させました。
その成果は目覚ましく、2026年度の認定では全国6拠点のすべてが「ブライト500(中小規模法人部門)」を取得。今回は、どのようにして経営層と全従業員を巻き込み、社内の空気を変えていったのか、総務部の工藤さんと保健師の畠山さんに詳しくうかがいました。

※株式会社ヨロズは2026年4月1日、国内拠点を吸収合併。2027年以降は、ヨロズサービスを除いた各地の拠点は大規模法人部門となります。

工藤 玲子さん

工藤 玲子さん

株式会社ヨロズ
総務部 主管

株式会社ヨロズサービス
代表取締役社長

畠山 知華さん

畠山 知華さん

株式会社ヨロズ
保健師
総務部 渉外・広報・業務グループ

健康経営の取り組み当初の課題は「健康を考える機会」の不足

― 御社ではいつ頃から、どのような想いで健康経営®の推進に取り組まれたのでしょうか?

工藤さん
私たちの取り組みは、2017年の「働き方改革」から始まっています。その流れの中で、2019年に「健康で働きがいのある職場を目指す」という健康経営宣言を行いました。
私たちが最も重視しているのは、「一人ひとりの健康意識の向上と健康行動の推進」です。従業員が健康であることは、個人の幸せだけでなく、エンゲージメントの向上に直結します。一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を作ることが、結果として企業を成長させ、社会への貢献につながると信じているからです。

― 最初から順風満帆だったのでしょうか?

工藤さん
いえ、実は最初は失敗からのスタートでした。宣言後、意気揚々と「健康経営優良法人認定制度」に申請したのですが、2020年は認定を取得することができませんでした。
当時は私一人で担当していたのですが、2020年に保健師の畠山が入社してくれたことで状況が激変しました。彼女の専門的な視点と行動力が加わったことで、翌年には認定取得。そこから1年で調査票のスコアが9.3ポイントも一気に上がったんです。
ただ、2023年頃まではまだ「相談に来た方に対応する」という受動的なスタンスが強く、予防や未病、教育といった「攻め」のアプローチが十分にできていないという課題もありました。

畠山さん
各拠点の従業員は、そもそも日常で健康に触れる機会が少なかったんです。そこで工藤さんと協力して、停滞していた横浜本社の安全衛生委員会を復活し、また、各拠点の安全衛生委員会で健康講話を取り入れました。さらに、工藤さんが各拠点の経営層に働きかけて、月初めの朝礼で「健康」をテーマにした話をしてもらうようにお願いしたんです。
朝礼でする話の内容は私が考えて、拠点の各経営層に読んでもらう。これを継続したことで、経営層が健康について発信することが当たり前になり、従業員の意識が徐々に「健康」へと向き始めました。

健康をもっと身近に考えてほしい!課題解決のためにサントリープラスを導入

― 意識の土台ができ始めたところで、サントリープラスの導入を決められたのですね。きっかけは何だったのでしょうか?

工藤さん
健康意識を向上させるためには、具体的で「身近なツール」が必要だと感じていました。サントリープラスは、アプリと自販機が連携して使えるという点や、集団及び個人それぞれの観点からアプローチできる点が、全国各地に製造現場を持つ私たちにとって非常に魅力的でした。
実は当時、拠点ごとに自販機メーカーがバラバラで、これを機に、全拠点の自販機をサントリープラス対応に一新し、全従業員が同じ条件で、手軽に健康アクションを起こせる環境を整えました。

アプリの良さが口コミで広がって78%のダウンロード率に!新入社員研修にも導入

― 2026年3月の時点でダウンロード率が78%(ダウンロード人数786人)という驚異的な数字を叩き出されています。これほどまでに浸透した要因は何でしょうか?

畠山さん
毎月の講話や朝礼で「健康リテラシー」を底上げしていたタイミングで、サントリープラスというツールが入ってきたのが大きかったと思います。また、各拠点の健康診断担当者を「キーマン」として巻き込んだのも成功の要因です。彼らに自販機やアプリの推進をお願いしたのですが、現場でダウンロードの仕方を教えてあげたり、代わりにやってあげたり、熱心に取り組んでくれて、おかげで伸びた感じです。

工藤さん
導入した当初、ダウンロードキャンペーンを通じて、サントリーさんがたくさんクーポンを配布してくれたのも大きかったですね。「自販機で飲み物が当たるよ!」という噂が口コミで一気に広まって、休憩時間に自販機の前でみんながワイワイ盛り上がっているのを見たときは、社内で健康に関する話題でコミュニケーションが増えたと本当にうれしかったですね。

畠山さん
拠点の社長が「クーポン抽選くじが大当たりだ!」と喜んでいる姿も話題になりましたね。うちは本当に噂が回るのが早いんです(笑)。「社長が当たったなら俺も!」と、経営層から現場までが同じ話題で盛り上がれる、この一体感がダウンロード率を押し上げました。
実は、新入社員研修でもサントリープラスの説明とアプリのダウンロードの時間を設けています。研修が終わって各拠点に配属されても、同じアプリで取り組みを継続できるので、コミュニケーションのツールとしても役立っています。「会社は君たちの健康を本気で考えているんだよ」というメッセージを、最初の段階でしっかり伝えられるようになりました。

【集団へのアプローチ】歩く楽しさを知ってほしくて“歩こうフェス”を開催

― 株式会社ヨロズでは、健康意識をアップするための集団へのアプローチとして、ウォーキングイベント“歩こうフェス”を開催しました。2年目はよりきめ細かな条件に対応できる充実プランを導入しています。ここからは、全社一斉のウォーキングイベントを実施した狙いや、チーム対抗戦に至った経緯を詳しくうかがっていきたいと思います。

拠点の誇りをかけたデッドヒート!「チーム対抗戦」で生まれた団結力

― サントリープラスを導入した翌年の2024年からは、ウォーキングイベント“歩こうフェス”を実施されています。これはどのような狙いだったのでしょうか?

畠山さん
従業員の運動習慣の定着率は23.9%と低く、まずは30%を目指していました。ハードな運動ではなく、まずは「歩くことの楽しさ」を知ってほしかったんです。

工藤さん
当社の拠点は全国に散らばっているため、全社一斉に何かを行うのが難しい。でも、このアプリなら「どこにいても、全員で参加できる」。これが最大のメリットでした。

― 当初はいぬチーム・ねこチームに分かれる“歩こうフェス”お手軽プランから始め、その後、もっと細かくチーム分けができる「充実プラン」に変更されましたね。

畠山さん
最初の「いぬ・ねこ対抗」も盛り上がったのですが、従業員から「誰が参加しているのか、誰がねこチームなのか知りたい!」という声が上がったんです。

工藤さん
それなら、拠点ごとにチームを分けて本気で競える形にしようということで、国内全部の各拠点と新入社員のグループとに分けて、チーム対抗戦の“歩こうフェス”を開催しました。これが、想像以上の熱狂を生みました。

畠山さん
1位に輝いたのは岐阜でしたが、最終週の追い上げは凄まじかったですね。平均歩数が1万2462歩ですよ!信じられない数字です(笑)。2位の栃木は当初4位だったのが、拠点の経営層自らが「早朝ウォーキング」や「定時後ウォーキング」を企画して猛追。最後はデッドヒートでした。
新入社員チームも「若いから勝てるはず!」と意気込んで参加し、3位に食い込む健闘を見せました。世代を超えて「負けたくない」という競争心が燃え上がった結果だと思います。

“歩こうフェス”によって平均歩数が約4,000歩増加

― データを見ると、“歩こうフェス”開催前は平均6,310歩だったのが、最終週には平均1万674歩まで伸びています。参加者の意識はどう変わりましたか?

工藤さん
「ゴミを捨てるのも遠回りするようになった」「コンビニへ行くのも車を使わず歩いた」といった声をあちこちで聞きました。意識的に「歩く理由」を探している様子が伝わってきましたね。

畠山さん
実は私も参加して、下位争いをしていたのですが(笑)、朝負けていると昼に必死で歩いたりして、純粋に楽しかったです。開催期間中に出張で岐阜に行った際、拠点の経営層の方に会うなり「まず歩こうか」と誘われて一緒に歩いたのも良い思い出です。

― イベント後のみなさんの感想を見ると「ウォーキング自体が楽しくなった」「拠点間の誇り、結束が生まれた」などの声が寄せられていますね。

畠山さん
はい。“歩こうフェス”の期間中、痩せたという話も聞きました。2024年の調査では、食事や運動に気を使っていると答えた人が52.2%でしたが、“歩こうフェス”後の2025年には61.2%と、約10ポイントも向上しました。「痩せた」という実感を報告してくれる人も増え、健康が「自分事」に変わった瞬間を目の当たりにしました。
また、私は各拠点に行く機会があるんですが、そういうときに声をかけてくれる人が増えました。「血圧の薬を飲み始めたよ」とか、健康に関する相談を自分から話してくれるようになったんです。
従業員同士のコミュニケーションも増えましたが、保健師と従業員、あるいは役職者と若手の間でも、サントリープラスをきっかけにした「健康の会話」が確実に増えました。

【個人へのアプローチ】健康リスク対策として健康応援プログラムを実施

― 株式会社ヨロズでは、集団へのアプローチだけでなく、体脂肪・血圧など健康リスクが高い方への個別アプローチとして、健康診断前にサントリープラスの「健康応援プログラム」も実施されました。ここからは、実際に参加した方の反応や健康診断の結果などについて詳しくうかがいたいと思います。

「特茶」が自販機から消えた!?驚きの参加意欲

― 昨年、健康診断の前に、健康リスクのある対象者に特茶などの健康飲料クーポンを送付して健康行動を促す「健康応援プログラム」(※現在は「検診前集中プログラム」)を実施していただきましたが、参加した方々の評判はいかがでしたか?

畠山さん
最初そのお話を聞いたとき、すごくいい企画だと思ってすぐに上司に確認して実施することにしました。対象者として、健診結果で血圧や中性脂肪、腹囲に課題がある約300名に「参加権があります」と通知を出しました。当初は「何人集まるかな……」と不安でしたが、すぐに定員の50名が埋まりました。
3カ月実施したんですが、最初の頃、体脂肪プログラムの飲料である特茶が自販機から売り切れるほど人気になったという事件が発生しました(笑)。

工藤さん
「特茶が足りない!」と連絡が来て、慌てて各拠点に特茶を補充しました(笑)。

畠山さん
開催期間中も、皆さん「ちょっと痩せたよ」とか、「体重が減ったよ」とか声をかけてくれて、とても好評でした。

健診の結果にも変化が!クーポン送付後も特茶を飲むなど習慣化への手応えも

― このとき、体脂肪プログラム(特茶)の参加率は87%、血圧プログラム(胡麻麦茶)参加率は100%でした。平日に5枚のクーポンを送付して、3カ月実施していただきましたが、体脂肪プログラムのクーポン消化率は1人平均54枚、タスク実施回数は平均100回、血圧プログラムではクーポン消化率は1人平均50枚、タスク実施回数は平均375回でした。実際、健康診断後の数値はいかがでしたか?

畠山さん
びっくりするぐらい効果が出た人もいたんですよ。パッと見てわかるくらい軽量化した人がいました。実際の健康診断への効果は、全体をならすと数値としては出ませんでしたが、個別に見ると「肝臓の数値が正常範囲になった」など、いい方に変化は出てます。
また、前は全然健康のことに関心がなさそうだった人が健康について話すようになるなど、健康意識は前より上がってます。

工藤さん
驚いたのは、プログラムが終わってクーポンが届かなくなっても、みんな自分で特茶を買って飲み続けていることです。

畠山さん
みなさん、「飲みやすくておいしい」と言っていて、味への信頼もあり、健康習慣が「無理なく定着した」のだと感じます。サントリープラスの健康タスクは「朝起きて日光を浴びる」といったハードルの低いものから選べるので、それが「これなら続けられる」という自信につながったんだと思います。

アプリでつながる楽しさが健康行動のきっかけに!~サントリープラスだからこそ提供できた価値

― サントリープラスだからこそ実現できた価値とは、何だと思われますか?

工藤さん
スマホと自販機を活用して全国の拠点がつながったこと。これに尽きます。役員も新入社員も、横浜本社も国内拠点の従業員も、みんなが同じアプリを見ながら、同じ基準で、同じ話題を共有できる。これは当社の歴史でも初めてのことでした。
その効果の一番は従業員の健康意識が向上したことです。以前はお砂糖の入った甘い飲み物を飲んでいた従業員が、今では当たり前のように特茶を手にしています。健康意識の変化が飲んでるものでわかりますし、健康意識の向上が「見える化」されたのは、サントリープラスのユニークな点だと思います。

畠山さん
保健師の視点からは、アプリの「操作のしやすさ」と「可愛らしいデザイン」を評価しています。管理画面も見やすく、提供されるコラムやポスターなどのツールも充実しているので、初めて健康経営に取り組む企業の方には特におすすめしたいですね。

今後の展望:株式会社ヨロズが目指す、楽しさと成果を両立した健康経営

― 株式会社ヨロズでは、経営層を巻き込み、中期経営計画にまで健康経営の取り組み(2024年はサントリープラス、2025年は“歩こうフェス”)が取り上げられています。まさに会社を挙げた一大プロジェクトとなったわけですが、改めて今後の展望を教えてください。

畠山さん
まずはこの熱量を絶やさず、さらに多くの従業員に広めていきたいです。特に若手層には、10年後、20年後の自分のために、今から運動習慣をつけてほしい。“歩こうフェス”のような楽しいイベントを武器に、メンタルもフィジカルも強い組織を作っていきたいです。

工藤さん
私たちが掲げる「健康で働きがいのある職場づくり」において、サントリープラスはもう手放せないパートナーです。まずは、意識を高めるという土台の部分ができたので、これからは健康数値の改善を目指していきたいですね。
従業員が喜び、楽しみながら、結果として会社全体が健康になっていく。そんな理想的な健康経営をこれからも追求し続けていきます。

※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

サントリープラス開発チームより

経営層を巻き込みながら全社でサントリープラスを推進してくださっている株式会社ヨロズ様。全従業員一体となった「歩こうフェス」や個別に従業員へアプローチする「検診前集中プログラム」を通じて、従業員の健康意識の向上を実現しており、社内で健康に関する会話が増えている様子もうかがえます。
サントリープラスでは、様々な施策を通じて従業員の皆様の健康意識の向上を図ることができます。ぜひ興味を持たれた企業様がお見えでしたら、一度お問合せよりご連絡いただけますと幸いです。

従業員の健康行動が、
変わる、続く、しかも0円。

  • 従業員の
    継続率

    89※1

  • 健康行動の
    増加実感

    88※2

法人向け健康経営支援サービス「サントリープラス」

まずはお気軽に
ご相談・お問い合わせください。

※1 サントリープラスアプリ利用データより抜粋(当社にて実施) 調査人数:13,786人 調査対象期間:2023年9月1日~2024年2月29日継続の定義:利用開始から1か月後の1か月間にアプリを1回以上起動

※2 サントリープラス利用者アンケート調査(当社にて実施) 調査対象者:サントリープラス導入A企業従業員様 調査対象人数:222人 調査対象期間:2020年8月~2020年11月

PICKUP

導入事例

PICKUP

コラム