2026.04.27
サントリー品質の要として 壁を乗り越えワンチームで"おいしい"を届けるサントリアン

サントリーホールディングス株式会社品質保証推進部(※現 品質部)でマネジャーを務める奥田紘子さん。前職で飲料の商品開発や品質保証に携わった経験を生かし、サントリーにキャリア入社して仕事をスタート。さまざまな苦労に直面しながらも、その都度乗り越えてきました。現在はマネジャーを務めるなど、着実にキャリアを重ねてきた奥田さんに、これまでの歩みや現在の仕事のやりがいなどについてお話を伺いました。
※品質部:2026年4月に品質戦略部と品質保証推進部が統合
やりぬく気持ち、細部までこだわる姿勢に圧倒
大学では生物学を学び、前職でも飲料業界で商品開発を担当していた奥田さん。2013年にサントリーへキャリア入社を決意しました。経験を活かしながらも驚きを感じることが多かったそう。
奥田さん:前職では、商品開発に携わった後、品質保証の仕事にも従事していました。入社時研修で、品質保証の仕事を知って興味があったのと、商品開発をする中で品質保証の観点が重要だと感じ、自ら手をあげて異動し経験を積みました。
改めて商品開発にも携わりたいと考えていた際に、サントリーと出会うことになりました。サントリーは市場規模が大きく、また、商品ラインナップも幅広く、自分が手がけた商品を多くのお客様にお届けできるところに魅力を感じました。
当時、転職を強く意識していたわけではなかったのですが、これからのキャリアを見据えて、より広いフィールドでチャレンジしたいと考えてサントリーへの入社を決意しました。
「とことんやる」「細かいところまでやる」「やりきる(やりぬく)」美学がサントリーにはあると話す奥田さん
それまでの経験を生かし商品開発に携わるも、苦労した点もあったそう。
奥田さん:商品開発に関しては、基本的に前職からの延長線上にありましたのですんなり入っていくことができました。一方で転職の際には避けられないことではありますが、人脈を一から構築し直すことに苦心しました。
当時は、“どのような会社で何の仕事をするのか”ばかりに意識が向いていて、“誰とどのように仕事をするのか”という観点が抜けていたんです。即戦力として求められるなかで、まずは自分を知ってもらい、信用してもらわないと仕事が進まない。そのようなことを実感しながら、業務に当たっていたことを覚えています。
サントリーのものづくりに触れて、驚かされることも多かったそうです。
奥田さん:サントリーで働く一人ひとりの熱量と言いますか、会社の熱いカルチャーに、最初はとても驚きました。より魅力的で高品質な商品をお客様に届けようという意志がとても強く、それを実現するために予算や労力を一切惜しまずにギリギリまで粘る姿勢に圧倒されました。
やれることは、とことんやりぬく! という精神が、「やってみなはれ」という言葉に込められているんですね。そこが商品やブランドの根源になっていると実感しました。
商品開発は「お客様が求めるものをカタチにしていく」とてもやりがいのある仕事だそう
サントリーの商品開発部で7年。再び品質保証の仕事へ。
奥田さん:「品質保証」の仕事は、前職で関わった時からとても意義のある職務と感じていました。
商品開発の仕事はお客様のことをイメージしながら、仮説と検証を繰り返してレシピを作成していきます。そのプロセスもワクワクしますが、自分の手がけた商品が店頭に並び、お客様に楽しんでいただく姿を見ると家族や友人に自慢したくなるほど大きな喜びを感じます。
一方で品質保証の仕事は、その品質や安心を支え、確実にお客様に届ける責任を担っています。アプローチは異なりますが、お客様に提供する価値は同じで、どちらも重要な仕事だと感じています。
お客様の手に渡る瞬間を見つめ、価値を見えるカタチにしていくものづくりの現場視点と、安心を支えるために全体を意識して物事を判断する視点。異動を通して、改めてその両方の視点を経験できたことで、多角的視点を持ちながら今の業務にもお客様にも向き合えています。
サントリーグループ品質保証推進の要に
転職当初、人脈づくりに苦心した奥田さんが、今ではサントリーグループ全体とコミュニケーションをとりながら進めることが仕事のやりがいに。
奥田さん:品質保証推進部(現 品質部)は、サントリーグループにおける品質保証活動の要です。サントリーが提供する飲料・食品・ウエルネスなど、それぞれの現場で品質を担保するための仕組みやルールづくり、また情報発信を担っています。
そのため、サントリーグループのあらゆる部署や職種の人と、毎日コミュニケーションをとっています。そういった人たちが、どうやったらスムーズに仕事を進められるかを考え、アレンジしていく過程が楽しく、自分の好きなことと合っていると感じています。
プライベートでも友人との旅行をはじめ様々なものを“コーディネーション”することが好きな奥田さん
サントリーグループ内だけでなく、外部とのコミュニケーションも多く、重要だそう。
奥田さん:行政や業界団体の方々との連携もとても多いです。例えば最近では人体への影響が懸念される人工化学物質の「PFAS(ピーファス:有機フッ素化合物)」がニュースになりましたが、そういったリスクをいち早くキャッチして、正確な情報を取り入れて整理。その上で社内の関係部署に伝達・共有していきます。そのため、日頃から幅広いネットワークを構築しながらの情報収集を意識して活動しています。
マネジャー昇進と育児、そして新たな仕事。壁を乗り越え、辿り着いたマネジャーのやりがい
2度の育休を取得した奥田さん。サントリーには周囲がサポートする意識、風土があると話します。
奥田さん:育休のカルチャーが根付いていて、私自身とても安心でした。
セミナーなどが用意されていましたし、なにより「なんでもサポートするから絶対に戻って来て」という、同僚や会社の気持ちが本当に強く伝わってきたんです。最近は男性も3ヶ月から半年ほどの育休を取得するケースも増え、子育て世代も働きやすい環境だと思いますね。
以前は弱音を言えないでいたと話す奥田さん。自分が必要だと思ったときに助けを求めることが大事だと気付けたんだそう
育休を経て、復職後の2023年にはマネジャーに昇格。当初は「喜びよりもネガティブな思いを抱いていた」と奥田さんは話します。
奥田さん:マネジャーを任された時は、まずは何よりも「自分には無理」という思いがありました。その責任ある職位に加えて仕事内容自体が変わり、自分の経験値が少ない領域でマネジメントしなければならない状況で、インシデント対応も複数重なって、とにかく辛いと思う時期がありました。
メンバーに戻してもらおうと上司に相談するほどでしたし、2人の子どもはまだ保育園だったこともあり、休職することも本気で考えました。社会人人生で初めて離職も頭をよぎりました。
自らの行動と周囲の助けで、壁を乗り越えていくことに。
奥田さん:今振り返ると良かったのが、上司や人事の方との面談でした。上司からは「キャリアを考えた時に、絶対にマネジメントも経験したほうが良い」とアドバイスをいただきましたし、人事との面談では本音で話をすることができました。新たな仕事でマネジメントも分からず不安な中、社内のマネジャー研修も内容が充実していて、学ぶこと、そして、人と話すことを通して乗り越えていくことができました。
必要なところに情報をわかりやすく正しく伝達するために、日本語検定にもトライしているそう
自分自身のあり方を探るべく、コーチング研修やキャリア形成など社内外のセミナーを受講。日々の業務や勉強会を通して、徐々にマネジャーとしての仕事に喜びを感じられるようになったそう。
奥田さん:自分自身のこれからを考えて、さまざまな勉強会に参加しました。忙しい中ではありましたが、このままではいけない、現状をなんとかして変えたいと強く思ったんですね。
もちろん大変ではありましたが、アクションを起こし、学びを続ける中で、マネジャーとは仕事を任せながらチームで成果を出していく役割なのだと感じるようになりました。それまでは、仕事を抱え込んでしまうことも多かったのですが、周囲を頼り、任せることの大切さに気づけたんです。
また、自分の好きと得意で価値提供ができる軸を見つける、ということも、大きな学びでした。自分ではギブアップしてしまいそうなことも、すぐ横にそれが得意な人がいる。それならば、得意な人に任せたらいい。そういったことに気づいてから、マネジャー職にやりがいを感じられるようになりました。
最近は、ようやくマネジャーとしての立場で仕事を楽しめるようになってきたところです。諸先輩方に言っていただいた「一人ではできない大きな仕事ができるよ」という言葉が、理解できる入口にやっと来たかなという感覚です。
部署内の全体会議で登壇する奥田さん(右奥)
サントリーの誰もが、好きと熱意を持って仕事を推進!
一人ひとりの好きや得意を生かすこと。それがマネジャーの役割の一つと奥田さんは話します。
奥田さん:現在は企画グループと原料ものづくり品質グループのマネジャーを兼任し、メンバーたちと一緒になって業務を推進しています。
一人ではできない大きな仕事でも、チームだと達成することができます。それぞれの特性を生かしながら、役割分担を決めて、困難だった仕事をみんなの力で可能にしていく。それが嬉しい瞬間です。
私は家族や知人との食事や旅行などの際にコーディネートをすることが好きなのですが、それとちょっと似ているかも知れませんね。
今後はフィールドにこだわらず、コーディネーションのような仕事をしていきたいと話す奥田さん
サントリーで仕事をして14年目。今改めて実感していることがあるそうです。
奥田さん:サントリーには仕事が好きで、熱い気持ちをもって取り組んでいる社員が多いんです。その環境で働けることがとても心地いいですね。さらに言えば、商品愛がとても強く、向いている方向が一緒なので全員で前に進んで行けるところも良いポイントです。私もさらに自分を磨きながら、ワンチームになって課題を解決していけるマネジメントをして行きたいですね。
最後に、これからサントリーの仲間になる人たちへメッセージをお願いします。
奥田さん:サントリーは結構、熱い会社です(笑)。「やってみなはれ」の精神で、思ったことに挑めるカルチャーがあります。主体的にチャレンジしていきたい方にはピッタリです。
事業に関するところ以外でも、「FRONTIER DOJO」と呼ばれる、新たな価値を創造することに挑戦できる場もあります。既存のことを丁寧に進めることも大切にしながら、どんどん新しいことに向かえる会社ですので、ぜひ一緒にいろんなことに挑戦していきましょう!
※社員の所属・役職、内容は取材当時のものです。
編集:サントリーホールディングス株式会社 人財戦略部
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奥田 紘子 Hiroko Okuda
サントリーホールディングス株式会社
品質保証推進部(現 品質部)
2013 年、サントリーホールディングス株式会社にキャリア入社。サントリー食品インターナショナル株式会社食J商開部にて、緑茶、紅茶、烏龍茶の開発を担当。2017年に1回目、2019年に2回目の育休を取得し、2020年4月に復職。食J商開部にて、品質保証を担当。2023年4月 にマネジャーに昇格し、商品開発担当へ異動。2025年4月より、Suntory Global Business Drivers品質保証推進部(現 品質部)に配属され、企画総務(危機管理・コンシェルジュ)、原料品質保証を担当。