2025.12.24
新入社員が見たサントリーの品質保証――分析科学で支える"安心と信頼"│新入社員の声

現在の仕事内容は?
分析科学を軸に、お酒と健康食品の品質保証業務を担当しています。
主な仕事のひとつは、お客様からいただいたご指摘品の分析です。味や香り、異物などに不安を感じられた製品について、品質規格との整合性の確認や原因調査を行います。
また、工場や開発現場で発生した異物や香味異常の原因究明、現場の分析体制の改善、分析方法の仕組みづくりなどにも取り組み、高品質なものづくりを科学の力で支える役割を担っています。幅広い製品知識と分析スキルを磨きながら、より安心で高品質な製品をお客様へ届けることを目指しています。
仕事のやりがいを感じる瞬間はどんな時?
製品の背景や製造工程を多角的に理解できたとき、そして困っている方の力になれた瞬間に、強いやりがいを感じます。
私の部署には日々、品質確認や分析方法、現場での分析機器のトラブルなど、さまざまな“困りごと”が寄せられます。それらに対して、製造・保管状況を踏まえ、どんな事象が起こり得て、原因を科学的な視点で仮説立てし、実証を重ねていきます。同じ製品の相談であっても、製造場所によって要因が異なることもあるため、相手先と何度も議論しながら最適な解決策を提案することを大切にしています。
そして、問題が解決した際にいただく「ありがとう」の一言は、この仕事だからこそ味わえる喜びです。
サントリーのココがオモロイ!
互いの個性を尊重し、おもしろがるところ
多様な製品・部署があるため、働く人のビジョンも本当に様々です。
その違いを「おもしろい」と捉え、互いに応援し合える風土がサントリーの魅力だと考えます。個性を大切にし、それが新しい発見につながるのも、この会社ならではの“オモロさ”ですね。
キャリアビジョン
心と体の健康を支える形を考え、ニーズを価値に変えることができるプロになりたいと思っています。将来的には、社内外のニーズや製品の強みを捉えながら、商品開発にも挑戦したいですね。
現在の部署では、分析科学を通じて製品特性を深く理解できるほか、製造工程や製品情報、分析技術まで幅広い知識を得ることができます。また、品質保証だけでなく、工場や商品開発のニーズを踏まえた技術開発にも関わるため、多角的に“ニーズ探索”ができる環境でもあります。
今後は、より多様なニーズを見つけて解決できる力を磨きながら、製品や領域を越えて“自分だからこそ提供できる価値”を実現していきたいです。
お客様や現場を大切にするこの環境で、その挑戦を叶えたいです。
学生の皆さんへ
限られた時間や情報の中で、就職活動では「自分は何がしたいのか」「この会社で何ができるのか」と悩むことが多いと思います。私自身もたくさん悩みました。
でも実際入社してみると、就活時には想像もつかなかった部署や業務が数多くあり、今の部署にいるからこそ見える視点や出会える人がいると実感しています。“いい意味で想像を覆される”ことの連続です。
その“想定外”を楽しむためには、まず「自分がどんな人間で、何に興味があるのか」という自分軸を見つめ直すこと、そして自分の素直な「やりたい」という気持ちが大切だと思います。
いろいろな個性を持つ皆さんと、お会いできることを楽しみにしています!
※社員の所属・役職、内容は取材当時のものです。

林 優希Yuki Hayashi
サントリーホールディングス株式会社
安全性科学センター