WORK
クロストーク(対談)
先輩が語るルートセールスの仕事
働いて感じる現場のリアル
ルートセールスとは
- 帖地:
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私は、缶やペットボトルを扱う自動販売機管理・運営を担当しています。
商品の補充だけでなく、機械の点検・清掃も行い、主に量販店や工場に設置されている自動販売機を担当しています。
対機械相手の仕事と思われるかもしれませんが、実際、お客様は私たちのことをよく見ている・観察しているなと感じるので、お客様に気持ちよく商品を購入してもらうために笑顔で丁寧な対応を心がけていますね。街で自動販売機の補充をしている人という印象かもしれないけど、改めて考えると対機械ではなく人と人との繋がりのある仕事だと思っています。
- 太田:
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私も帖地さんと同様にパッケージを担当しています。担当は駅の構内や駅関連の施設内に設置されてる自動販売機です。商品はお客様の直接口に触れるものですので、安全・安心最優先で仕事することが大切だと思っています。
- 小川:
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私は給茶機やコーヒーサーバーを取り扱うリテールを担当しています。機械の保守点検、同時に販売を行い、お客様との対面販売をします。お客様から信頼されるように、キメ細かいサービスと要望に対しては迅速な対応を心掛けています。会社の施策を対応しながらもお客様の意向を踏まえ、また売上にも貢献できるように努めています。
自動販売機が持つ社会的役割と私たちの仕事
- 帖地:
- 私達の仕事は一言でいうと、世間に飲料や食品を通じて潤いを提供することですよね。
- 小川:
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まさにそうですよね。その先には、休憩中に購入したコーヒーがお客様のリフレッシュに繋がったり、1台の自動販売機・給茶機がその会社の福利厚生になっていたり、来客者用のお茶などを給茶機で提供する事で事務員さんの負担が軽減されたり。
また、休憩所の自販機・給茶機を通じてコミュニケーションの場になって、人の輪が広がっているのを見ると嬉しいですね。
- 帖地:
- 当たり前に自動販売機は社会にあり、なくてはならないものですね。
- 太田:
- 地震などの災害が発生したときに、無償で飲料が提供できるようになる災害ベンダーも積極的に展開していますよね。
災害時に困っている人へ飲み物を提供できることがすごいことだと思います。どんな状況であっても、寒いときは温かい飲み物、暑いときは冷たい飲み物が時間に関係なくいつでも購入出来るというのが自動販売機の魅力ですね。その管理・運営を担っている仕事と考えると、やりがいを感じますよね。
ルートセールスならではの苦労
- 帖地:
- どの仕事でも大変・辛いと感じることはあると思います。ルートセールスは1日外回りをする仕事だから、夏の暑い時期の仕事は体力的に大変なところもありますよね。
商品の切り替え(COLD→HOT、HOT→COLD)作業もなかなか大変だけど、新しい商品をいれると必ずお客様は見てくれていますね、そして喜んでもらえる。「商品変わったね」と声をかけてもらうと、会話に繋がり、お客様の声を拾うチャンスになります。
- 太田:
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気温と気候に影響を受けますよね。ルートセールスの仕事は体調管理が第一だと思っています。例えば、雨の日はいつも以上に気を付けることがあります。商品を滑って落とさないようにできるだけ濡れないように気を付けたり、道で足を滑らさないようにしたり。特に私達は常に車の運転をしながらの仕事なので、様々なリスクを想定して仕事を行っています。
また、自動販売機なので、どうしてもその場で要望を聞けず、お客様への対応が遅れることもあります。大変なところでもあり、やりがいのある部分だと思っていますが、小川さんはリテールなので、よりお客様との密なコミュニケーションが必要ですよね?
- 小川:
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その通りですね。ルートセールスは計画性を持って巡回スケジュールを組み立てていますが、1日のスケジュールを決めて出発しても、機械の故障やお客様の要望が入って対応したりと順調にいかないこともありますね。つくづく日々のお客様とのコミュニケーションが重要だと思います。お客様ときちんと会話し、信頼関係が築けていれば、どんなニーズや不満があるのかも教えていただけるので適切な提案ができるし、訪問の予定の変更や調整にも応じてくださいます。信頼関係を構築することは、簡単ではないですが、挨拶をする・ご迷惑をおかけしてしまったら正直にお詫びするなど、お客様に真摯に対応することが大切だと思っています。
メンバーとのチームワーク × テクノロジーの活用
- 帖地:
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ルートセールスは1人で完結する仕事だと思われるかもしれないけど、それも違いますよね?特に帰社後は積み込みや事務処理の業務を行い、和気あいあいした雰囲気ですよね。支店のメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事している。その日の疑問や解決したいことは必ず上司・同僚に相談するようにしています。みんなの支店はどうですか?
- 小川:
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私の支店はリテール担当が私のみということもあり、他支店のリテール担当と連絡を取り合ったり、上司へ確認を取る事を常に意識しています。また、年に数回ですがリテール担当が集まってミーティングが開催されたりするので、その場で情報を共有し合い業務に取り入れるようにしています。その結果、商品を販売するキャンペーンにおいて、販売トーク力がアップしたおかげで前年以上の成績を残したり、高売価の販売施策商品が売れて目標達成できたときは嬉しかったです。
- 太田:
- 当社は、自動販売機のシステムにも投資をしているのも魅力ですよね。
- 帖地:
- 本当にそうです!ここ数年でかなり変わりましたよね!
ほとんどの自動販売機に無線が付いたため、何が何本売れたのか、どの自動販売機で売り切れが起きそうかなど離れていてもわかるので、オペレーションの効率が断然よくなりました。
- 太田:
- AIを使って、より売れる商品ラインナップもわかるようになってきました。
そこに今までの経験・知識からのアイディアも自動販売機に反映させて、売上として数字が見えたときは嬉しかったですね。
チームで一丸となって協力できたこと、どんな自動販売機をお客様が求めているのか?意見を出し合いながら、1つの自動販売機が完成させることができたこと、それが結果に繋がったことは自信になり、成長を実感することができました。