ウイスキーは、自由だ。蒸溜所のオンラインライブに参加してみた。
2022.11.17
- どうしよう。
- なに悩んでんのさ。
- いやこのウイスキーをね、
どう飲んだらいいのかと。
- いいじゃん、好きに飲めば。
- でも、プレミアムなんだよ?
- 確かに、特別な感じするね。
- でしょ!だからさ、きっとあるんだよ。
こう飲むべきだ、みたいなのが。
- そんなもんかね。
- とりあえず、スーツ着ようかな。
- えっ、そこから?
蒸溜所のオンラインライブって、どんな感じ?
オンラインライブって、参加したことありますか?結構いろんなイベントがオンラインで気軽に楽しめるようになりましたよね。私も何度か参加しましたが、家なのにライブ感があって、結構楽しい。
今回はサントリーのウイスキー蒸溜所が実施しているオンラインライブにファクトリップしてみました。
オンライン上で体験できる、リアルタイム&インタラクティブな蒸溜所ツアーです。サントリーのプレミアムウイスキーのこだわりやその奥深さをご体験頂けます。実際のウイスキーをテイスティングキットで味わいながら、お楽しみ下さい。
事前予約制/有料/所要時間:約60分
参加費1名様分3,300円(税込)
※2023年10月をもちまして一時休止しております。
ふむふむ。リアルタイム&インタラクティブな蒸溜所ツアーか。なるほどね。きっと、リアルタイムで、インタラクティブな感じなんだと思います。つまりは、体験すればわかるはず!山崎・白州のそれぞれで、趣の異なるライブが実施されています。まずは山崎から、レッツ・ファクトリップ!
※今回は特別に許可いただきましたが、ライブの撮影・スクリーンショットは禁止されています。ご了承下さい。
蒸溜所から“贈り物”が届いた!
オンラインなのに、テイスティング体験ができちゃうのが、このライブの嬉しいところ。
事前に届いた試飲キットを開封。
箱を開けてみると…また箱っ!
中の箱は、切手のデザインがおしゃれ。さらにパカッと開けてみると、蒸溜所の美しい風景がお目見えしました。
机の上に、小さなファクトリップ感、出てます!
お手紙のようなリーフレットも入ってました。飛び込んでくる「ウイスキーは、自由だ。」のメッセージ。
ミニボトルとはいえ、プレミアムウイスキーの品格と存在感が漂います。
小さいグラス、かわいいい。
この試飲キット、贈り物をもらったようで、テンション上がります。
ジャパニーズウイスキーの聖地 山崎のオンラインライブいよいよスタート。
ツアー開始5分前にはオープニング映像が始まるようなので、余裕をもってメールで送られてきたURLにアクセスしてみました。
おぉ、アクセスできた。
程なくして、オープニング映像がはじまりました。おぉ、かっこいい。
ナビゲーターの方が登場。丁寧なご挨拶と共に、ライブの流れや楽しみ方を教えてくれます。
なんか出てきた。
この選択画面、ライブ中にちょこちょこ登場します。ただ画面を眺めているだけだと単調になりそうですが、アンケートやクイズに参加できるから、飽きない。
回答結果によってライブの内容が変わったりもします。あっ、これがインタラクティブってやつか。
自由だポイント①
オンラインならではのリラックスと自由さ。
最初は少しソワソワしていたのですが、始まってみたら、めちゃくちゃリラックスして参加している自分に気づきました。それもそのはず、服装は部屋着の上下スウェットだし、会場は勝手知ったる自分の家。お出かけモードで参加する工場見学もいいけれど、プライベートな感じで気軽に参加する工場見学もありだなー。「ウイスキーは、自由だ。」とありましたが、このオンラインライブ自体もなかなか自由です。
※画像はイメージです。
画面からも漂う聖地のオーラ!!
ライブは“見学パート”へ。まるで自分で歩いているような目線の映像で、蒸溜所の中を見学できます。
おぉ、これが、ウイスキーのメッカの内部か。なんか背筋が伸びます。
貯蔵庫。神聖な雰囲気が画面からも感じ取れるようです
見学ツアーでは、オンラインでしか見られないところも覗けちゃう!
そして実は…リアルな工場見学では見られないポイントも、オンラインライブで見れちゃったりします!それがどこなのかは・・・
参加してのお楽しみ!
自由だポイント②
ライブ感のあるチャットが楽しい!
ライブ中はいつでもチャット機能を使って質問をしたり、感想を書き込んだりすることができます。
このチャットが、個人的には“自由だポイント”が高かったし、楽しかった!
見学の途中でも、ナビゲーターの方がちゃんと質問や感想を拾ってくれて、反応を返してくれる。そのやり取りによって、台本通りじゃない感じでツアーが進んでいく。
あと、リアルな場だと「質問のある方は?」と言われてもなんとなく手をあげなかったりする私なんかにとっては、チャットの方が気軽に質問できたのも発見でした。
オンラインだとどうしても感じられない“香り”などの感覚も、ナビゲーターの方が言葉を尽くして説明をしてくれます。これもまた、リアルとは違った魅力のひとつ。
オンラインでもお待ちかねの試飲体験。
リアルでもそうですが、やはり試飲体験は工場見学の醍醐味。それがオンラインライブでも味わえるなんて、最高です!
このかわいいグラス「テイスティンググラス」「というもので、蒸溜所のブレンダー(ウイスキーのプロ)もまったく同じ形のものを使っているのだとか。かわいく見えていたのが、俄然かっこよく見えてきました。
待ってましたとばかりにグラスにウイスキーを注ぎます。
注いだウイスキーの色を眺めたり。
くるくる回して香りを確かめたり。
テイスティングのやり方やポイントを解説してくれるので、はじめてでもスムーズに楽しめます。
味を確かめるときは1:1の割合で加水をする「トワイスアップ」という飲み方で。水を加えただけで、広がる香りがわかりやすく変わった!これ、驚きでした。
自由だポイント③
ウイスキーの表現は自由だ!
試飲キットに同梱されたリーフレットは、体験したウイスキーの味や香りを書き込める「テイスティングノート」にもなっているのですが、これぜひやってみてほしいです。色・香り・味・余韻を、言葉にしてみる。参考となる表現も教えてくれるけど、せっかくなので感じたままを書いてみる。
誰に見せるわけでもないこのノートづくりのおかげで、自分の言葉で自由にウイスキーと向き合えた気がします。拙い言葉なのですが。。
自由だポイント④
マリアージュも即試せる。
試飲を愉しみながら、どんな食べ物を合わせるのがいいか、おすすめのマリアージュも教えてくれます。家のお菓子ストックに良さげなチョコを発見!さっそく合わせてみました。参加者の方の中には、ポテサラと合わせている人もいたなー。
その場で即マリアージュが試せるのもオンラインならではの自由さかもしれません。
あっという間にライブ終了。
その後は、美味しいハイボールの作り方を教えてもらったり
ナビゲーターの方のおすすめマリアージュを教えてもらったり
グラスに残ったウイスキーを味わったりしているうちに、ライブは終了。パソコンの画面をただ見ているだけでなく、こちらも手や鼻や舌や頭を動かしていたからか、ほんとあっという間だったなー。
森の蒸溜所 白州のオンラインライブへ!
山崎のオンラインライブの次は、“世界でも稀な森の蒸溜所”白州のオンラインライブへ。
緑、気持ちいいーー。オープニング映像からして、山崎とはまったく違う特長を持った蒸溜所であることがわかります。
ナビゲーターの方も、爽やかです。
ライブの基本的な構成は山崎と近しいので、ダイジェスト的にご紹介させていただきますが、ウイスキー同様、ライブもそれぞれの個性を存分に楽しめます!
見学ツアーは、森を散歩しているみたい。あれ、画面からマイナスイオン、出てる?
イメージ写真も、緑ぃーで、気持ちいぃー。
同じ貯蔵庫でも、山崎とぜんぜん雰囲気が違うんだなー。
テイスティングノートも、違う言葉が湧いてきます。相変わらず拙いのですが。。
見学ツアーもテイスティングも、しっかり満喫した結論、絶対に両方参加したほうがいい!
ウイスキーの飲み比べのように、比べることで楽しめる、それぞれの蒸溜所の個性の違いがあります。両方参加すれば、実際に山崎と白州ウイスキーも飲み比べられますしね。いや、ほんとオススメです。
自由だポイント⑤
ウイスキーの楽しみ方がより自由に。
オンラインライブの、次の日の夜。さっそく教えてもらったやり方でハイボールをつくって、おつまみを用意して、楽しんじゃいました。
ウイスキーと炭酸の割合も、ちょっとアレンジして自分好みのバランスを探したり。コンビニで買えるもので自分的ベストマリアージュを見つけたり。
プレミアムウイスキーなんだからこう飲むべきだ…こういうシチュエーションが相応しい…ライブに参加する前は、プレミアムウイスキーに対して、ちょっと構えていたかもしれません。
でも、自由なオンラインライブに参加してみて、並々ならぬこだわりやプレミアムと呼ばれる理由も知ったうえで「まぁ自分が好きなように飲めばいいか」と、少し気分が軽くなった気がします。
これからも、自分らしい楽しみ方、いろいろ探ってみたいと思います!
くぅー、このハイボール、うめぇ~。
ウイスキーは、自由だー!
おしまい。
リアルとはまた違う新たな見学を体験すればウイスキーがもっと好きになる!