サントリーウイスキー蒸溜所便り

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白州蒸溜所便り

【白州蒸溜所】夏のフォトレポートをお届けします

2024年8月9日

こんにちは、森川ユタカです。
"白州の森"の木漏れ日が日ごとに眩しさを増し、本格的な夏を迎えています。
今回は、梅雨から夏にかけての白州蒸溜所の様子をご紹介します。


2407hd001.jpg小川のほとりに咲く色鮮やかなアジサイ


ご来場時にお立ち寄りいただくビジターセンターの先に、梅雨の時期になると、風物詩のアジサイを見つけることができます。すぐ近くに川が流れていて、そのせせらぎを聞きながらアジサイを眺めると、より一層風情を感じます。いつまでも眺めていたくなる風景です。


2407hd002.jpg深緑が映えるウイスキー博物館


夏本番を迎えたこの時季の場内は、木々の深い緑色と空の青色が織りなすコントラストがまぶしく、心が引き込まれます。また夕暮れ時には、場内にヒグラシの声が優しく響き渡り、耳からも夏の訪れを感じさせてくれます。


2407hd003.jpg美しい花姿のヤマユリ


ウイスキー博物館の近くには、ヤマユリが咲いています。その名は「山に咲く百合の花」に由来すると言われています。
ヤマユリの花は梅雨が明ける頃に白くて大輪の花を咲かせ、その周囲に甘い香りを漂わせます。例年7月上旬頃に満開を迎えていましたが、今年は梅雨が遅めでしたので、開花も少し遅れているようです。
開花時期に来場いただくと、あたり一帯が甘い香りに包まれているのを体感できます。深い緑の中に大きく真っ白な花を咲かせるヤマユリの姿は、白州の初夏の風物詩の一つです。
昨年は改装期間中で見ることができませんでしたが、今年はヤマユリの写真撮影を楽しまれている方もたくさんいらっしゃいますよ。


2407hd004.jpg蒸溜棟に続く森の小径で見つけたオオバギボウシ


うす紫色の花を優雅に咲かせているのはオオバギボウシです。葉が開く前の若い芽は別名「ウルイ」とも呼ばれ、山菜としても親しまれています。成長すると葉の長さは30~40センチメートルくらいになり、全長は60センチメートルになることもあるとされています。今後より成長していく姿を見るのが楽しみです。


2407hd005.jpg珍しいまだら模様の木を発見


白州の夏の様子をカメラに収めながら場内を歩いていると、見慣れない模様の木を見つけました。皆さんは、これが何の木かご存じでしょうか?


実はこの木は、椿の一種の「ナツツバキ」なんです。


2407hd006.jpg深緑に映えるナツツバキの花


椿というと、冬から春にかけて咲く花を思い浮かべる方が多いと思いますが、ナツツバキ(夏椿)はその名の通り初夏に開花します。花言葉は「はかない美しさ」。朝に花を咲かせ、その日中に落ちてしまう一日花です。夏の日差しを浴びて輝く白い花弁は、緑豊かな葉の中から浮かび上がるようで、とても目を引きます。場内にお越しの際は、そのはかなさを見逃さないよう、ぜひじっくりと観賞してくださいね。


夏を迎える白州の様子はいかがでしたでしょうか?
このような豊かな自然の中で白州蒸溜所のウイスキーは育まれています。
ご紹介した植物以外にもたくさんの植物や花々を楽しむことができますので、ぜひ皆さんも夏ならではの白州の自然を肌で感じに来てくださいね。


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詳細につきましては、白州蒸溜所のホームページにてご確認をお願いいたします。



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