2014年8月29日
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『2014-2015トップリーグ開幕戦フォトレポート』
こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
今年もついにトップリーグが開幕しました!
初戦の結果は皆さんご存知の通り、後半ロスタイムの成田秀悦選手の逆転トライで劇的に幕を閉じましたが、テレビ中継もなかったため、現地にいられなかった選手やスタッフも相当ハラハラしていたようです・・・。
今回のスマイルカフェではその開幕戦の様子を、いつもより試合写真多めでレポートします。
会場は熊本県のうまかな・よかなスタジアム。試合前日まで雨の日が続いていたそうで、地元の方は「今日はピンポイントで晴れてよかった」とおっしゃっていました。
ちなみに翌日の移動日も朝から雨が降っていたので、ラッキーでした!
全体のウォーミングアップが始まる前に、コミュニケーションをとるフロントローのメンバーたち。
選手入場時には、ご当地キャラのくまモンが、ラグビージャージーを来てお出迎え。背中には「2019」の文字が。
熊本県は2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの試合会場誘致に手を挙げているそうで、街中でもラグビーに関する文字が数多く見られました。
バックスタンドには、選手入場時にタオルマフラーを掲げるファンの方々の姿が。
そして、その最前列には今年も応援団を務めてくれるこの人たちの姿が。OBのアズ(東野憲照)、イセ(伊勢田彬人)、俊平(伊藤俊平)。
バックスタンドで観戦の際には、ぜひ一緒に大きなご声援を送ってくださいね。
いよいよキックオフ。前半、ディフェンスの間を突破する小野晃征選手。
この日の熊本は無風で湿度も高く、蒸し暑い気候でした。そのせいもあってか、ハンドリングエラーが多く、なかなかボールが継続できません。
優勝が決まる試合にはいつも出場している印象の田原太一選手は、10年目にして初の開幕スタメン。
「いつもと変わらず試合に臨むことを心がけました。初めての開幕スタメンでしたが、そこは気にせず、ラグビーをやれていることを楽しもうと思いました。内容に関してはセットプレーに問題があったので、次に修正したいと思います。」
ちなみに、ノム(野村直矢副務)が教えてくれたのですが、鹿児島出身の田原選手のご両親がメインスタンド最前列で観戦されていたそうで、喜んでいたんじゃないかなぁと話していました。
後半に入り、松島幸太朗選手の突破から中靍隆彰選手にパスが繋がりますが、惜しくもトライにはならず・・・。
後半9分、ようやく今シーズンチーム最初のトライが生まれます。佐々木隆道選手のトライが決まり、5-10と、少しずつ追い上げます。
そしてついに登場!南アフリカ代表キャップ68を持つスカルク・バーガー選手。
サンゴリアスの印象と、試合に出てみての感想を聞いてみると(通訳は小野晃征選手が「1万円!笑」と言いながら快く引き受けてくれました。笑)
「今まで慣れているラグビーとは全然違いますが、良いチェンジだと思うし、まだサンゴリアスのことを学んでいる最中なので、あと1~2ヶ月後にはもっと良い答えが出せると思います。(コカ・コーラ戦の感想は)相手もすごいプレッシャーを掛けてきて、コンディションの問題もあって難しい試合だったけれど、勝ってまた今週チャレンジできることを嬉しく思います。」
ちなみにスカルク選手がどんなにすごい選手かを何人かに聞いてみたところ、
チームきっての海外ラグビー通・辻本雄起選手は「電車に例えるなら“ななつ星”!(九州の寝台観光列車)」(他にもいろいろ例えてもらったのですが、あまりにもマニアックな例えが多かったので、割愛させていただきます。笑)
仲村慎祐選手は「パワーは日本人の3倍(ジャンボ比)強い!腕のパワーはショベルカー並みです」
篠塚公史選手は「車に例えるなら4tトラック」
成田秀悦選手は「プレースタイルは、ジョージ・スミスが“柔”なら、スカルク・バーガーは“剛”」
宮本啓希選手は「車に例えたら4tトラックくらいのパワーだけど、性格はすごく陽気なので、陽気なラジオが流れている4tトラック」
激しいプレーが身の上のスカルク選手ですが、話を聞いたときも常に笑顔で私の目をしっかり見て話してくれました。みなさんもぜひ声を掛けてみてくださいね。
試合の話に戻ります。笑
2年目でTL初出場を果たし、後半25分にトライも決めた中靍選手。
「去年からずっと試合には出たいと思っていたけど出場出来ないまま、チームが負けてシーズンが終わってしまい、プレシーズンから強い気持ちを持って準備してきたので、成長したという実感はあります。ラグビーでは緊張することはないのですが、ヒューイ(ピーター・ヒューワットBKコーチ)がすごく気を遣ってくれて、良い形で試合には臨めました。開幕戦なので、難しい試合になるだろうとは思っていましたけど・・・。トライを決めた瞬間もまだ負けていたので、結構焦っていました。(今後の目標は)優勝してトロフィーを掲げることにすごく憧れているので、1試合1試合出られるよう頑張っていきたいと思います。」
そして後半41分、逆転となる成田選手のトライを連続写真で・・素早い仕掛けから
一度は倒されながらもボールを落とさず・・
インゴールに飛びこみトライ!
あっという間に歓喜の輪ができました。
成田選手は「(テレビ中継がなかったため)情報がなかったので、チームのみんなからはものすごい数のメールが来ていました。前半リードされた状況での後半からの出場だったし、入ってすぐトライを獲られたので、最後「よくやった」とは言われたけど、僕の中ではプラスマイナスゼロです。でも、トライした時にみんながすごく喜んでくれて、キツいゲームだったことを実感しました。いや、ホントこのヒヤヒヤ感を伝えたいですよね。残り3分の時点で相手ボールになって、その後残り1分でやっと自分たちのボールにしたんですけど、その時の判断も一瞬でしないといけないので・・・。長くラグビーやってますけど、あんな場面はなかなかないので緊張しましたし、アドバンテージがなかったらあの選択はしなかったと思います。」
最後はトゥシ・ピシ選手のコンバージョンが決まり、17-13でサンゴリアスの勝利!
試合終了後、安堵の表情の畠山健介選手と真壁伸弥選手。
選手たちをねぎらうアンディ・フレンドヘッドコーチ。
勝ったことだけが良かったとみんなが口にしていた開幕戦。
チーム同士の力が拮抗してきて、長いリーグ戦を勝ち抜くのは容易ではないことを実感した、今シーズンの開幕ゲームでした。
次戦はアウエーでのトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。
試合会場で、テレビの前で、サンゴリアスに力を与えてくださいね!