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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2017年10月19日

ジャパンラグビートップリーグ2017-2018第9節 vsパナソニックワイルドナイツ戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。

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先週15日(日)に行われたトップリーグ第8節は雨の中のゲームとなったトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。接戦を制し開幕8連勝を収めたサンゴリアスはいよいよ今週末、ウインドウマンス前最後のゲームとなる第9節でパナソニックワイルドナイツとの対戦を迎えます。

トヨタ自動車戦は雨のコンディションの中、序盤は両チームキックによるエリアの奪い合いでスタート。お互いにPGを重ねる慎重な試合の入りとなりました。しかし前半32分、トヨタ自動車に中央でラインブレイクを許すと一気にゴール前までゲインされ、そのままの勢いでトライを奪われリードを奪われます。しかし前半終了間際にサントリーもモールでトライを奪い返し、13-10と僅かなリードでハーフタイムを迎えます。

トヨタ自動車ジョージ.jpg

後半になっても止まない雨。前半同様、お互いに我慢のラグビーが続くかと思われましたが、早々の3分、トヨタ自動車がラインアウトからモールでチャンスを作るとテンポ良く持ち出し中央にトライ。更に11分にもトライを奪うと、直後の13分。サントリーのキックオフボールをそのまま運んでノーホイッスルトライ。サントリーは連続3トライを奪われ13-31とリードを18点差に広げられる厳しい展開となります。

トヨタ自動車ツイヘンドリックトライ.jpg

しかし、グラウンド上のサントリーのメンバーは誰一人諦めることなく、また、パニックに陥っているメンバーもいませんでした。残り20分で18点差をひっくり返すための役割の中で、一人ひとりが自分の遂行すべきことを確認し、残り時間での逆転を信じて次のキックオフに向かいます。そして後半20分、反撃の狼煙となる村田大志のトライを皮切りに、25分にはゴール前スクラムからキャプテン流大がインゴールに飛び込みトライ。更に34分にはスクラムからジョージ・スミスが持ち出すとラックから飯野晃司がインゴールに押さえ込みトライ。コンバージョンも決まって32-31と逆転に成功します。

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最後はトヨタ自動車の猛攻に自陣浅い位置で痛恨のペナルティーを犯しますが、80分の激闘の疲れもあり、トヨタ自動車の逆転のかかったPGは僅かにショート。サントリーが蹴り出しノーサイド。試合内容については反省が多く残るものとなりましたが、開幕から8戦全勝で今週末の大一番を迎えることとなりました。


■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第9節
 「サントリーサンゴリアスvsパナソニックワイルドナイツ」
試合登録メンバー23名が発表されました。

 ・試合登録メンバー

今週末の第9節、レッドカンファレンス首位のサントリー、ホワイトカンファレンス首位のパナソニック、ともに8戦全勝同士の対戦となりました。お互いに2位に勝ち点10差をつける状況も同じく、属するカンファレンスも違うため、この試合の結果による互いの順位の入れ替わりや、各カンファレンス内での順位が下がる影響もなく、この試合で勝ったチームが9節終了時点で唯一の全勝チームとなるゲームとなります。

お互いに日本選手権を兼ねた順位決定トーナメントのファイナルまで進む事を想定し、シーズンラストにタイトルをかけて再戦するイメージもある中で、この試合の位置づけをどう考えるかという点においては、それぞれ首脳陣にはいろいろな考えや策略が出てくる可能性もあります。しかしながらサントリーにとっては、常にハングリーに、チャレンジャーとして戦う姿勢こそがチームの中でもっとも重要なスピリットであり、ファイナルでのゲームと同様、SUNTORY PRIDEをかけて貪欲に勝利を掴み取りにいきたいと思います。

トヨタ自動車村田大志トライ.jpg

パナソニックとの最後の対戦となった昨シーズンの日本選手権決勝では15-10でサントリーが僅差で勝利しシーズン2冠を達成したものの、この試合、80分を通してパナソニックの硬いディフェンスを崩すことが出来ずノートライに抑えられ、サントリーの得点は5本のPGのみ。アグレッシブ・アタッキング・ラグビーを標榜するサントリーにとっては、トライを奪えなかったことは、この試合唯一の苦い思いでもあります。


トヨタ自動車松島幸太朗.jpg

今シーズン、開幕からエンジン全開。ここまでの戦いを見ても圧倒的な強さを見せるパナソニックに対し、サントリーは"チャレンジャーとしてこのゲームに臨むことが出来るかか?"がこの試合の大きなポイントになります。あくまでも"リーグ戦の1試合"というゲームに対し、ファイナル同様のメンタルでこの試合に臨めるか。メンタルの部分で両チームの「パナソニックに勝ちたい」「サントリーに勝ちたい」というどちらの想いが強いかが、ゲームの結果に影響してくることは間違いなさそうです。

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先週のゲームで勝利し、2015-2016シーズン順位決定トーナメント1回戦から続く公式戦連勝記録を28まで伸ばしたサントリー。この試合で勝利すると公式戦29連勝となり、30連勝に王手となります。今季から熊谷をホームタウンとするパナソニック戦は完全アウェーの環境でのゲームが予想されます。サントリーはメンバー1人1人が今シーズンのチームスローガンでもある"STAY HUNGRY""SUNTORY PRIDE"といったチームのカルチャーを改めて自覚し、チーム全員でハングリーに戦い勝利を掴みたいと思います。

トヨタ自動車入場背中.jpg

ウインドウマンス前最後のゲーム。12月からのリーグ後半戦、そして1月のトーナメント戦に向けて、良い状況でウインドウマンスに入り更なるチーム力のアップを図るためにも、今シーズンここまでのベストゲームと言えるゲームを展開し、勝利を掴みたいと思います。アウェー熊谷での対戦となりますが、1人でも多くのサントリーファンの皆さんにご来場いただき、チームの背中を押していただくご声援をお願いいたします。

■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第9節
サントリーサンゴリス vs パナソニックワイルドナイツ
2017年10月21日(土) 13:00キックオフ
埼玉県・熊谷文化スポーツ公園陸上競技場
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