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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年3月18日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #143『ペナルティトライ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「ペナルティトライ」(解説:池谷 陽輔)
 
 
ゴール前でやってはいけないこと(反則)をして、認定トライになることです。認定トライというのは、実際にはトライをしていなくても、守っている側のそのプレー(反則)がなければトライになっていただろうという反則を(繰り返し)行った時などに、レフェリーの判断で認定されるトライのことです。
 
例えば、ディフェンス側が自陣5mの相手ボールのスクラムで、何回も同じようにスクラムを崩した時などに認定トライになります。攻めている側はペナルティトライを狙っているのではなく、あくまでスクラムトライを狙いにいっている訳です。相手はスクラムトライが嫌なのでスクラムを崩してしまい、結果的にペナルティトライなるというケースです。モールでもゴール前で組んだ後に、何回も相手を崩しに行ったりすれば、ペナルティトライになります。

 
スクラムの場合、最初はどうしても様子伺いで、相手と合わなくて崩れるという場合はありますが、それは試合中に修正出来ます。ですので、試合の中盤から後半に崩れた場合は、どちらかが崩しているケースが多いのではないかと思います。
 
フォワードだけでなく、例えばバックスにボールが展開されて攻め込んだ時に、明らかな反則のタックルでトライするであろう選手を阻止した時なども、ペナルティトライになりますが、1つのプレーだけでなることはほとんどなく、やはり何回か同じようなペナルティが繰り返された場合に、ペナルティトライになる事が多いです。

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