CLUB HOUSE

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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2008年11月20日

「少年サンゴリアス」 Vol.18 池谷 陽輔
『素振り1時間』

少年サンゴリアス 池谷陽輔写真1

今回は小野澤宏時選手にサンゴリアスの食堂で「次の少年は誰がいいかな?」と相談したところ、「池谷選手」というリクエストがありました。そこでその小野澤選手と横に座っていた伊勢田彬人選手、有賀剛選手にも加わってもらっての「少年サンゴリアス」となりました。

小野澤:小学生の時に野球やってなかったの?

池谷:やってましたよ。小学校ではソフトボール、それから中学では野球をやっていました。最初はキャッチャー、その後ファースト、そしてライト。いわゆる"ライパチ"でした。

小野澤:やっぱりお父さんがプロ野球選手(池谷公二郎/元 広島カープ投手)だから、すごいプレッシャーだったんじゃない?

少年サンゴリアス 池谷陽輔写真2

池谷:そうですね。父は投手だったので、僕もあるときチームの監督にピッチャーをやらされました。「投げてみろ」と。それで3~4球投げたら、「オッケー、もういいよ」みたいに言われて(笑)、それ以来ピッチャーの声はかかりません。

小野澤:父親がプロなのに何で野球を続けなかったの?

池谷:小さい頃から教えられて、それも「そうじゃなくてこう」とか、かなりうるさく言われて、それが嫌だったんですね。「そうじゃない」ばかりでしたから。

小野澤:剛はどうだった?(※突然、テーブルの端にいた有賀選手に)

有賀:ぜんぜんですよ。僕はラグビーはスクールに入ってやってましたが、父(有賀健/元 ラグビー日本代表)は高校の監督をやっていたし、僕に対してはほとんど教えるということはなかったですよ。

伊勢田:ウエイトは?「もっとバーベルは脇を絞めて持って...こうだよ」なんてやってたのでは?(笑)

有賀:ないですよ~(笑)。僕のラグビーに関しては、まったくのノータッチでした。

小野澤:それが良かったのかもね。イケちゃんもプロ野球選手の子供なのにねぇ。

池谷:当時、近所に山本浩二さん(元 広島カープ外野手)も住んでいて、よく家族で行ったり来たりして、"団欒"という機会がたくさんありました。そうすると途中で必ず「おい、バッティングを教わって来い」と父に言われて、庭に出てバットの素振りになるんです。それを家の中からみんなで見ている(笑)。

小野澤:山本さんも厳しかった?

池谷:まぁ父よりは優しかったですけれど、長いんですよ、コーチが始まると。だいたい1時間ぐらいやってましたから。

小野澤:そりゃ凄いね。なるほど、そういう事情で野球選手の道を選ばなかったんだね。

少年サンゴリアス 池谷陽輔写真3 少年サンゴリアス 池谷陽輔写真4

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