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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2008年4月28日

「少年サンゴリアス」 Vol.9 高野 貴司
『やり出したら絶対にやめさせてくれない』

少年サンゴリアス 高野貴司写真1

子供の頃バカなことはあまりしませんでした。たぶん真面目だと思います。あまり遊べなかったですね、同じ学年の子と。月曜日がオフで、火曜公文(塾)、水曜水泳、金曜にもう1回公文があって公文が終わったあとピアノ、土曜は英会話をやって、日曜日はリトルリーグ(硬式野球)をやっていました。木曜日は学校のクラブがあって、トランペット・クラブでした。完全におぼっちゃまですね(笑)。

実は小学校のときは勉強もメチャクチャ出来たので、浮いてはいなかったですね。生徒会長とか児童会長にはならないけれど、親分みたいな感じでした。体は普通よりちょっと大きいぐらいで、そんなに大きくなかったです。

その中で面白かったことはありませんでした。最初自分から何でもやりたいと言うんだけれど、うちの親はやり出したら絶対にやめさせてくれない親で、「最後までやれ」というのがあったので、結局、面白かったのか面白くなかったのか、よくわからないんです。

あれもやりたい、これもやりたいと、やりたいことがどんどん増えて行って、結果的にこういうスケジュールになってしまったんですが、親には手当たり次第にやらせてもらいましたし、一応、続けました。中学受験をし始めて、ピアノとかをやめていって、中学受験をするために塾を1つにしたんですが、そこからちょっと楽になりました。

リトルリーグだけ継続してやっていました。僕は8月以降に生まれているので、中学1年生まで出来るんです。ですから最初中学に入ってもリトルリーグで野球をやっていました。3番でキャッチャーでした。まぁ飛ばしましたし、野球はまぁまぁ得意ですが、でも小学校のレベルですから。

いちばん嫌だったのはピアノの発表会ですね。年に2回ぐらいあるんですけれど、僕と同じ様な感じでピアノを習っている男の子って、殆どいないんですね。みんな女の子。兄貴と1つ違いなので、兄貴がいて初めは良かったんですが、兄貴が小学校6年でやめてしまって、僕はまだ5年だったんでやめられなくて1人でした。市民会館で発表会をやるんですけれど、男だからといって閉会の挨拶とかをやらされるんです。それがメチャクチャ嫌でした。

1人男で、会話する相手がいない。ピアノのクリスマスパーティーとかあっても、周りはみんな女の子なんです。だからちょっと、そこから女の子が苦手になったかもしれません(笑)。はっきり言って、今はもう殆どピアノは弾けません。

英会話は楽しみながら始めたという感じでした。始めたのは小学校に入る前だったので、小学校5年生までやったけれど、殆ど英会話自体は身になっていないのかもしれません。でもコミュニケーションするということで言えば、良かったのかなと思っています。英会話をやっていたというより、みんなで楽しく遊んでいたという感じです。

1回やり始めたらやり通せというのは、両親両方が言っていました。でもそれを1回だけ変えたことがあるんです。1回だけ「これをやりたいから辞めさせてくれ」と言ったことがあるんです。中1でバスケット部に入ったんですが、当時、体育の授業でラグビーがあって、ラグビーの授業を受けたら「物凄くラグビーが面白い」と思いました。

バスケ部は実はあまり強くなくて、上下関係も厳しかったりして、一度だけ「ラグビーが面白くてしょうがないんだ」と言って、中1の終わりにバスケ部を辞めて、ラグビー部に変わったんですよ。

野球がだいたい夏で終わって、その後バスケ部に入って、そこからですね。ラグビー部に変わって、中学に入ったら英会話とか自分の意志ですべてやめました。中学に入ったら自分の中で、「部活は絶対一生懸命にやろう」と思ったんです。テレビとかでも当時バスケットが流行っていたし、それで授業でラグビーをやったらメチャクチャ面白くて、本当、それからはラグビー一色でしたね。

ラグビーにハマった。これまでいろんなことやって来たけれど、こんなにハマったことはなかった。何故か?先ず毎日あったということ。毎日ラグビーをやる奴がいたということもあったし、日曜日とか練習がない時には、「何で練習ないんだよ」と思いましたから。

ラグビーにハマりましたが、当時、部活の時間は5時半まででした。その後に隠れていろいろやりました。卓球場に忍び込んで卓球したり、夏は人工芝のテニス場に忍び込んでテニスしたり、器械体操のところへ行って体操したり、柔道場へ行って柔道をしたり、下校しなきゃいけなんですけれど、寮に入っていなかったので、あえて残ってやっていました。

5時半に終わってからラグビー部の何人かで、各部活を回り歩いたという感じです。「今日は暑いしプールに入り込んで泳ごうぜ」とか、メチャ面白いですよ。4人ぐらい、同じ学年じゃない仲間とでした。トップリーグのNECの辻さん(高志)と、もう1人僕の1つ上のキャプテンがいて、先ずこの3人でやっていたんです。

辻さんたちが卒業した後に、今クボタのキャプテンをしている鈴木力という奴とかが残って、5時半に終わって、「30分ぐらいウエイトしましょう」ってウエイトやって、飽きてきたから「卓球するか」とか「テニスするか」ということでやっていました。楽しかったですね。

ラグビーをもうちょっとしたかったんだけれど、みんな帰っちゃっていないから、いろんなことやったんじゃないんですかね。いろんなことに興味があって、今もゴルフにハマっているし、自分の子供がいろんなことやりたいと言い出したら、やらせるしかないな(笑)。やらせて自分で面白いものを見つけてくれれば、それがいちばん良いんじゃないですか。

ラグビーは、毎日やる、友達がいる、そしてぶつかり合いが好きだったんですよね。「何で?」というのはわからないんですが、たぶん「ぶつかって俺の方が強いぜ」ってやるのが、好きだったんですね。今もその魅力は続いていますが、最近みんなぜんぜんふっ飛ばないですからね(笑)。

少年サンゴリアス 高野貴司写真2 少年サンゴリアス 高野貴司写真3

小さい頃の僕の写真(左)とうちの息子(右/1歳2か月)の写真が同じなんです、顔も体型も。

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