2008年2月 5日
「少年サンゴリアス」 Vol.4 伊藤 俊平
『サイン小僧』
スポーツが好きな子どもでした。僕は5歳からラグビーを始めていて、小学校に上がってもラグビーと野球を両立しながらやって、サッカーもやり、いろんなスポーツをやっていました。何よりも先ず勉強が大嫌いで、ずっと外で遊んでいるのが大好きで、ほとんど家にいませんでした。小ちゃい頃から足は速かったですね。
いたずらについてはあまり言えないんですが(笑)、僕は小さい頃からずっとラグビーをやっていて、しかも「サイン小僧」だったんですよね。秋田にいろんなチームが招待試合で来るんですが、その度に自分が小さいということを利用して、いろんなところに入って行って、いろんな選手のサインをもらっていたんですよ(笑)。
色紙、バッグ、服、自分の持っているいろんなものにサインをしてもらいました。僕が小学生ぐらいの時にサントリーが秋田に来て、清宮さんも現役で、前監督の永友さんも、サントリーフーズの監督の今泉さんも、僕が日体大の時に監督だった尾関さんも、みんな全員現役の頃で、その人たちからサインをもらいました。これ(下)がその時の写真です。
家にあるサイン色紙に「俊平君へ」と書いた清宮さんのサイン色紙もあります。当時は秋田でも毎週のように社会人の試合をやっていたので、その度に会場へ行って、いろんな人からサインをもらって、ヤマさん(山岡俊選手)やキヨさん(田中澄憲選手)が大学生時代に秋田に遠征に来たときもサインをもらっていて、このあいだ家に帰ったとき、そのサインもありました。
僕は、小さい頃からラグビー選手になるのが夢だったので、それでトッププレーヤーの人たちからサインをもらっていました。こんな人たちのようになりたいとずっと心の中に夢として持っていて、そんな人たちと今一緒のチームでラグビーができて、嬉しいですね。
高校生になると貰わなくなりましたが、中学生ぐらいまではずっと集めていました。家に帰って探すと相当あると思います。今ラグビースクールでやっている小さい子たちには、同じように夢を実現してもらいたいと思います。僕は母がアナウンス嬢をやっていましたから、母親の顔を使ってどこまでも入って行って(笑)、サインを沢山もらいました。