2020年3月31日(火)
星谷選手から皆様へ
まず初めに、ここまで星谷健太朗にかかわってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。
私は、東京オリンピック出場を目標に、2014年にサンバーズに入団しました。
思い返せば、高校でのバレーボールのキャリアが浅い自分がどこまでできるか挑戦してみたい!と入団に当たって、一大決心したことを思い出します。周りには自分よりはるかに能力の高い選手が多く、日々たくさんの学びがある環境に身を置くことができ、入団当時と比べると格段に上達できたと実感しています。しかしながら日本代表の壁は厚く、思い描いていた結果になりませんでした。東京オリンピック出場が叶わなければ、現役から身を引こうと考えてたので、今回このタイミングで競技生活に区切りをつけることになりました。
最後のシーズンは人生で初のキャプテンを務めることになり、とにかくサンバーズを良いチームにしたい一心で取り組んできました。一人一人がチームのためにできることを考えて動けるのが、私の目指した理想の姿でした。ファイナルステージではチームの状態も良く、これは優勝までいけるかも!と思いましたが、結果は甘くなかったです。本当に悔しくて仕方がありません...が、自分たちの持っている力は全て出せたと思うので後悔はありません。チーム全員で戦い抜けたことを誇りに思います。監督、スタッフ、そしてチームメイトの皆と共に同じ時代に戦えたことは本当に幸せでした。
そして、サポーターの皆様、最後まで本当にたくさんの応援をいただき、改めて感謝を伝えさせていただきます。良い時も悪い時も私たちの背中を押してくだり、本当に心の支えとなりました。皆様と共に歩んだ時間は私にとって一生の宝物です。
今後もSNS等での発信を中心に微力ながらバレー界の発展に貢献していきたいと思っています。バレー界のみならず、スポーツ界全体で様々な問題があります。ないものをつべこべ言うより、あるもので何ができるか。問題を指摘するだけでなく、解決するために行動できる人間がこれからもっと増えていくことを願っています。そしていつか、バレーボールがスポーツ界全体を牽引する日が来ることを夢見ています。
最後になりますが、改めてこれまでの応援に感謝申し上げます。これからは私もサンバーズの一サポーターとして応援していきますので、引き続きサンバーズへの応援宜しくお願い致します。