2024-25 大同生命SV.LEAGUE MENチャンピオンシップ セミファイナル GAME2
- 開催日時
- 2025年4月26日(土) 18:05
- 会場
- Asueアリーナ大阪
3
- 25-16
- 25-20
- 25-23
WIN
0
試合経過

2024-25大同生命SV.LEAGUEチャンピオンシップ・セミファイナル第2戦。初戦に敗れて後がなくなったサンバーズは、レギュラーシーズン3位のウルフドッグス名古屋と対戦した。セミファイナルは2戦先勝方式で行われる。
第1セットの立ち上がりはサーブレシーブを崩されるが、この日先発したシリフカのブロックで相手にブレイクを許さず、ムセルスキーのバックアタックで3-1と先行。逆転されても、サーブで揺さぶり、ムセルスキーやシリフカのバックアタックでブレイクして7-5と再びリード。シリフカの好守備を髙橋藍が得点に繋げて点差を広げる。中盤にはムセルスキーのサーブを起点に、大宅、小野寺のブロックや、ノータッチエースで15-10と引き離した。終盤には髙橋藍がニミル・アブデルアジズのスパイクをブロックして点差を広げ、セットを先取した。
第2セットもムセルスキーのサーブでプレッシャーをかけ、髙橋藍のパイプ攻撃で切り返し先行。相手のクイックを小野寺がブロックしたり、ムセルスキーの好守備などで粘り、髙橋藍のスパイクでラリーを制し7-3と点差を広げる。追い上げられても、髙橋藍の大きく曲がるサーブでエースを奪い再び引き離す。中盤もムセルスキーのサービスエースやシリフカのスパイクでブレイクし15-8と大差をつけた。その後もシリフカが次々にスパイク、ブロックで得点を重ね、ディグで入ったリベロの喜入も好守備を見せて流れを渡さず、セットを奪った。
ブロックと守備が機能しセットを連取したが、ここからの1セットが肝心だ。前日は1、2セットを取りながら、15分間のインターバルを挟んだ第3セットから3セットを連取され逆転負けを喫した。同じことは繰り返さないと、各自がしっかりと意識していた。
髙橋藍は「15分の間もしっかりと集中力を保って、試合から離れないというか、ずっと試合のイメージを持ったまま過ごしていた」と振り返る。
その第3セットはニミルのブロックやサービスエース、スパイクなどでブレイクされ、リードされるが、サンバーズはシリフカ、小野寺が連続でニミルをブロックして追い上げ、ムセルスキーのカウンターアタックで9-10と迫った。再び引き離されるが、小野寺がニミルとティネ・ウルナウトを立て続けにブロック。頼れる柱が壁となり12-12と追いついた。先行されても、藤中颯の好守備をムセルスキーが得点に繋げて18-17と逆転。終盤には、リリーフサーバーの髙橋塁が強力なサーブを打ち込み、ムセルスキーが立て続けに得点に繋げ21-18と引き離した。
しかしその後、相手にブレイクされ1点差に迫られる。サンバーズはマッチポイントを握るが、24-23の場面でWD名古屋のサーバーは、サーブランキング1位のニミル。その強力なサーブに崩され相手のチャンスとなるが、ニミルのバックアタックを鬼木がシャットアウト。25-23で逃げ切り、サンバーズはセットカウント3-0で勝利し、セミファイナルを1勝1敗に持ち込んだ。
この日は前日のアラインに代わり先発出場したシリフカが68.4%という高いアタック決定率を残し、ブロックでも3ポイントを挙げ、ムセルスキーの17得点に次ぐ16得点を奪って勝利に貢献した。
選手起用について、オリビエ監督は「相手に合わせて、戦術的な判断で選択肢の中から選んでいる」と明かす。アラインはサーブやスパイクの爆発力を武器に、今季幾度もチームの勝利に貢献してきた。一方、シリフカはオールラウンダーで経験豊富な選手。この日は攻撃だけでなく、ブロック、守備での貢献度も高かった。
特に前日の試合で60.0%という高い決定率を残されたニミルに対するブロックは非常に効果的で、止めるだけでなく、数多くタッチを取ってチャンスに繋げた。
オランダ代表のニミルとは、ポーランド代表として国際大会でも幾度も対戦してきたシリフカは、この日のブロックについて、「ニミル選手は世界でもトップのオポジットの1人。ブロックはしっかりと位置どりをして、いい形で手を出して、あとは手に当たってくれと願うしかない部分はある。そういう中でブロックの横や上を抜かれたり、ブロックアウトされてしまうこともあるけど、そういうことは起こるものだと受け入れて、我慢強くやり続けることが大事。今日はその中でいい結果が出た」と謙虚に語った。
後ろで守っていたリベロの藤中颯は「今日はオレク(シリフカ)のブロックの良さが光っていた」と言う。
また、WD名古屋の強力なサーブに対して、この日はサーブレシーブ陣が直接失点を2ポイントに抑え、相手に流れが傾くことを阻止した。藤中颯はこう振り返る。
「昨日負けたので、もう今日はやるしかないという気持ちだった。昨日の試合が終わった直後から、『これで終わったわけじゃない。切り替えて、明日勝つぞ!』と話していたし、今日のミーティングでも監督から『スピリットが大事』という話があった。みんながそういう共通認識を持って、全員で立ち向かえたのが結果に繋がったと思う。サーブレシーブについては大きく対策を変えたわけではないですが、オレクが入ったことで守備力は上がるので、自分と藍も自分自身にしっかり集中できた。気持ちの部分でリラックスできていました」
髙橋藍も「自分自身オレクに対してすごく信頼感があるし、非常に経験のある選手なので、今日はオレクがチームを引っ張ってくれた」と感謝した。
だがシリフカ自身はいつものように「自分のパフォーマンスのことよりも、やはりチームが勝つことが第一」と語った。そして「昨日も素晴らしい試合をした中、本当に最後の1、2点を取るところだけが必要だった。その意味で、最後の鬼木のブロックが一番重要な得点だった」とチームメイトを称えた。
だがまだ満面の笑みではない。「今日勝った後もあまり大きく喜んでいなかったのは、まだ明日があるから。明日の試合に勝たないと、今日の勝利も意味がなくなるので、またしっかりと準備して明日に臨みたい」
この日はリリーフサーバーの髙橋塁や甲斐、ディグで入ったリベロの喜入など、途中出場の選手もしっかりと仕事を果たした。3連戦となる次戦も総力戦。全員の力で、ファイナルの切符を獲りにいく。






