試合日程・結果

GAME

2023-24 V.LEAGUE ヴォレアス北海道戦

開催日時
2024年1月 6日(土) 14:30
会場
旭川市リアルター夢りんご体育館(旭川市総合体育館)
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 25-16
  • 26-24
  • 32-30

WIN

0

ヴォレアス北海道

試合経過

 V.LEAGUE DIVISION1第18戦。前日に年明け最初の試合をフルセットの勝利で飾ったサンバーズは、ヴォレアス北海道との第2戦に臨んだ。

 この日はオポジットに兪が入り、アラインが本来のアウトサイドのポジションでスタート。第1セット序盤はヴォレアスのブロックに捕まったり、サンバーズに連携ミスが出て先行される嫌な展開。しかし佐藤のクイックで流れを引き寄せると、アラインのバックアタックや佐藤のブロックで3連続得点を奪い8-7と逆転した。アラインはサーブレシーブを崩されても自らスパイクを決めて取り返し、勢いに乗る。本来の爆発力を取り戻したアラインが強力なサーブを立て続けに打ち込み、エースを奪ったり、藤中謙が得点につなげ15-11と引き離す。さらに、藤中謙が相手コート側まで食らいついてつないだ粘りが得点につながり16-11と点差を広げた。

 ヴォレアスの巧みなサーブに崩されても、セッターの大宅が走り回って懸命にカバー。スパイカーは難しい場面ではリバウンドを取り、周りはきっちりフォローに入るなど、この布陣での連携もスムーズになってきた。終盤には好守備からブレイクして大差をつけ、最後は鬼木のブロックで締めてセットを先取した。

 第2セットはヴォレアスのサーブにおされ、ミスが出て先行されるが、兪のノータッチエースや、サーブで崩してアラインがダイレクトスパイクを決めて5-4と逆転。中盤リードされるが、兪の強力なサーブで攻め、アラインがブロックで仕留めたり、藤中謙のディグで粘って得点につなげ14-13と再び逆転。相手のサーブにおされても、大宅が必死につなぎ、アラインが強烈なバックアタックを決めてブレイクを許さない。終盤追いつかれても、アラインが強力なサーブを打ち込み、自らカウンターアタックを決めるなど連続ブレイクし24-21と一気にセットポイントを握った。その後、相手のサーブに揺さぶられ、切り返されてデュースに持ち込まれたが、藤中謙のスパイクで流れを切り、最後は大宅のブロックで競り合いを制しセットを連取した。

 第3セットは相手に先行されるが、鬼木のクイックやアラインのスパイクで我慢強くサイドアウトを重ね、佐藤がノータッチエースを決めて9-9と追いつくと、鬼木のブロックで11-10と逆転。大宅のサーブで崩してミスを誘い15-13と先行した。終盤は鬼木のクイックで得点を重ね、藤中謙のブロックでリードを奪う。しかし、ヴォレアスのサーブや好守備に苦しめられ21-22と逆転された。大宅のサーブで崩して逆転するが、デュースに持ち込まれ、ヴォレアスのブロックで25-26と逆転された。それでも相手のセットポイントを4度しのぐと、佐藤のブロックや好守備でチャンスを作り、アラインが渾身のスパイクを叩き込んで32-30でゲームセット。セットカウント3-0で勝利した。

 この日は、前日オポジットに入っていたアラインが本来のアウトサイドに戻り、兪が初めてオポジットに入った。

「昨日の試合を踏まえて、何を解決しなければいけないかというところにフォーカスした結果」と山村監督。前日はフルセットで勝利したものの、アウトサイドで初先発した兪と周囲のサーブレシーブの連携不足が響いて崩れる場面が多かった。

「練習はしていますが、実戦での練度は高くない。そこでサーブレシーブを崩されて、結果的にアラインもアータイ(兪)も決定率が落ちてしまっていた。今日はまずサーブレシーブを安定させることが一番だと考えて、連携不足の不安がない、いつものメンバー(藤中謙、藤中颯、アライン)でサーブレシーブに臨むことにしました」

 この日の布陣は練習でもやったことがない「ぶっつけ本番」だったと山村監督は明かす。

「もちろん普段やっていないポジションでやる難しさはあると思いますが、やったことがあるかどうかより、そこにチャレンジする気持ちがあるかどうかが大事。今日のミーティングで、なぜこれにチャレンジしなければいけないのかを話した上で、ぶっつけ本番で臨みました」

 その布陣ははまった。本来のポジションに入ったアラインが伸び伸びとプレーし、59.4%という高い決定率を残してチームトップの21得点を叩き出し、兪も持ち味である攻撃力、サーブ力で貢献した。

 サーブレシーブに関しても、藤中謙は「今日はもともと一緒にやっていたアラインと対角を組んだことで、サーブレシーブの面ではいつもと同じ気持ちで、同じシフトを敷けたので、昨日より改善できた」と語った。

 それに加え、兪との連携も深めている。守備位置やブロックフォローのシフトなど、コート上での細かい約束事は数えきれないが、藤中謙がブロックに当ててリバウンドを取ったボールを、兪がネット際でフォローして得点につなげた後、藤中謙は「それでいいよ!」と言わんばかりに兪の肩を叩いて喜んだ。

「もちろん言葉の壁もありますし、圧倒的に一緒にやっていた時間が短いので、うまくできたところ、できなかったところというのは、いろんな表現を使って伝えたり、コミュニケーションを取ったりしようと、この2試合意識していました」と藤中謙。

 ベストメンバーでなかった年末からの4試合はいつも以上に、劣勢の場面でも藤中謙が笑顔で周囲に言葉をかけ、不安を払拭しようとしている様子がうかがえた。

「久しぶりに出た選手や初めての選手も多かったので、不安な雰囲気がチームに流れてしまいかねない。いい意味でリラックスできるように、と心がけてはいました」

 そうした心遣いもあり、兪や鬼木といったこれまで出場が少なかった選手がセットを重ねるごとにチームに噛み合い、重ねた2連勝。

 アラインは「僕たちにはファイナルに行って1位になるという目標があるから、普段のメンバーが揃わなくても、ベンチのメンバーがいつも準備をしている。だから戦える。みんな自分のレベルを上げながら、ファイナルのステージに行くために頑張ると思います」と胸を張る。

 苦しい状況を成長へのチャンスに変えたサンバーズが、2024年連勝スタートを切り、次週、おおきにアリーナ舞洲で開催されるホームゲーム・JTサンダーズ広島戦へ、弾みをつけた。

2023/24シーズン

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