試合日程・結果

GAME

2023-24 V.LEAGUE 東京グレートベアーズ戦

開催日時
2023年10月15日(日) 13:35
会場
スカイアリーナ (第一総合運動場)
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 18-25
  • 25-23
  • 25-18
  • 21-25
  • 15-13

WIN

2

東京グレートベアーズ

試合経過

 2023-24V.LEAGUE DIVISION1 第2戦。前日の開幕戦を白星で飾ったサンバーズは、ホーム箕面市のスカイアリーナで東京グレートベアーズと対戦した。

 第1セット序盤、東京GBの強力なサーブに崩され、スパイクを拾われて切り返され2-6と出遅れた。鬼木のクイックや鍬田のパイプ攻撃などでサイドアウトを重ね攻撃のリズムを作っていくが、中盤、立て続けにブロックに捕まったり、堅い守備に阻まれて11-17と再び点差を広げられた。終盤も東京GBのサーブにおされて引き離される。藤中謙の巧みなフェイントなどで追い上げるが届かず、セットを先取された。

 第1セットは東京GBのスピードあふれるトリッキーな攻撃に翻弄されたが、第2セットはサンバーズもブロックとディグで対応する。東京GB柳田将洋のツーアタックもリベロの藤中颯が好守備で拾うなど、ディグからチャンスを作り、逆にサンバーズも大宅のトリッキーなトスを鍬田が得点につなげて応戦。両チームとも粘り強い守備でボールを落とさず、白熱したラリーで会場を沸かせた。一進一退の展開の中、サンバーズは鍬田が懸命に足でつないだボールを大宅が巧みに相手コートに返したり、藤中颯が体を投げ出してボールに食らいつき、徐々に流れを引き寄せる。

 終盤、リリーフサーバーとして入った西田が鮮やかにノータッチエースを奪い21-19と抜け出した。さらに、レシーバーとして入った喜入の好守備から、大宅が完璧なトスを上げ、ムセルスキーが豪快に叩き込み連続ブレイクを奪うと、選手たちは一体となってガッツポーズ。終盤、サーブレシーブを崩されてブレイクされ24-23と迫られたが、ムセルスキーのスパイクで逃げ切り、セットを取り返した。

 第3セットは鍬田や鬼木のスパイクでサイドアウトを重ね、ムセルスキー、鍬田のバックアタックでブレイクし6-3と先行する。その後もブロックフォローやディグで粘って藤中謙のスパイクでブレイクしたり、鍬田のブロックで12-7とリードを広げた。終盤は西田のサーブと好守備でラリーに持ち込み、藤中謙の連続ブロックやムセルスキーのカウンターアタックなどで20-11と一気に大差をつけた。その後追い上げられるが、鍬田のサーブレシーブからムセルスキーがツーアタックを決めて流れを引き戻すと、リリーフサーバーとして登場したVリーグ初出場の髙橋塁のサーブからブレイクしてセットポイントを握り、セットを連取した。

 第4セットは互いにサイドアウトを奪い合う展開。サンバーズは鍬田、藤中謙のスパイクで得点を重ねていく。中盤、サーブに崩されたり、スパイクを拾われて切り返され12-14と先行されるが、好守備から藤中謙のスパイクでブレイクして追い上げ開始。鍬田が左手1本で上げたディグから、ムセルスキーがツーアタックを決めて15-14と逆転すると、ムセルスキーのブロックで16-14とリード。その後は佐藤のパワフルなクイックでサイドアウトを重ねていく。ところが終盤、東京GBの強力なサーブに立て続けに崩されて逆転され、フルセットに持ち込まれた。

 第5セットは藤中謙が勢いよくパイプ攻撃を決めると、好守備をムセルスキーが立て続けに得点につなげ3-1と先行する。鍬田の好サーブで崩し、ムセルスキーのカウンターアタックで6-3とリードを広げた。しかし終盤、相手の守備に粘られて切り返されたり、ブロックに捕まり12-12と追いつかれた。それでも、鍬田の巧みなスパイクで流れを切る。14-13のマッチポイントでリリーフサーバーの髙橋塁が入ると、好守備で作ったチャンスをムセルスキーが叩き込み15-13でゲームセット。サンバーズは苦しみながらもホームで開幕2連勝を飾った。

 藤中謙は、「今日は昨日よりも相手のサーブにプレッシャーをかけられる場面が多く、それがこのように競った展開になった原因だと思いますが、なんとか耐えることができて、最後、ムセルスキーに託してそれを彼が決めきってくれたことが勝因」と、疲労の中に勝利の喜びをにじませた。

 体調不良でベンチを外れたアラインに代わり先発出場した鍬田は、尻上がりに調子を上げ、60.9%のスパイク決定率を残した。

「サーブレシーブで苦しめられて相手におされた部分もありましたが、2セット目から徐々に横の連携もできてきて、自分らしさが出てきたかなと思う。パイプ攻撃も、1セット目は力んでいたけど、2セット目からはしっかりコースに打ち分けることを意識していました」と手応えを語る。

 この開幕2連戦は、東京GBの速い攻撃に苦しみながらも、ブロック、ディグ、つなぎでボールにしつこく食らいつき、粘り負けしなかった。その中心となっていたリベロの藤中颯は、「相手の攻撃が速い分、本当に難しいんですけど、試合の中でブロックへの指示はしっかりできたかなと。『速いトスに対してラインまで追いかけなくていいよ』とか、『自分の前を止めてくれたらいいよ』ということを伝えて、少しずつ(ブロックとディグの関係を)改善できたのは良かった」と振り返る。サンバーズ2年目を迎えた守護神は頼もしさを増している。

 またこの2戦は、昨シーズン出場機会のなかった喜入がリリーフサーバーやレシーバー、髙橋塁がリリーフサーバー、鳥飼がワンポイントブロッカーで出場。多くの選手に出場機会を与え、全員で戦うという今季のスタイルが見えた。

 今季サンバーズに加わったオリビエコーチは言う。

「喜入はすごいポテンシャルを持っているので、ベンチにずっと置いておくのはもったいない。試合の中で、例えばグレートベアーズの柳田選手のような強いサーブが来るところで喜入を入れることはチームの助けになるし、喜入はいいサーブも持っているのでそれも選択肢の一つ。私はAチームBチームという分け方は好きではなくて、選手全員を使いたい。固定されたメンバーだけでなく、全員で戦うことがすごく大事。チームの目標はリーグ優勝ですが、6人7人だけで優勝するのは簡単ではない。試合に出る機会が少なかった選手に対しても、もっと彼らにフォーカスして、成長させていく上でチャンスを与えるべきだと思う。それがチームのレベルアップにつながるし、彼らはコートに入るとすごく嬉しそうです」

 この2連戦は、バックアップメンバーにも希望を与える2連勝だった。

2023/24シーズン

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