試合日程・結果

GAME

2023-24 V.LEAGUE パナソニックパンサーズ戦

開催日時
2024年2月 3日(土) 12:05
会場
おおきにアリーナ舞洲(舞洲アリーナ)
サンバーズ
サンバーズ

0

  • 23-25
  • 19-25
  • 22-25

LOSE

3

パナソニックパンサーズ

試合経過

 V.LEAGUE DIVISION1第23戦。ついにやってきた今季初の1、2位対決。現在19勝3敗で2位につけるサンバーズは、首位を走るパナソニックパンサーズとホーム・おおきにアリーナ舞洲で対戦した。

 第1セットは序盤から緊迫した展開。サンバーズは大宅、藤中謙の連続ブロックなどで7-5と抜け出すが、パナソニックのサービスエースで追いつかれる。ムセルスキーのブロックタッチからアラインのパイプ攻撃でブレイクし10-8と再び先行。追いつかれても、藤中謙の巧みなバックトスをアラインが得点につなげ13-11とまた先行。再び同点とされるが、佐藤がキレのいいクイックを決め、その佐藤が相手のクイックをシャットアウトして連続得点を奪い16-14と再び抜け出す。サーブレシーブを崩されて逆転されたが、今度は小野寺がパナソニックのクイックを止めて20-19と逆転。上位対決らしい白熱の攻防が繰り広げられるが、終盤、サンバーズのスパイクをパナソニックの好守備に拾われて切り返されて逆転され、スパイクミスが出て21-23とリードされた。ムセルスキーのスパイクや佐藤のクイックでサイドアウトを重ねるが逃げ切られ、セットを先取された。

 第2セットは立ち上がりにパナソニックのジェスキー・トーマスのサーブにおされてエースを奪われたり、切り返されて0-4と出遅れた。それでもアラインのブロックポイントや、小野寺のブロックでチャンスを作り藤中謙が巧みにパイプ攻撃を決めて6-7とすぐに追い上げる。しかし中盤は互いにサイドアウトを繰り返す展開でなかなか点差を詰められない。すると、パナソニックの強烈なジャンプサーブに崩され11-14と再びリードを広げられた。終盤にもジェスキー、西田有志のサービスエースで点差を広げられ、セットを連取された。

 あとがなくなった第3セット、サンバーズは粘り強いディグで対抗する。相手のフェイントにムセルスキーや藤中颯が食らいついて拾い、1点ずつ得点してついていく。中盤、パナソニックのブロックディフェンスから切り返されて14-16と先行される。サンバーズはサーブで崩しても、パナソニックの攻撃を封じられずブレイクできない。逆にサンバーズのスパイクをブロックやディグで封じられて切り返され16-20と点差を広げられた。終盤、藤中謙が鋭いスパイクを決め、その藤中謙のサーブで崩し、アラインのブロックで仕留めて21-23と追い上げるが、一歩届かず、ゲームセット。セットカウント0-3で敗れた。

 接戦となった第1セットを奪われると、その後は攻守ともに隙のないパナソニックに反撃の糸口をつかませてもらえなかった。

「向こうのやりたいバレーをすべて出された印象で、僕らは我慢するべきところで我慢できなかったし、試合の中で突破口を開くというか、変えていかなきゃいけない場面もあったんですが、今日は修正や対応ができなかった。パナソニックさんは個人個人の能力が高い上に、個々じゃなくてしっかりチームで戦えている」と大宅。

 小野寺も「相手のやりたいことをやらせてしまった。崩せなかったのは僕らの弱さだし、相手の方がうわてだった」と振り返る。

 サンバーズは59.4%という高いスパイク決定率を残したが、パナソニックにはそれを大きく上回る71.6%という決定率を記録された。

 その要因として小野寺が挙げたのが「サーブとサーブレシーブの差」だった。

 パナソニックの5本のサーブポイントに対し、サンバーズは0。サーブで崩すことができず、相手にストレスなくサイドアウトを重ねられてしまった。

 山村監督は「今日はサーブで相手の両アウトサイドをターゲットにしていましたが、狙いきれずにリベロの山本(智大)君に行ってしまったケースが非常に多かったし、パナソニックは間に来たボールに対してもしっかりと連携が取れていた」と分析する。

「逆にこちらは5本のエースを取られた。ジェスキー選手の落ちるサーブというのはなかなか体験できないボールだったので、1セット目に関しては仕方がないですが、2セット目以降も対応できなかったのは課題。今日経験できたので、明日以降同じ言い訳は通用しないというところでは、サーブレシーブ陣にはストレスがかかると思いますが、そのストレスを越えていかなければ勝つことができないとわかったと思う。今日はパナソニックの今の強さを裏付ける試合になったと思うし、逆に僕らはそれを打ち崩すためにかなりのエネルギーが必要。普通に向かっていっただけでは勝てないと証明されたと思うので、2位のチームとしてガムシャラに、相手から死に物狂いで1点をもぎとるんだという精神状態でいかないと。今日の試合は力負け。世界クラブ3位の自信と誇りを持つことは大事だけど、それは過去のこと。気持ちの中でチャレンジャーになれていたのかというところが僕らの課題」

 明日もホームでパナソニックと対戦する。今季22勝1敗という絶対的な強さを見せている首位チームに、世界クラブ選手権の時のようなチャレンジャー精神とガムシャラさを持って立ち向かう。

2023/24シーズン

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