試合日程・結果

GAME

2023-24 V.LEAGUE パナソニックパンサーズ戦

開催日時
2024年3月 2日(土) 14:05
会場
パナソニックアリーナ
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 20-25
  • 24-26
  • 25-22
  • 25-22
  • 18-16

WIN

2

パナソニックパンサーズ

試合経過

 V.LEAGUE DIVISION1、レギュラーラウンドは残すところ6試合となった。現在2位のサンバーズは、1位パナソニックパンサーズと対戦した。1ヶ月前の対戦では1セットも奪えずに連敗した相手。首位通過の可能性を残しているサンバーズにとって絶対に負けられない試合だ。

 第1セットから頂上決戦にふさわしい見応えのある攻防が続く。サンバーズはサービスエースを奪われ先行されるが、小野寺のブロックで追いつく。小野寺の巧みなサーブで揺さぶり、ムセルスキーのブロックやスパイクで連続ブレイクし8-6とリードした。しかし中盤、パナソニックの強力なサーブで押され、好守備から切り返されて逆転される。大宅がショートサーブで揺さぶり、ムセルスキーのブロックで仕留めて追いつくが、再びパナソニックのサーブに崩されて引き離される。サンバーズはブレイクのチャンスを作っても、いつもなら決まるムセルスキーやアラインの強力なスパイクが相手のブロックや好守備に阻まれ、勢いに乗れない。終盤はパナソニックのブロックやカウンターアタックで点差を広げられ、セットを先取された。

 第2セットは大宅の好守備をムセルスキーが得点につなげ4-2と先行。ムセルスキーの強烈なサーブで崩し、藤中謙の好守備を、大宅が懸命につなぎ、ムセルスキーが豪快にバックアタックを叩き込んで8-5。大宅はコートを叩いて喜びをあらわにする。アラインが強烈なサーブを打ち込んでエースを奪い点差を広げると、中盤もアラインのスパイクやブロックなどで18-11と引き離す。

 ところが終盤、パナソニックのブロックや、攻撃のリズムを崩したサンバーズのミスも出て6連続失点し18-17と迫られた。アラインが難しい体勢からスパイクを決めて失点を切るが、パナソニックに巧みにカウンターアタックを決められ20-21と逆転された。デュースに持ち込むが、ミスが出て競り合いを落としセットを連取された。

 後がなくなったサンバーズだが、第3セットはアラインが連続サービスエースを奪い2-0と先行。その後もアラインのパイプ攻撃や藤中謙の鋭いライトスパイクで得点を重ねるが、パナソニック・深津英臣にノータッチエースを決められ5-6と逆転される。鬼木のクイックなどでサイドアウトを重ねるが、中盤、パナソニックに立て続けにラリーを取られて10-12とリードされた。それでも、藤中謙のサーブとディグでチャンスを作り、アラインのスパイクでブレイクしたり、ムセルスキーのブロックで14-13と逆転。ムセルスキーのサーブで崩して鬼木がダイレクトスパイクを決め18-15とリードした。その後もアラインのノータッチエースで21-16と引き離す。終盤、サーブで揺さぶられて次々に切り返され、猛追されるが、最後はアラインがスパイクを決めて逃げ切り、セットを奪取した。

 第4セットも大宅のブロックや藤中謙のブロック、スパイクで4-0と好スタートを切るが、その後サーブレシーブを崩されたり、好守備から切り返されて逆転され、7-9とリードされた。その苦境を、アラインが打開する。コートエンドにノータッチエースを決めて9-9と追いつくと、ラリーをアラインのパイプ攻撃や鬼木のブロックで制し11-9とリードした。さらに、大宅のサーブで揺さぶり、藤中謙の巧みなフェイントや小野寺のブロックでブレイクし点差を広げる。またも終盤、サーブレシーブを揺さぶられカウンターアタックを決められたり、ブロックに捕まり22-21と迫られるが、小野寺のブロックで相手のブレイクを阻み、藤中謙の巧みなサーブで崩して逃げ切り、試合をフルセットに持ち込んだ。

 第5セットはアラインのサービスエースで4-2と先行。パナソニックのブロックで逆転されるが、喜入の好守備からアラインのパイプ攻撃でブレイクし8-7と逆転。ムセルスキーのカウンターアタックで9-7とした。しかし、サンバーズの強烈なスパイクを好守備で拾われて切り返され9-9と追いつかれる。その後は両チームとも強力なサーブで攻め、ラリーに持ち込みながらサイドアウトを重ねる。サンバーズはリリーフサーバーの甲斐、西田が好サーブで崩すがブレイクにはつなげられず。好守備から切り返されて13-14とマッチポイントを握られた。それでも、ムセルスキーのバックアタックでデュースに持ち込むと、パナソニックにミスが出て17-16と逆転。最後は好守備で粘り、鬼木のブロックで仕留めて18-16。大激戦をものにし、サンバーズが今季初めてパナソニックから勝利を挙げた。

 1ヶ月前の対戦ではパナソニックのサーブに圧倒されたが、この日はアラインが6本のサービスエースを奪うなど、パナソニックの2本を上回る7本のエースを奪った。前週の試合後、パナソニック戦に向けて「めっちゃ楽しみ。リベンジしたい!」と意気込んでいたアラインは、「パナさんは強い相手で、尊敬しているので、今日勝ってめっちゃ嬉しい」と満面の笑みだった。

「第2セットの連続失点はかなり僕の責任が大きい」と反省したセッターの大宅も、第3セット以降は小野寺に加え鬼木のクイックも積極的に使い、攻撃の流れを作った。

「今日はパイプ攻撃があまり通っていなかったので、向こうのブロックの意識がそっちにあるのかなと感じて、(途中からは)いつもはパイプを使う流れのところでクイックを使ったり、試しながらやってみた。今日はクイックをいかに相手に印象付けるかが僕の課題でしたが、5セット目だったり、勝負所でクイックを通せたことは収穫だったんじゃないか。でも自分の理想の本数には届いていないので、もっと使っていきたい。鬼木は高いところで打てるので、スピード感をつけていけばかなり武器になると思う」

 その鬼木は、ブロックでもしつこく食らいついてタッチを取るなど、特に第3セット以降攻守で存在感を増していった。

「正直今日自分は、負けたら引退ぐらいの覚悟でやっていた。どうしても勝つ、という気落ちでした」と秘めた覚悟を明かした。

 大宅は「そんなに背負わなくていいよ」と笑ったが、1人1人が強い思いで臨んだ試合。

 山村監督も、「前回負けてからこの試合をターゲットに数週間取り組んできて、選手たちはよく気持ちを切らさずに戦ってくれた。途中、(藤中)颯志が苦しめられたところもありましたが、大宅キャプテンを筆頭に、みんなで引き上げようと声をかけて、フォローして、ブロックディフェンスのいいパナソニックに対して粘り負けすることなく戦えたのは大きな収穫」とねぎらった。

 26勝目を挙げ、パナソニックに2勝差と迫ったサンバーズ。明日も粘り強く食らいつき、連勝を目指す。

2023/24シーズン

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