試合日程・結果

GAME

2021-22 V.LEAGUE パナソニックパンサーズ戦

開催日時
2022年3月13日(日) 14:00
会場
パナソニックアリーナ
サンバーズ
サンバーズ

1

  • 17-25
  • 18-25
  • 25-23
  • 27-29

LOSE

3

パナソニックパンサーズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

試合経過

 2021-22V.LEAGUE DIVISION1第28戦。現在21勝6敗で、ポイント数で3位につけているサンバーズは、4位のパナソニックパンサーズと対戦した。今シーズンここまで3連敗している相手だ。

 第1セットの立ち上がりは、先発出場した内定選手の鍬田が丁寧にサーブレシーブを返すが、サンバーズのスパイクはパナソニックの堅い守備に拾われて切り返され2-6と先行された。その後も点差を広げられるが、サンバーズも小野のサーブで崩し、ムセルスキーのブロックやカウンターアタックで7-10と追い上げる。しかし中盤もパナソニックの守備やブロックに捕まり10-16と再び点差を広げられた。サンバーズもブロックで粘り、ムセルスキーがカウンターアタックを決めて13-17と追い上げる。さらに、リリーフサーバーとして登場した秦が強力なサーブを打ち込み、柳田のブロックで15-18と点差を縮めた。しかし終盤、パナソニックのブロック、サービスエースなどで点差を広げられる。サンバーズも鶴田が好守備を見せるが、それを得点につなげることができず、セットを先取された。

 第2セットはサンバーズの守備も機能し始め、序盤から白熱したラリーが続く。先行されるが、拾われても粘り強く攻撃を繰り出し、最後はムセルスキーが決めて3-3と追いつく。柳田のパイプ攻撃も決まって攻撃のリズムができると、鍬田の強力なサーブで崩して相手のミスを誘い6-5と逆転。しかし中盤、サンバーズのスパイクを立て続けに拾われて切り返され9-11と逆転された。その後、サーブレシーブを崩されて点差を広げられる。それでも、途中からコートに入ったアラインがスパイクを決め、流れを引き寄せる。ムセルスキーが強力なサーブを打ち込み、アラインのブロックで15-16と追い上げた。ところが終盤、サンバーズのスパイクが決まらない。ブロックやディグで拾われて切り返され、16-22と一気に引き離されてセットを連取された。

 第3セットの立ち上がりは、大宅主将のサーブが走り、流れを引き寄せる。ムセルスキーのカウンターアタックと、大宅のサービスエースで2-0と先行。ムセルスキーがミドルの位置に入ってパナソニックのクイックをシャットアウトし4-1とリードした。コートに戻った柳田もカウンターアタックを決め6-2とリードを広げる。1、2セット目のサンバーズはコンビにややズレがありスパイクを打ち切れない場面もあったが、このセットは本来の攻撃のリズムを取り戻し、柳田、ムセルスキーのスパイクや、鍬田のパイプ攻撃などで得点を重ねていく。
 セッターの大宅は「昨日と、今日も1、2セット目までは、ちょっと探り探りトスを上げている自分がいたんですけど、2セット目の後、一度リセットした。チームが勝てばオッケーだと、それだけを考えて試合をしました」と振り返る。
 その後も好守備から鍬田が相手ブロックを利用してカウンターアタックを決めたり、彭のサーブで崩し、ムセルスキーが得点につなげて17-11とリードを広げた。ところがその後、相手に切り返されたり、スパイクミスが出て連続失点。17-15と一気に追い上げられた。それでも大宅のサーブで攻め、小野がブロックを決めて19-15と再び引き離す。終盤もパナソニックのサービスエースやサンバーズのミスで22-21と1点差に詰め寄られたが、鶴田の正確なサーブレシーブから、彭のクイックで流れを切り、最後は柳田が強烈なパイプ攻撃を決めて逃げ切り、セットを奪った。

 第4セット序盤は、サーブレシーブ陣が踏ん張り、ムセルスキーの打点の高いスパイクでサイドアウトを重ねる。柳田の強力なサーブで崩し、ムセルスキーがカウンターアタックを決めるというサンバーズ得意の得点パターンも決まり6-3と先行した。その後は鍬田のスパイクや小野、彭のクイックなどでサイドアウトを重ねる。しかし中盤、パナソニックのフローターサーブに崩され切り返されたり、ミスが出て連続失点し14-15と逆転された。それでも、大宅が強烈なジャンプサーブで崩し、ムセルスキーがダイレクトスパイクを叩き込み16-15と逆転。そこからは互いに強力なサーブで攻め合い、ブレイクを取り合う一進一退の展開となる。サンバーズはサービスエースを奪われて先行されるが、ムセルスキーや彭のスパイクでサイドアウトを重ねてデュースに持ち込み、鍬田の好守備をムセルスキーが得点につなげて26-25と逆転。しかしサンバーズのスパイクを拾われて逆転され、最後はスパイクがアウトとなり、ゲームセット。サンバーズはセットカウント1-3で敗れた。

 前日の試合で大きく崩されたサーブレシーブは、この日は改善され、直接失点も3点にとどめた。前日苦しんだ相手のショートサーブはミドルブロッカーが取り、ローテーションも変えて対応。リベロの鶴田が、大声を出して柳田や鍬田の前に入るなど、いつも以上に広い範囲をカバーし、サーブレシーブをコントロールした。
「昨日の試合はサーブレシーブでやられてしまったので、それに関してしっかり話し合った。今日もやられた部分はありましたが、しっかりした連携と、個人の能力と技術で、ある程度の数字は残せたので、1日でここまで修正できたのはよかった。自分が広い範囲をカバーできれば、マサ(柳田)と(鍬田)憲伸はスパイクのほうに行けるし、パスの負担も減る。自分の中で、そこはもっとやらなきゃいけなかったなという反省が昨日あったので、しっかりとコミュニケーションを取りながら、昨日よりも広い範囲を取って、スパイクにつなげてもらうように意識しました」
 先発出場した内定選手の鍬田も、前日以上に安定したサーブレシーブで試合を通して貢献した。
 ただ、サーブレシーブが返っても、パナソニックの組織的なブロックと好守備に阻まれて決定率が上がらなかった。途中からはサンバーズの守備も機能し、見応えのあるラリーの応酬となったが、第4セットは最後にあと1点を取ることができなかった。鶴田は言う。
「絶対にあそこの終盤で勝ち切らなければ、上に行くことはできない。また来週の試合に向けて、練習から、全員でプレイハードしていきたい。そうすることで、ああいう場面を取れるようになってくると思うので」
 初めて先発出場での敗戦を経験した内定選手の鍬田は、試合後、悔し涙を流した。それを見た山村監督はこう語った。
「僕らのように長くやっていると、多くの試合の中の1試合なんですが、彼にとってはそうじゃない。負けてしまった試合で涙を流せる、あの感覚というのは、僕らはもしかしたら忘れてしまっているものかもしれない。ああいう気持ちを忘れちゃいけないなと思わせてくれた。藤中が怪我をしてチーム状況的には厳しいんですが、こういう新しい力が出てきたことは非常に明るい要素」
 そう収穫を挙げながら、指揮官はもう前を向いている。
「僕は切り替えが早いので、パナソニックに負けたこの4敗を、2連覇のためにどうつなげるか、ということに頭をフル回転させています」
 順位争いが佳境を迎える中での痛い2連敗となったが、サンバーズはこれを必ず糧にする。

2021/22シーズン

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