試合日程・結果

GAME

2021-22 V.LEAGUE パナソニックパンサーズ戦

開催日時
2022年3月12日(土) 14:00
会場
パナソニックアリーナ
サンバーズ
サンバーズ

0

  • 24-26
  • 22-25
  • 15-25

LOSE

3

パナソニックパンサーズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

試合経過

 2021-22V.LEAGUE DIVISION1第27戦。サンバーズは前週試合がなかったため、2週間ぶりの試合。今季の前半戦で唯一2連敗を喫している4位のパナソニックパンサーズと対戦した。

 第1セットの立ち上がりは、大宅の好守備をムセルスキーが得点につなげてブレイクすると、秦の強力なサーブで崩し、小野のブロックで2-0と好スタートを切る。さらに、柳田や鶴田の好守備から、柳田がブロックアウトで得点につなげ、秦が強烈なサーブでエースを奪い4-0とスタートダッシュに成功。追い上げられても、彭が相手のクイックをブロックし、再び引き離す。ところが、パナソニックのサーブに揺さぶられて2本のエースを奪われるなど、流れを奪われ9-9と追いつかれた。さらにその後サンバーズにミスが出たり、サーブレシーブを崩されて切り返されるなど、6連続失点で10-15とリードされた。
 その後も点差を広げられるが、秦がレシーバーの間にノータッチエースを決めて追い上げ開始。ムセルスキーや彭のブロックで18-20と迫ると、柳田が強烈なサービスエースを奪い19-20。ムセルスキーのカウンターアタックで20-20とついに追いついた。サービスエースを奪われ再び先行されるが、相手のセットポイントから、大宅が好サーブを打ち込み、小野のブロックなどで24-24と追いつきデュースに持ち込む。互いに好守備で粘り合う白熱したラリーが続くが、最後はサンバーズのスパイクがブロックに捕まり、惜しくもセットを奪われた。

 第2セットは小野が強力なクイックをコートの角に決めて攻撃の流れを作り、小野のサーブで崩して得点につなげ3-1と先行。ムセルスキーのサーブで崩し、柳田がダイレクトスパイクを打ち込んで5-2とリードした。しかし、またもパナソニックのショートサーブにエースを奪われるなど、サーブで揺さぶられてリズムを崩し5-6と逆転された。彭の高さのあるクイックで流れを切るが、中盤、パナソニックの堅い守備に拾われて切り返され、7-10とリードされた。それでも、鶴田の好守備をムセルスキーが得点につなげ10-11と追い上げ、柳田も巧みなスパイクで得点につなげる。パナソニックのサーブに押されて引き離されるが、彭が好守備でチャンスを作り、柳田がパイプ攻撃を決めて得点につなげ15-16と再び追い上げる。セット途中から出場した鍬田もスパイクを決めてチームに勢いをもたらす。リードされても、ムセルスキーが強烈なサーブでエースを奪い20-21と再び迫った。しかしまたもレシーバーの前を狙われてサービスエースを奪われ、20-23と引き離されてセットを連取された。
 サンバーズは、試合が中止になった関係で、この1ヶ月間に2試合しか行っておらず、試合勘の欠如のせいか、足が動かなかったり、連携がうまくいかず、普段なら落とさないボールが落ちる場面も目立った。

 第3セットは、サンバーズにミスが出たり、スパイクを拾われて切り返され1-4と先行された。サーブで崩すが、相手のフェイントを拾えず、チャンスを作れない。パナソニックの堅い守備に阻まれてサンバーズのスパイクが決まらず、粘り負けするかたちでミスが出て5-9と点差を広げられた。中盤もパナソニックのカウンターアタックやブロックで5-11と引き離された。その後もサーブレシーブを崩されてリードを広げられる。大宅が好守備で粘り、ムセルスキーがスパイクを決めて流れを切るが、終盤もパナソニックのブロックやカウンターアタックで連続得点を奪われ10-21と大差をつけられた。その後、大宅のサーブで崩し、セット途中から入ったミドルブロッカーの佐藤がダイレクトスパイクを決めたり、大宅の好守備で粘って得点につなげるが、点差を詰めることはできず。セットカウント0-3で敗れ、サンバーズの連勝は10でストップした。

 山村監督は「互いにサーブの打ち合う展開で、どちらがサーブレシーブを我慢できるかの戦いだと予想していましたが、その通りになって、最後、うちのほうが我慢できなかった」と試合を振り返った。

 互いにサーブを武器とするチームで、その持ち味を出し合ったが、サンバーズのほうが大きくサーブレシーブを崩され、相手に主導権を握られた。特にアタックライン付近を狙うショートサーブに対して、直接失点をしたり、攻撃のリズムを崩される場面が多かった。
 柳田は「返すべきボールをしっかりと返すことができなくて、セッターの大宅に負担をかけてしまい、攻撃の的を絞らせてしまった。パナソニックは、常に相手を見ながら、裏をかいてきたり、状況に応じたサーブを打ってくるのが、対応しにくいところ。僕個人の問題だと思っていて、特にフローターサーブは最低でも6、7割は返していかないと、こういう相手に対しては難しい。僕が(サーブの)ターゲットになるのはわかっていることなので、そこをしっかり自覚した上で、何が足りなかったのかを確認して、あとはしっかり気持ちを整えて、明日のゲームに集中したい」と修正を誓った。
 途中から出場し、柳田と対角を組んだ内定選手の鍬田は、安定したサーブレシーブを見せたが、「マサさん(柳田)だったり、ディマ(ムセルスキー)だったり、点数を取ってくれる選手がいるので、自分はサーブレシーブをしっかりセッターに返すのが仕事。マサさんがしっかり攻撃に入れるように、サーブレシーブでカバーしないといけないと思っているので、いいサーブが来ているとはいえ、そこは頑張りたい」とさらなる安定感を目指す。
 山村監督も、「今日はショートサーブに崩されていた。その部分を減らすだけでも展開は変わる。そこをミドルブロッカーに取らせるのか、あるいはマッチアップを変えて、リベロの鶴田の範囲を増やすのか。できることをやっていきたい」と、明日再び対戦するパナソニックへの対策を講じる。
 パナソニックには今シーズン、ここまで3戦全敗とやられている。このままでは決して終われない。

2021/22シーズン

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