試合日程・結果

GAME

2021-22 V.LEAGUE 熊本HG 大分三好ヴァイセアドラー戦

開催日時
2021年12月 5日(日) 13:00
会場
熊本県立総合体育館
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 21-25
  • 25-17
  • 25-23
  • 25-14

WIN

1

大分三好ヴァイセアドラー

試合経過

 2021-22V.LEAGUE DIVISION1は、年内最後の試合を迎えた。現在9勝 4敗で3位のサンバーズは、ホーム・熊本県立総合体育館で、9位大分三好ヴァイセアドラーと対戦した。

 第1セット序盤、大宅が強力なジャンプサーブを打ち込んで崩し、藤中がダイレクトスパイクを決めて3-2と先行した。その後逆転されるが、サンバーズは秦や小野のブロックでプレッシャーをかけて相手のミスを誘い6-4とリードした。中盤もサンバーズはサーブで揺さぶり、好守備からアラインがカウンターアタックを決め12-8と点差を広げる。しかしその後、サンバーズにスパイクミスが出たり、大分三好のサービスエースなどで13-13と追いつかれた。さらに、大分三好の強力なサーブに3連続ポイントを奪われるなど、5連続失点して14-18とリードされた。アラインのカウンターアタックで18-20と追い上げるが、サーブレシーブの連携ミスでサービスエースを奪われて18-22と再び点差を広げられ、セットを先取された。

 第2セットは大宅がノータッチエースを奪い2-0と好スタートをきる。サーブレシーブが乱れても、大宅と小野の息の合ったCクイックでサイドアウトを切る。大分三好のサービスエースで同点とされるが、大宅がスーパーレシーブで相手の強力なスパイクを拾い、アラインが得点につなげて5-3と先行すると、小野が強烈なジャンプサーブで連続エースを奪い7-3とリードした。サーブが走り出したサンバーズは、中盤もアラインのサーブで崩し、大宅がダイレクトスパイクを決めたり、秦のサーブで崩し、大宅のブロックや彭のダイレクトスパイクで得点につなげ12-5と点差を広げた。その後もサンバーズは攻め手を緩めない。大宅のサーブで崩しアラインのブロックで仕留めて15-7と引き離す。終盤、大分三好のブロックなどで追い上げられるが、リリーフサーバーとして登場した地元・熊本出身の西田が緩急をつけたサーブで連続サービスエースを奪って締め、セットを取り返した。サンバーズはこのセット5本のサービスエースを奪い、逆にサーブレシーブは第1セット終盤から入ったリベロの髙橋が落ち着かせたことで流れが変わった。

 第3セットは大分三好のサーブに押されて先行されるが、小野のブロックで流れを止め、藤中がバックアタックを決めたり、小野のサーブで崩し、秦のブロックで仕留めて4-4と追いついた。しかし徐々に大分三好のサーブに押され始め、中盤、バワーサーブに苦しんで連続失点し10-14と引き離された。それでも、小野が立て続けに強力なサーブを打ち込んで崩し、小野の好守備から藤中がパイプ攻撃を決めたり、アラインのカウンターアタック、ブロックで連続得点を挙げ14-14と一気に追いついた。先行されても、秦のショートサーブで揺さぶり、藤中が鋭いカウンターアタックを決めて17-17の同点に。終盤は彭が鋭いフローターサーブでエースを奪ったり、大宅がブロックで仕留めて20-18とリード。互いに強力なサーブを打ち合うが、サンバーズはサーブレシーブを崩されても粘り強く攻撃、守備を繰り返し、最後はアラインが決めて1点ずつサイドアウトを重ねていく。小野が好守備を見せるなど、最後まで粘り負けしなかったサンバーズが逃げ切り、セットを連取した。

 第4セットも大宅のサーブで押して2-0と好スタートをきるが、その後は互いにサイドアウトを取り合う展開。サンバーズは彭のクイック、秦のスパイクなどで得点を重ねる。中盤もサンバーズは大宅が好守備を見せるなど、ボールに食らいついて粘り、相手に流れを渡さない。強力なサーブに崩されても、秦が相手ブロックを弾き飛ばしてスパイクを決め、相手にブレイクを許さない。秦が本来の攻撃力、ブロック力を発揮し始めると、アラインのサーブで崩し、秦の2本のブロックと、大宅、彭のブロックで4連続ブロックポイントを奪い16-10と一気に引き離した。その後もサンバーズは集中力を切らさず勝利に突き進む。秦のサーブで揺さぶり、彭のブロックやアラインのカウンターアタックで再び連続得点を奪い20-11と大差をつけた。最後まで彭、大宅がサーブでプレッシャーをかけてリードを広げ、サンバーズがセットカウント3-1で勝利した。
 互いに強力なサーブで攻め合った白熱の試合。サンバーズはサーブで攻め勝ち、サーブレシーブで耐えて勝利した。

 サーブでは、小野が第2セットに強力なサーブで連続エースを奪って流れを引き寄せ、その後もチームトップの高いサーブ効果率を残した。
 小野は「1セット目はリードしている場面で自分のクイックのミスから相手に流れを渡してしまった」と試合後は反省しきりだったが、そのミスを2セット目以降サーブで取り返した。
「サーブに関しては、自分は攻める役割だと言われていて、今週の2連戦は周りの選手たちが、(大宅)真樹がフローターサーブにしてくれたり、(藤中)謙也さんが入れに行ったり、そういうところで(ミスを出さないように)調整してくれていたので、自分は自信を持って攻めていけたし、感覚としても悪くなかったので、強く行こうという気持ちでずっと打てていました」
 一方、サーブレシーブで流れを変えたのは、第1セット終盤からコートに入った2年目のリベロ髙橋だった。得点が決まるたびに声を出して走り回り、重苦しい空気を変えた。夢中でコートを駆け回った髙橋はこう振り返った。
「自分が入るのは劣勢の時だというのはイメージしていた。真樹さんたちにも『お前が入った時は声を出せ』と言われていましたし、自分はそれが仕事だと思ってずっとやってきたので、とにかくいつも以上にエネルギーを出してやろうと意識しました。2セット目を取った後も、真樹さんに『まだやぞ、まだできるぞ』と言われたし、今日のチームが『成長』をテーマに掲げていたので、『まだできる』と思いながら1点1点重ねていって、気づいたら終わっていた、という感じでした」
 大宅は「髙橋自身、初めて長く試合に出たんですが、本当に熱い子だし、雰囲気を変えようという意志が伝わってきて、僕自身も鼓舞されたので、今日は彼に感謝してます」と語った。
 明るいキャラクターで雰囲気を変えただけでなく、チームが苦しんでいたサーブレシーブの面でも、直接失点をなくし、強いサーブが来た時はコート内に高さのある返球を上げて攻撃につなげた。
「サーブレシーブは1人でやるものじゃないので、謙也さん、(秦)耕介さんとの連携を話し合って、自分のところに来たボールはしっかり上にあげて収めようと思っていました。上にあげさえすれば、真樹さんがいいトスを上げてくれて、しっかり打ってくれるスパイカーがいるので」とチームメイトへの信頼を語った。
 山村監督も「髙橋が持ち味であるムードを出し、サーブレシーブも大崩れせずにコートの中に収めて、大宅に時間を作って、サンバーズらしい攻撃ができたので、結果的に彼はチャンスをつかんだのかなと思う」と評価した。
 今季のサンバーズは開幕からアライン、彭といった新戦力が台頭し、チームとともに成長してきたが、年内最後のリーグ戦で、また新たな戦力がチームを救った。こうしてピンチを乗り越えるたび、選手層は厚くなっている。
 サンバーズはメンバーが入れ替わりながらも10勝4敗の3位で年内のリーグ戦を終えた。
 12月10日には天皇杯が開幕し、サンバーズは11日に初戦を迎える。2021年最後の大会で、昨季のリーグ優勝に続く栄冠をつかみにいく。

2021/22シーズン

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