試合日程・結果

GAME

2021-22 V.LEAGUE 東京HG パナソニックパンサーズ戦

開催日時
2021年11月28日(日) 13:00
会場
大田区総合体育館
サンバーズ
サンバーズ

2

  • 17-25
  • 25-23
  • 21-25
  • 25-15
  • 19-21

LOSE

3

パナソニックパンサーズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

試合経過

 2021-22V.LEAGUE DIVISION1第 12戦。現在8勝 3敗で3位のサンバーズは、4位パナソニックパンサーズと、ホームの大田区総合体育館で対戦した。

 第1セットの立ち上がり、サンバーズはパナソニックのサーブに崩され3-5と先行されるが、その後はアラインのスパイクや小野のブロック、柳田のパイプ攻撃でサイドアウトを重ねる。中盤、クイックを立て続けに拾われて切り返され6-10とリードされた。それでもセッター大宅は3本連続で小野のクイックにトスを上げ、3本目は小野が応えてキレのいいクイックを決めた。その小野がサーブに下がると鋭いジャンプサーブを打ち込んで崩し、彭のクイックで切り返して8-10と追い上げる。しかし、パナソニックのカウンターアタックやブロックで再び点差を広げられた。サンバーズはサーブで崩しても、なかなかそれを得点につなげられず、大差でセットを先取された。

 第2セットはアラインのスパイクなどで2-0と先行する。その後、追いつかれるが、リベロの鶴田、喜入が懸命にボールに食らいついて好守備を見せ、徐々に流れを引き寄せる。すると、彭が強力なサーブで崩してチャンスを作り、アラインのカウンターアタックで7-5と再びリード。さらに、柳田のブロックで11-8と点差を広げた。ところがその後、柳田がブロックの着地の際に足を痛めるアクシデントで退場し、代わりに秦がコートに入った。パナソニックのカウンターアタックなどで13-13と追いつかれるが、彭のクイックで流れを取り戻すと、小野のブロックで15-13と再びリード。大宅と小野の息のあったクイックや、藤中の鋭いライトスパイクでサイドアウトを重ねていく。追いつかれても、リリーフサーバーの佐藤が得意のフローターサーブで崩して相手のミスを誘い19-17と再び先行。ラリーを藤中の鋭いインナースパイクで制し、22-19とリードを広げた。途中から入った秦のパイプ攻撃も決まって逃げ切り、サンバーズがセットを取り返した。

 第3セットは秦のスパイクや彭のクイックでサイドアウトを重ねるが、パナソニックの威力のあるフローターサーブにエースを奪われ3-6とリードされた。それでも、大宅の強力なサーブで崩して藤中が得点につなげ6-7と追い上げる。再びリードされるが、アライン、秦のスパイクや、彭、小野のクイックでサイドアウトを重ねてついていく。しかし中盤、サンバーズのスパイクを拾われて切り返され12-17と引き離された。終盤もブロックに捕まったり、サーブで崩されて切り返され、14-21と点差を広げられる。それでも、秦がサービスエースを奪い追い上げを開始。大宅のサービスエースや藤中のブロックで21-24と迫ったが、一歩届かず、セットを奪われた。

 追い込まれたサンバーズだが、第4セットはアラインが勢いよくスパイクを決め2-0と先行する。サンバーズはボールに食らいついてつなぎ、パナソニックにスパイクを決めさせず、小野のサービスエースで5-1とリードした。さらに、アラインのサーブで崩し、彭のクイックで切り返し7-2。サンバーズの武器であるサーブからのブロック、ディグ、カウンターアタックが機能し始めた。秦が懸命にブロックフォローしてつないだボールをアラインが得点につなげるなど、コートにボールが落ちなくなったサンバーズは、中盤にも、大宅のサーブから、アラインのカウンターアタック、藤中のブロックで12-5と点差を広げる。その後も小野のサーブやブロックで引き離した。終盤にはアラインのサーブが走り、彭が立て続けにブロックで仕留め、大差でセットを取り返し、フルセットに持ち込んだ。

 第5セットも、サンバーズはサーブで仕掛けていく。立ち上がりに藤中がショートサーブでノータッチエースを奪うと、小野も好サーブを打ち込み、大宅の好守備をアラインが得点につなげて3-1と先行。追いつかれても、アラインがスパイクを決めて流れを断ち切ると、そのアラインのサーブが再び走り、秦のカウンターアタックで6-3とリードした。パナソニックのブロックで追い上げられるが、喜入の好守備を、秦が相手コート側まで走ってつなぎ、最後はアラインのブロックで得点して11-8と再びリードした。しかし終盤、サーブレシーブが立て続けにネットを越えてダイレクトスパイクを決められ、12-13と逆転された。それでも、アラインが鋭いサーブを打ち込み、アラインが好守備から自らカウンターアタックを決めて14-13と逆転でマッチポイントを握る。しかしデュースに持ち込まれると、サンバーズにミスが出て15-16と逆転された。最後はクイックがコンビミスとなり、19-21で惜しくも敗戦となった。

 0-3で完敗した前日から立て直し、大接戦に持ち込んだが、最後は勝負どころでのミスが響き、今季初の連敗となった。
 セッターの大宅は、「今日は昨日とは別チームのように雰囲気が良かったし、ボールを諦めない姿勢が見えた。昨日負けてから、戦術のことよりも、気持ちの面や戦う姿勢を見直して、今日は1人1人の意識の変化が見えた。途中、柳田さんのアクシデントがありましたが、それを引きずらずに最後まで戦えたところは良かった。ただ、勝ちきれなくて、今シーズンで1番悔しい負け方になった」と唇をかんだ。
 特に大宅が悔やんだのが、彭に上げたクイックがコンビミスになった最後の1本だった。
「最後はいろいろ考えすぎてしまった。いろんな選手が入れ替わって入っている中で、誰を軸として攻撃を回していくのかが、僕自身ぶれていた。やっぱり試合ごとに軸というのを持った上で試合をしないと。今日一番託せるのはアラインだったと思う。そこはもっと信頼して、迷わずに託していけるように、もっといろいろなスパイカーとコミュニケーションを取って、人間関係を詰めていきたい」
 悔しい1戦の中でも、収穫は、柳田に代わって入った秦の活躍だった。サーブレシーブを安定させ、ブロックフォローなどもきっちりと上げてつながりを生み、試合をフルセットに持ち込むことができた。
「アクシデントでの出場だったので、最初は気持ちと体の作り方が難しかったけれど、周りのサポートもあって、徐々に自分のリズムを作れた」と秦。
 山村監督も「(秦)耕介はコートに入ってから非常によく我慢できていたし、苦しい場面でも決めてくれていた。彼が入って、(藤中)謙也と耕介、鶴田が献身的にブロックをフォローしてくれたおかげで被ブロックも抑えられた」と評価する。
 ただ秦も、第5セットの勝負どころでサーブレシーブなどにミスが出たことを悔やむ。
「最後勝ちきれなかったのはすごく悔しいし、後半のミスに自分が絡んでいたというのもものすごく悔しい。そういうところで自分の詰めの甘さが出たのかなと思います」
 監督からも選手からも、悔しさがありありとうかがえた敗戦。しかしこの試合は、選手個々が自分に足りないものと真正面から向き合うきっかけにもなるはずだ。主将の大宅はこう語った。
「昨季と同じことをやっていても2連覇というのは無理だと思っている。昨季プレイハードをやり続けて優勝できたけど、今季はそれにプラスして、1人1人が肉付けをしていかないと、相手は対応してくる。今季は本当に苦しい試合ばっかりですけど、そういう相手に打ち勝って、今日のような試合を勝ち切る力をつけていかないといけない」
 山村監督も「今後のリーグに向けて、大きなポイントとなる試合だったと思う」と語る。この試合で得たもの、感じたことを1人1人がどう活かすか。次週、熊本県立総合体育館で行われるホームゲームで、大分三好ヴァイセアドラーを相手に、どんな変化、進化を見せてくれるのか注目だ。

2021/22シーズン

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