試合日程・結果

GAME

2020-21 V.LEAGUE 徳島大会 JTEKT戦

開催日時
2021年3月28日(日) 13:00
会場
アスティとくしま
サンバーズ
サンバーズ

1

  • 25-21
  • 23-25
  • 17-25
  • 18-25

LOSE

3

ジェイテクトSTINGS

試合経過

2020-21V.LEAGUE DIVISION1レギュラーラウンドは最終戦を迎えた。前週レギュラーラウンド優勝を決め、23連勝中のサンバーズは、4位ジェイテクトSTINGSと対戦した。
 第1セットの立ち上がりは、コンビが合わなかったり、つなぎの連携ミスが出て2-6と出遅れた。しかし、ムセルスキーが高い打点から強烈なサーブでエースを奪いチームに火をつけると、次は巧みなショートサーブで崩し、自らバックアタックを決めて追い上げる。2戦連続スタメンの秦もカウンターアタックを決めて追いつくと、塩田のブロックで7-6と逆転。さらに、ムセルスキーのカウンターアタックと秦のノータッチエースで10-7とリードした。その後は塩田、小野のキレのあるクイックを軸にサイドアウトを重ねる。しかし中盤、ジェイテクトの強烈なサーブでポイントを奪われ14-14と追いつかれた。それでも、サンバーズも強力なサーブで対抗する。秦がフルパワーのサーブを打ち込んで崩し、堅い守備からムセルスキーがスパイクを決めて17-15と再びリード。塩田のサーブで崩して得点につなげ19-16と点差を広げた。藤中の巧みなスパイクなどでサイドアウトを重ね、最後は塩田のブロックで締め、セットを先取した。
 第2セットは塩田に代わり加藤が、ムセルスキーに代わり栗山がスタートからコートに入る。セット序盤はジェイテクトのサービスエースやブロックなどで4-7と先行されたが、栗山、秦のスパイク、小野、加藤のクイックなどでサイドアウトを重ね、徐々に流れを引き寄せる。藤中のサーブで崩してミスを誘い、追い上げると、栗山が好ブロックから、スパイクを決めて17-17と追いついた。サーブレシーブを崩されても、栗山が相手ブロックの指先を狙った巧みなスパイクでカバーしてサイドアウトを取り、加藤も力強いクイックを決める。守備も機能し、ジェイテクトのスパイクを一度では決めさせない。しかしジェイテクトのブロックで19-21と先行され、そこから点差を詰められず、セットを奪われた。
 第3セットは、ミドルブロッカーの小川、アウトサイドの鳥飼、セッターの西田がコートに入る。セット序盤、ジェイテクトのカウンターアタックやサンバーズのミスで1-4と出遅れた。加藤のクイックで追い上げるが、ジェイテクトのブロックに捕まって連続失点し4-9と引き離された。その後も、サンバーズのスパイクを拾われて切り返される。終盤には強力なサーブに崩されて8-18と大差をつけられた。栗山のノータッチエースや、鳥飼のカウンターアタックで14-19と追い上げるが、ジェイテクトのブロックなどで再び引き離され、セットを連取された。
 第4セットも先行されるが、栗山が立て続けにスパイクを決めて2-2と追いつく。サービスエースを奪われて引き離されても、小川がサービスエースを奪い返し5-5と追いつき、さらに、栗山のサーブでプレッシャーをかけてミスを誘い7-6と逆転した。しかし、サーブレシーブを崩されたりブロックに捕まり7-9と再び先行される。その後もジェイテクトのサーブに揺さぶられて切り返されたり、ブロックに捕まり、9-16と一気に引き離された。終盤、頼れるベテラン栗山が気を吐き、立て続けにバックアタックを決めて17-23とし、小川も力強いクイックを決める。しかし追い上げは届かず、セットカウント1-3で敗れた。サンバーズの連勝記録は23でストップした。
 約4ヶ月ぶりの敗戦に、山村監督は「久しぶりに負けて、改めて、負けるのは本当に嫌だな、悔しいなと実感しましたし、負けたくないと再認識しました」と悔しさをあらわにした。
 選手起用については、1週間後のファイナルを見据え、「メインの選手を休ませながら、普段コートに立つ機会が少ない選手にチャンスを与えてさらなるレベルアップを図り、その中でも勝つことを目指した」という意図があった。しかし、特に若手選手を多く投入した第3セット以降は一方的な展開に。
「今の力量の差が出た。まだまだ成長しないと、このリーグでは通用しないということがわかったんじゃないか。今日の経験は必ず彼らにとってプラスになる」と山村監督。
 第3セットからコートに立ったアウトサイドの鳥飼は、「悔しいという思いが一番大きい。気持ちの準備はできていたんですけど、いざコートに入ると自分のパフォーマンスを発揮できなかった。自分は高さのあるプレーが特徴だと思っているので、もう少しスパイクで点を取りたかった」と悔やんだ。
 それでも、相手ブロックに阻まれたり、サーブで崩されても、次こそはと食らいつく姿は見せた。「ブロックを食らった後は、やっぱり精神的にダメージはあったんですけど、でもせっかくこういうチャンスを得たので、思い切りやるのが一番かなと思って」
 第2セットまで出場した小野は、「レギュラーラウンド最終戦ということで、勝って締めくくりたかったんですけど、特に2セット目を取りきれなかったのが悔しいし、チームとして敗戦になってしまったのはすごく悔しい。ファイナルに向けて、この悔しさも糧にしながら、優勝できるように1週間やっていきたい」と語った。
 連勝は途切れたが、敗れたことで今一度、足元を見つめ直す機会を与えられたととらえ、地に足をつけてファイナルに臨む。
 サンバーズがリーグのファイナルに進出するのは6年ぶり。今の選手たちは、ファイナルの舞台を経験したことがない選手がほとんどだ。
 国際大会で数多くファイナルの舞台を経験し、2012年ロンドン五輪決勝では、2セットダウンからの逆転勝利で金メダルを獲得したムセルスキーはこう語る。
「ファイナルに向けては、今までやってきたことを継続することが大事。シーズンにおいて一番重要な試合だからこそ、メンタル的なところで強くなることが大切なポイントになる。例えば、自分の時間に好きな音楽を聞いたり、家族に支えてもらったり、それぞれのやり方でメンタルを充実させて、最高の状態でその舞台に入っていくことが大事です。自分はのんびりやっていきたいタイプなので、いつもの自分らしく臨んでいきたい。チームのみんなに1つ伝えたいのは、あまり神経質にならないでということ。ファイナルだからといって、無理して必要以上にたくさんのことを考えるのではなく、1日1日をゆっくり過ごして、楽しく、みんなで向かっていきたいと思います」
 サンバーズには積み上げてきたものがある。"プレイハード"を合言葉に妥協のない練習を重ね、31勝3敗という圧倒的勝率でレギュラーラウンドを制した。
 藤中は、「ディマ(ムセルスキー)も言ったように、大事な試合ですけど、いつも通りということを意識して、今までの結果を自信にして臨んでいきたい」と静かに闘志を燃やした。
 久しぶりに味わった悔しさと、自信を胸に、4月4日、サンバーズはいよいよ夢の舞台に立つ。

2020/21シーズン

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