試合日程・結果

GAME

2020-21 V.LEAGUE 箕面HG パナソニック戦

開催日時
2021年1月31日(日) 13:00
会場
サントリー箕面トレーニングセンター
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 25-23
  • 22-25
  • 24-26
  • 25-16
  • 15-13

WIN

2

パナソニックパンサーズ

試合経過

2020-21V.LEAGUE DIVISION1レギュラーラウンドの折り返し地点となる第18戦。前日の勝利で2位に浮上したサンバーズは、ホームの箕面トレーニングセンター体育館で、3位パナソニックパンサーズと対戦した。
 試合の立ち上がりはパナソニックのブロックで先行されるが、この日は第1セットからサンバーズのサーブが走る。柳田の力強いサーブで崩して4-4とすぐさま追いつく。再び先行されても、前日「サーブのヒットの感覚がよかった」と語っていた大宅が、この日も好調で、強力なサービスエースを奪って同点とし、ムセルスキーのブロックで8-7と逆転した。中盤にも柳田のサーブでプレッシャーをかけ、塩田、大宅が連続ブロックで仕留め14-11とリードする。サンバーズはブロックとディグもしっかりと噛み合い、ブロックタッチや藤中の好守備からムセルスキーがカウンターアタックを決め20-15と点差を広げた。ところが終盤、パナソニックの鋭いフローターサーブに崩され、ブロックに捕まったりミスが続き23-23と追いつかれた。それでも、最後は塩田がサービスエースを奪って辛くも逃げ切り、25-23でセットを先取した。
 第1セットだけで5本のブロックポイントを挙げたサンバーズは、第2セットも、加藤のサーブから、ムセルスキー、塩田、柳田が4本立て続けにパナソニックの攻撃をブロックし5-0とスタートダッシュに成功。その後、藤中のカウンターアタックや柳田のサービスエースで9-2と点差を広げた。
 ところが、サンバーズは突如リズムを失い、パナソニック深津英臣のサーブに崩され、ブロックや好守備に阻まれて次々に切り返され、まさかの8連続失点で9-10と逆転された。柳田のパイプ攻撃でなんとか連続失点を切るが、今度はパナソニック清水邦広のサーブに揺さぶられ6連続失点し12-19と引き離された。
 それでも、セット途中に藤中と交代した秦が巧みにスパイクを決めて流れを引き寄せると、西田とともに二枚替えで入った栗山も勢いよくスパイクを決める。栗山のサーブから、秦がカウンターアタックを決めて21-23と2点差まで迫った。惜しくもセットは失ったが、次のセットにつながる巻き返しを見せた。
 第3セットはコートに戻ったムセルスキーのブロックやサービスエースで4-2と先行。大宅のサーブで崩して藤中がダイレクトスパイクを決め8-5とリードした。追い上げられても、このセットから入った小野の強烈なクイックで流れを切り、好守備から切り返して10-7と再びリード。ところが、またもパナソニックのサーブに揺さぶられ3連続でブロックに捕まり10-11と逆転された。その後もパナソニックのサーブとブロックに苦しみ13-17と点差を広げられた。しかし小野の強烈なクイックでブレイクを奪い、終盤には大宅のサーブでプレッシャーをかけ、ムセルスキーのスパイクなどで18-19と詰め寄る。さらに、ムセルスキーがサイドラインぎわにノータッチエースを決め22-22と追いついた。デュースに持ち込むが、最後はパナソニックのブロックに捕まり、セットを奪われた。
 後がなくなった第4セットは、第3セット途中に交代で退いていた柳田がコートに戻り、強烈なサーブを打ち込んでエースを奪ったり、相手のミスを誘い3-0と反撃開始。塩田や藤中の好守備をムセルスキーが得点につなげ7-1とリードを広げた。さらに、藤中がサーブで揺さぶり、ブロックとディグでパナソニックのスパイクを決めさせず、柳田やムセルスキーのスパイク、ブロックなどで9連続得点を挙げ17-4。大量リードを奪ったサンバーズがセットを取り返し、フルセットに持ちこんだ。
 第5セットはパナソニックの堅いブロックと守備から切り返され2-5と先行されるが、大宅が強力なサーブを打ち込み、ムセルスキーのブロックで追い上げる。サンバーズは守備やブロックフォローでボールに食らいついて粘り、パナソニックにミスが続いて10-9と逆転。さらにリリーフサーバーの西田の好サーブで崩し、藤中、大宅の連続ブロックで13-10とリードした。14-11のマッチポイントから1点差に詰め寄られるが、最後はムセルスキーのスパイクで締め、15-13でゲームセット。首位を見据えるチーム同士の意地がぶつかり合うフルセットの大激戦を制し、サンバーズが連勝を8に伸ばした。
 サービスエースが両チームそれぞれ7本、ブロックはサンバーズが17本、パナソニックが15本という激しい試合。連続得点、連続失点の多い波の大きい試合だったが、その中で山村監督が勝敗のポイントに挙げたのは、第2セットの劣勢の場面で出場した秦、栗山、西田の働きだった。一時は7点差をつけられていたが、3人のひたむきなプレーが徐々に流れを引き寄せ、2点差まで詰め寄った。
「途中から出たメンバーが、あのセットを諦めることなく、自分たちの流れ、雰囲気に戻してくれたことが大きなターニングポイントだった。彼らの姿がスターティングメンバーに火をつけ、スタートのメンバーがコートに戻る時に、もう一度やってやるという、強い覚悟と信念を持ち直すことができたと思う」と山村監督は振り返る。
 塩田も、「今日はこちらの攻撃が通らなくて、コートの中がイライラしている部分があったけど、代わったメンバーが盛り上げてくれてチームに勢いをつけてくれた。今日は全員バレーを体現できた」とうなずいた。
 この日は互いにサーブとブロックディフェンスが機能し、両チームともスパイク決定率が上がらなかった。サンバーズのチーム全体の決定率は、前日57.7%だったのに対し、この日は43.5%。
 セッターの大宅は、「今日は自分がやりたいバレーがほとんどできなかった。すごく対策をされてブロックシフトを組まれ、それに気づいて変えても、また対応された。でも2セット目後半に二枚替えでコートの外に出て、そこで冷静になれた」と振り返る。
 また、第3セットからはミドルブロッカーの小野が久しぶりにコートに入り、そのことも流れを変えるきっかけになった。
「どのチームも小野に対してマークが厚くくるのは目に見えてわかるので、その分、サイドやパイプが使いやすくなる」と大宅は言う。
 実際、小野のクイックに相手ブロックが2枚跳んで、柳田のレフト攻撃がノーマークで決まる場面もあった。山村監督も「相手ブロックを引っ張る力がある選手」と評価する。
 昨年11月までは、ミドルブロッカーは塩田と小野で固定されていたが、ここ最近は塩田と加藤が先発しており、小野が長くコートに立ったのは約2ヶ月ぶり。
「年明けから試合に出られなくて、外から見ていてすごく悔しい思いでした。今出ている塩田さん、加藤さんと何が違うのかも考えました。僕の課題としてはブロックであったり、雰囲気づくりの面では、加藤さんの明るい雰囲気、盛り上げる力は絶対に見習うべきところ。今までは自分がダメな時に暗くなってしまう部分があったので、そこは変えていかなきゃいけない。まだ全然満足しているわけではないので、今出ている加藤さん塩田さんの2人を追い越して、レギュラーを奪うことを考えて、もっと練習していきます」と試合後、小野は語った。
 同級生のセッター大宅には、「試合に出られなくて、メンタル的なコントロールが難しかった時に、大宅がケツをたたいてくれた」と感謝する。
 久しぶりに試合の中でコンビを組んだ大宅は、「コンビネーションは崩れてなかったと確認できた」と手応えをのぞかせた。
 この2連戦を迎える前まで首位に立っていたパナソニックとの、2日間に渡る9セットの死闘を、総力を注ぎ2連勝で乗り越えたサンバーズ。今季のレギュラーラウンドのパナソニック戦は4戦全勝で終えた。
「パナソニックというのは、強いチームだと、リーグ全体が認めている。そのチームに4戦全勝できたことは、必ず今後に生きてくる」と山村監督。
 1つ目の天王山を乗り越え16勝2敗で前半戦を終えたサンバーズが、次週からの後半戦、さらに勢いを増していく。

2020/21シーズン

TOP