• 開催日時
    2020年2月23日(日) 14:08
  • 会場
    エフピコアリーナ福山

2019-20 V.LEAGUE ファイナル5 準々決勝 JT戦

  • サンバーズ

    3

  • 24-26
    25-11
    25-19
    25-14
  • 1

2019-20V.LEAGUE DIVISION1(V1)、ファイナルステージ第2戦。前日のGAME1を勝ち上がったサンバーズは、レギュラーラウンド3位のJTサンダーズ広島と対戦した。
 第1セット序盤はムセルスキーのスパイクでサイドアウトを重ねるが、JTの強力なサーブに崩されて切り返されたり、サービスエースを奪われ3-6と先行された。さらに、勢いよく打ち込んでくるJTのサーブに押され、ブレイクを奪われ4-9と引き離された。中盤はスパイクを拾われて次々に切り返され、6-13と点差を広げられる。それでも、守備の粘りを小野が得点につなげて追い上げを開始。ムセルスキーのカウンターアタックや大宅のブロックで14-18。さらに終盤、大宅のサーブでプレッシャーをかけ、藤中がカウンターアタックを決めたり、ムセルスキーがJTのオポジット、エドガー・トーマスをシャットアウトし19-20と1点差に迫った。さらに、リリーフサーバー佐藤のサーブで揺さぶり、季がブロックで仕留めて22-22とついに同点に。デュースに持ち込むが、最後はサンバーズのスパイクがアウトとなった。最大7点あったビハインドを跳ね返したが、惜しくもセットを落とした。
 それでも第2セットは大宅のサーブが走り、ムセルスキーのカウンターアタックや小野のブロックで4-0とスタートダッシュに成功。その後も、ミドルの位置でブロックに跳んだムセルスキーが、エドガーのスパイクをタッチしてチャンスを作り、季がレフトからスパイクを決めて6-1と引き離す。JTの強力なサーブもサーブレシーブ陣が踏ん張って返し、小野の鋭いクイックなどでサイドアウトを奪う。中盤には、大宅のサーブから怒涛の連続得点が生まれた。大宅は力強いサーブを連続で打ち込み、ブロックとディグで粘り強くつないだボールをムセルスキーが得点に結びつけたり、小野のブロックやクイック、そして大宅の強烈なサービスエースもあり、11連続得点で22-8と大差をつけ、セットを取り返した。
 第3セットはJTのサーブに崩されたり、ブロックに捕まり2-5と先行されるが、小野、塩田のクイックでサイドアウトのリズムを作ると、ムセルスキーのカウンターアタックやサービスエースで7-7と追いついた。リードされても、季がノータッチエースを決めて追いつき、また引き離されても、藤中がカウンターアタックを決めて11-11とし、好守備で粘って相手のミスを誘ったり、藤中が得点につなげて13-11とリードした。追いつかれても、季のスパイクや藤中のブロックで粘り強くサイドアウトを重ね、終盤、好調の大宅のサーブが再びJTに襲いかかる。サーブで崩し、ムセルスキーのブロックやクイックでブレイクして22-19と引き離すと、大宅がサービスエースを奪い、ムセルスキーもカウンターアタックを決め、6連続得点で一気にセットを奪った。
 第4セットも、大宅のノータッチエースやムセルスキーのブロックで3-0と好スタートを切る。季のスパイクでサイドアウトを重ね、ムセルスキーのカウンターアタックで8-4とリードを広げた。サーブで攻め続けるサンバーズは、中盤も塩田、大宅の力強いサーブでエースを奪って13-6と点差を広げる。さらに、大宅や鶴田の好守備をムセルスキーが得点につなげ、大宅がこの日5本目のサービスエースを奪って7連続得点とし17-6と大差をつけた。終盤、サービスエースを奪われるが、慌てることなく、二枚替えで入っていた小川がスパイクを決めて流れを切り、最後は季がカウンターアタックを決めて締め、サンバーズが3-1で逆転勝利。24日のセミファイナルに駒を進めた。
 この勝利で今シーズンの3位以上が確定。荻野監督は、「選手たちは疲労もある中、素晴らしい集中力を見せてくれた」と選手をねぎらった。
 この日は前日に引き続き大宅の攻めたサーブが機能し、大宅がサーブを打つローテーションで10連続、6連続などブレイクを重ねて勝利を大きく引き寄せた。大宅は、「1セット目を取られてから、こちらが気持ちの面で落ちなかったのが勝因。最後まで攻め続けられたし、明日にもつながるいい試合ができた」と納得の表情で語った。
 そうしたサーブに連動してブロックとディグも機能し、JTのスパイク決定率を33.1%に抑えた。身長218センチのムセルスキーが、ブロックでミドルの位置に入ったり、サイドの位置に入ったりと状況によって相手と駆け引きし、数多くタッチを取ってブレイクにつなげた。
 ムセルスキーは、「自分のフィーリングで、他の前衛の選手とコミュニケーションをとりながら、『次はここで跳ぼう』というふうに臨機応変にやっています。相手のエドガー選手に対しては、どういうコースが得意なのかといった特徴を分析して、どういうブロックが有効かを判断しました」と振り返った。
 リベロの鶴田は、「相手のセッターは、ディマ(ムセルスキー)がどこにいるかというのを確認してトスを上げてくるので、僕らレシーバーはそれに合わせてうまく連携を作れていた」とディフェンスが機能した理由を語った。
 この2戦はサーブレシーブ陣の踏ん張りも光った。JTは強力なサーブが武器だが、相手のサーブポイントを2点に抑え、連続失点を避けられたことが大きい。
「サーブレシーブに関しては(藤中)謙也とよく話して、相手サーバーによってそのつどポジションを確認したり、季に任せるところはしっかり任せるということができている。以前は季をカバーしようとしすぎて、自分の範囲のところでポイントを取られてしまったりしていましたが、昨日からは季の範囲はしっかり任せて、僕と謙也は自分たちのところをしっかり取る、というのがうまくいっている」と鶴田は手応えを語った。
 GAME1、GAME2の2連戦を勝ち上がったサンバーズは、24日、ファイナル進出をかけ、レギュラーラウンド2位のジェイテクトSTINGSと対戦する。
「明日はサーブランキング1位の西田(有志)選手、2位のカジースキ(・マテイ)選手がいるので、スタッフと話して、うまくはめられるように準備したい」と鶴田は気を引き締めた。
 今季初の3連戦となるためハードな戦いが予想されるが、チームの組織力、結束力が高まっている今、打ち破れない壁はない。ファイナル進出をかけ、サンバーズは持てる力を出し尽くす。

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