• 開催日時
    2019年10月27日(日) 14:30
  • 会場
    武田テバオーシャンアリーナ

2019-20 V.LEAGUE 愛知大会 JTEKT戦

  • サンバーズ

    1

  • 25-23
    23-25
    21-25
    26-28
  • 3

2019/20V.LEAGUE第2戦、サンバーズは、昨季7位のジェイテクトSTINGSと対戦した。ジェイテクトは、世界的な名選手であるカジースキ・マテイが2年ぶりに復帰し、ミドルブロッカーに身長2m台の新戦力が加わった強力布陣を揃える強敵だ。
 第1セットの立ち上がり、サンバーズはジェイテクトの高いブロックに阻まれて切り返されたり、スパイクミスが出て2-5と先行される。その後もブロックに捕まったりミスが出てリードを広げられた。それでも、季が強烈なパイプ攻撃でチームに勢いをつけると、ムセルスキーがカウンターアタックを決めて8-10と追い上げる。さらに、大宅の好守備を季が得点につなげたり、季のブロックで11-11と追いつくと、藤中の好守備からムセルスキーが切り返して13-12と逆転。塩田がノータッチエースを奪い17-14と点差を広げた。終盤、ミスが出て追い上げられるが、ムセルスキーのスパイクなどでサイドアウトを重ねていく。星谷のクイックを拾われて切り返されるが、星谷が自ら相手のクイックをシャットアウトしてブレイクを許さず、サンバーズがセットを先取した。
 第2セットはジェイテクトにサービスエースを奪われて先行されるが、星谷のサーブで崩し、季がカウンターアタックを決めて3-2と逆転。塩田が緩急をつけたサーブで崩し、藤中がダイレクトスパイクを決めて8-6と先行した。中盤には、鶴田の好守備を藤中が力強いスパイクで得点につなげ、さらに藤中のパイプ攻撃で12-8と引き離す。ところが、ワールドカップでサーブランキング1位の活躍を見せたジェイテクトの西田有志にサービスエースを奪われ12-11と追い上げられると、サンバーズはクイックにミスが出たり、ジェイテクトのカウンターアタックで18-18と追いつかれた。終盤、カジースキの強烈なサーブで崩されて切り返され20-21と逆転される。サンバーズも塩田のキレのあるクイックでサイドアウトを奪い食らいつくが、ムセルスキーのスパイクを粘り強く拾われて切り返され、第2セットを奪われた。
 第3セットは、ジェイテクトのフローターサーブに連続でノータッチエースを奪われ0-3と出遅れた。それでも、大宅のサーブで揺さぶり、ムセルスキーや藤中のカウンターアタックで連続得点を奪い8-8と追いついた。引き離されても、藤中がコートの角に狙いすましたノータッチエースを決めて追いつくと、長いラリーをムセルスキーのスパイクで制して11-10と逆転。中盤は藤中のパイプ攻撃や大宅のツーアタックでサイドアウトを重ねていく。しかし終盤、ジェイテクトの再三の粘り強い守備から切り返され18-21とリードされた。その後、サービスエースを奪われて引き離され、セットを連取された。
 第4セットは、小野とムセルスキーの連続ブロックで6-4と先行し、季のブロックで9-6と引き離した。ジェイテクトのサービスエースなどで10-10と追いつかれるが、季の好サーブから藤中がカウンターアタックを決めて12-10と再びリード。ところが、サーブレシーブを崩されて追いつかれると、ジェイテクトのカウンターアタックやサービスエースで15-16と逆転された。その後は塩田のブロックで相手のブレイクを阻み、藤中のブロックで22-21と逆転。しかし終盤、トスが合わずにスパイクを打ちきれず、23-24と相手にマッチポイントを握られた。小野が強力なクイックを決めてデュースに持ち込むが、最後はジェイテクトのカジースキに、コートの角にノータッチエースを決められ、ゲームセットとなった。
 強力なジェイテクトのサーブに対し、試合前半はしのいでいたが、第2セット途中から押され始め、要所でサービスエースを奪われたことが響いた。
 リベロの鶴田は、「2セット目の途中に(サービスエースを許して)西田君を乗せてしまった」と悔やんだ。ただ、「そこをのぞけば、ブロックも出ていたし、クイックもよく通っていたし、みんな本当にいいプレーをしていたので、サービスエースでの直接失点というところさえ減らせばなんとかなると感じた」と語る。
 藤中も、「個人的には手応えはあった。レシーバー3人、または4人入る時の連携をもっと詰めていければ直接失点は減ると思う」と改善点を挙げ、敗戦にも選手たちはポジティブだった。
 前向きだった理由は、手応えも感じていたからだ。その一つは攻撃。昨シーズンはオポジットのムセルスキーに攻撃が偏り負担がかさんだが、この2試合、セッターの大宅はアウトサイドの季や藤中も積極的に使い、サイドの3人の打数が昨季に比べると分散された。この日、藤中は68.4%という高いスパイク決定率を残した。
 また大宅は、ジェイテクトの高いミドルブロッカーに臆することなくクイックやパイプ攻撃を使い、真ん中からの攻撃を機能させた。
「相手が大きいから特別にこうする、というんじゃなく、練習でやってきたことがどこまで通用するかというのを、まず試さないと。今シーズン新しく挑戦していることを、この2戦は自信を持って試合の中で出せた部分もある」と大宅は言う。
 その上で、「ディマ(ムセルスキー)に昨季のように頼ってはいけないけど、今日は勝負所でそればかり意識してしまった。もう少し頼る部分は頼って、乗せてあげることも必要だと感じた」と修正点を語った。
 今年取り組んできたことへの手応えと、今後の改善点が明確に見えた開幕2連戦。1勝1敗のスタートとなったが、選手たちの目にはハッキリと勝つための道筋が見えている。

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