• 開催日時
    2019年5月 5日(日) 16:00
  • 会場
    丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)

第68回 黒鷲旗大会 準決勝 東レ戦

  • サンバーズ

    3

  • 25-21
    25-27
    25-13
    25-22
  • 1

黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会準決勝。サンバーズは東レアローズと対戦した。東レは今季のVリーグで4度対戦し、一度も勝てなかった相手。試合前、主将の藤中が「勝つぞー!!」と渾身の檄を飛ばし、試合に臨んだ。
 第1セットの立ち上がり、サンバーズは塩田のブロックが決まり幸先のいいスタートを切る。しかし東レにサービスエースを奪われ、カウンターアタックを決められ6-8と先行された。それでも星谷のブロックで9-9と追いつく。引き離されても、今度は大宅がブロックを決めて再び同点とし、大宅の好守備が得点につながり14-13と逆転。さらに、ムセルスキーが強烈なカウンターアタックを決めて15-13と先行した。その後、東レのカウンターアタックで同点とされるが、ムセルスキーがサービスエースを奪って19-17と再びリード。終盤、ブロックとディグから藤中のスパイクで切り返し22-19と点差を広げた。最後は藤中が強力なジャンプサーブを打ち込みエースを奪って締め、サンバーズがセットを先取した。
 第2セットの出だしも星谷が立て続けにブロックを決めて流れをつかむと、塩田にもブロックが出て6-4と先行した。コンビミスが出たり、東レのサーブに崩されて8-9と逆転されるが、ブロックのワンタッチからムセルスキーのカウンターアタックなどで11-9と逆転した。ところが、東レのジャンプサーブにエースを奪われたり、ブロックに捕まって逆転され、12-15と点差を広げられる。それでも、星谷のサーブで崩して追い上げると、鶴田が好守備を連発し、秦も懸命につないだボールを、ムセルスキーが得点につなげ17-17と追いついた。その後は塩田やムセルスキーのスパイクでサイドアウトを重ねるが、終盤、クイックにミスが出て21-23とリードを奪われる。リリーフサーバーで登場した米山が見事なノータッチエースを奪って追いつき、デュースに持ち込むが、最後は東レにサービスエースを奪われ、セットを取り返された。
 それでも、第3セットは塩田が勢いよくサーブを打ち込み、ムセルスキーのカウンターアタック、藤中のブロックで6-3とリードした。その後も、藤中のパイプ攻撃や東レのミスで10-5と点差を広げる。中盤には、小野や藤中の好守備をムセルスキーが得点につなげて13-6と引き離す。さらに、秦が力強いジャンプサーブを打ち込み、塩田のクイックや大宅のダイレクトスパイクで得点につなげ、17-8と大差をつけた。終盤は小野、ムセルスキーの連続ブロックで引き離し、ムセルスキーに代わって入った小川もスパイクを決め、大差でセットを取った。
 第4セットの立ち上がりも、サンバーズは藤中が渾身のジャンプサーブでノータッチエースを奪い、チームを勢いづける。ムセルスキーが強烈なスパイクで得点を重ね、ノータッチエースも奪って6-2とリードした。追い上げられても、塩田のBクイックで再びサイドアウトのリズムを取り戻すと、藤中のブロックで9-5とリードを広げた。中盤、トスが乱れて15-14と追い上げられるが、ディグで拾ってムセルスキーがカウンターアタックを決め17-14と再び点差を広げ、大宅のサービスエースで18-14と引き離す。東レのカウンターアタックなどで21-20と追い上げられるが、米山が力強いサーブを打ち込み、藤中が巧みにカウンターアタックを決めて23-20と引き離す。相手のブレイクチャンスも、藤中が気迫のブロックで封じてマッチポイントを握ると、最後は秦の正確なサーブレシーブからムセルスキーがスパイクを決めてゲームセット。サンバーズは今季初めて東レに勝利し、4年ぶりの決勝進出を果たした。
 荻野監督は、「選手が非常に集中してやっていた。東レの強烈なサーブも、秦、藤中、鶴田がしっかり上げていた。セッターの大宅もいいところでクイックを使ったり、うちのよさがよく出ていた」と選手たちをねぎらった。
 Vリーグの東レ戦は毎回、サーブとサーブレシーブの差で敗れていたが、今回はサーブレシーブ陣が、東レの強いサーブに対しても失点を抑えてしのいだ。サーブでは攻めを貫いてプレッシャーをかけつづけ、東レの倍の6個のエースを奪った。リーグ中はジャンプフローターサーブを打っていた藤中が、この日は強烈なジャンプサーブを打ち込んで2本のエースを奪った。
 藤中は、チームのピンチでブロックを決めたり、勝負所でスパイクを決め、気迫みなぎるプレーと表情でチームを牽引した。苦手としていた東レの勢いも、強い気持ちで押し返せたところにチームの成長が見えた。
 また、前日の準々決勝では途中交代となった秦も、終止、安定したプレーでチームを支えた。「相手が今季1回も勝っていない東レだったので、自然と気持ちのスイッチが入った。絶対に負けたくないという強い気持ちを持って試合に入って、いい形でスタートできたのが勝因。選手全員が気持ちを出して戦えた」とうなずいた。
 特に光ったのがサーブレシーブだ。秦は東レの強力なサーブを、チームトップの30本受けながら、60%の返球率を残した。
「今日はボールが遅く見えました。ゾーンに入っている感覚というか...。何も考えなくても今日は自然と返りました。自分でもびっくりしましたが、明日も継続したいです」と言う。
 決勝の相手は、Vリーグ王者のパナソニックパンサーズ。サンバーズは、若手の開眼も力にして、一気に優勝を狙う。

このページの先頭へ