• 開催日時
    2019年2月17日(日) 15:00
  • 会場
    大田区総合体育館

2018-19 Vリーグ 東京大会 FC東京戦

  • サンバーズ

    3

  • 25-16
    20-25
    25-21
    25-16
  • 1

2018/19Vリーグ、レギュラーラウンドは残すところ2試合となった。現在2位のサンバーズは、8位のFC東京と対戦した。
 第1セットは、2試合連続スタメンの小野がいきなりFC東京のクイックを止めて好スタートを切ると、その小野のサービスエースや栗山のカウンターアタックで5-1と先行した。さらに、栗山がエンドラインギリギリにノータッチエースを決めて8-3とリードする。中盤にも藤中がレフトからツー攻撃を決めたり、ムセルスキーのカウンターアタックで12-6と点差を広げる。その後は栗山や星谷のスパイクでサイドアウトを重ね流れを渡さない。終盤には藤中のブロック、ムセルスキーのカウンターアタックで19-11と大差をつけた。オポジット小川、セッター山本が二枚替えで入ると、小川が強烈なジャンプサーブで崩してチャンスを作り、山本がツーアタックで得点につなげ、サンバーズがセットを先取した。
 第2セットは大宅の好守備からムセルスキーがカウンターアタックを決めて4-2と先行するが、FC東京のブロックやサービスエースで逆転される。中盤、ムセルスキーが足の違和感を訴えて小川と交代。サンバーズの攻撃がFC東京の堅い守備に阻まれて決まらず、切り返されて11-14とリードされた。その後、サービスエースを奪われて13-17と点差を広げられる。さらに終盤、立て続けにブロックに捕まったりサービスエースを奪われて4連続失点し、14-21と引き離された。栗山が2連続サービスエースを奪うなど奮闘したが及ばず、セットを奪われた。
 第3セットはムセルスキーがコートに戻るが、ホームの声援を受けて波に乗ったFC東京の勢いを止めきれず、一進一退の展開となる。それでも、小野が鋭いクイックを打ち込んで流れを引き寄せると、藤中も力強いパイプ攻撃を決めて徐々に攻撃のリズムができ始め、ムセルスキーの強烈なサービスエースで15-13と先行した。その後、逆転されるが、終盤、栗山の好守備で作ったチャンスを、ムセルスキーが得点につなげ22-21と逆転。さらに、リベロ喜入の好守備から、藤中がカウンターアタックを決めて23-21と抜け出すと、ムセルスキーのサーブで連続得点を奪い、25−21でセットを奪った。
 第4セットは、ムセルスキーが大事を取ってオポジットには栗山が入り、アウトサイドに米山が入った。その米山がいきなりライトからスパイクを決めてチームに勢いをつけると、オポジットの栗山が次々に得点を決めて先行し、第3セット途中から入っていた塩田のブロックで9-6とリードを広げた。中盤には塩田がノータッチエースを奪ったり、米山がパイプ攻撃を決めて14-8とリードを広げた。終盤には、リリーフサーバーとして入った小川がフローターサーブをエンドライン際に落としてノータッチエースを奪い20-12と大差をつけ、セット途中から入った秦も勢いのあるサーブでエースを奪ってダメを押し、サンバーズがセットカウント3-1で勝利した。
 レギュラーラウンド前半はムセルスキーに攻撃が偏る試合が多く、そこからいかに脱却し、攻撃の選択肢を増やせるかがこの3レグのテーマだった。そこで、アウトサイドの選手のパイプ攻撃を重点的に強化し、栗山、藤中の打数や決定力が日に日に向上していたが、そうした取り組みの成果がこの日、開花した。第2セットは動揺が見られて相手の勢いに押されたが、第4セットは大砲のムセルスキーがいない中、コートに入った全員がそれぞれの役割をきっちりと果たして輝いた。
 以前、「ディマ(ムセルスキー)に頼りすぎているので、もっと僕が打数も点数も増やさないと」と語っていた栗山が、コンディションを上げ、存在感を増している。この日はスパイクミスなく54.8%という高い決定率を挙げ、チームトップタイの20得点をたたき出した。栗山は手応えをこう語る。
「今日はディマに頼ることなく4セット目を取れたのが収穫。ディマはだいたいいつも60%以上の高い決定率をあげているけど、ディマに集めすぎて20点以降に決まらない試合もあった。ファイナル6では相手もさらに対策をしてくるので、ディマだけに頼るバレーでは厳しくなる。昨日今日は僕が本数を多く打てていて、その中で50%以上決めるのが僕の仕事。それに今日は(藤中)謙也のパイプもよかったし、今までにない攻撃パターンがすごくうまく使えているので、理想的ないいバレーができています」
 主将の藤中も、「メンバーが代わりながらも3-1で勝てたのはすごくよかったと思うし、特に4セット目はすごくいいゲーム運びができた」とうなずいた。
 サーブレシーブの要となっていることもあり、これまで打数の少なかった藤中も、この日は打数が多く、打つごとに調子を上げていき「楽しかった」と笑った。
 この結果、サンバーズは19勝7敗で56ポイントを獲得し、レギュラーラウンド2位通過を確定させた。昨季6位からの2位通過は躍進だが、戦いはまだまだ続く。順位は確定したものの、3月からスタートするファイナル6に向け、レギュラーラウンド最終戦のJTサンダーズ戦は重要だ。
「もちろん勝ちにいきながら、ファイナル6を見据えて、それぞれが何か試したり、挑戦する機会にしたい」と藤中は言う。
 まだまだ秘めた可能性を感じさせたサンバーズ。次戦のレギュラーラウンド最終戦では、その可能性をさらに広げて、ファイナル6に弾みをつけたいところだ。

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