試合日程・結果

GAME

2018-19 Vリーグ 静岡大会 東レ戦

開催日時
2019年2月 9日(土) 13:00
会場
三島市民体育館
サンバーズ
サンバーズ

1

  • 25-21
  • 24-26
  • 17-25
  • 22-25

LOSE

3

東レアローズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 鈴木 寛史

  • 小野 遥輝

  • 松林 憲太郎

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 喜入 祥充

  • 米山 達也

試合経過

2018/19Vリーグ、レギュラーラウンドは残すところ5試合となった。前週2位に浮上したサンバーズは、7位の東レアローズと、東レのホーム、三島市民体育館で対戦した。今シーズン唯一、サンバーズが一度も勝っていない相手が東レ。この3レグの対戦で何としても勝利をつかみたいところだ。
 第1セット、サンバーズは東レのブロックに捕まり2-5と先行されるが、ブロックのワンタッチと鶴田の好守備で東レのスパイクを次々に拾い、ムセルスキーや栗山のカウンターアタックで5-5と追いついた。さらに、セッター大宅がフローターサーブで揺さぶり、栗山のブロックで8-7と逆転すると、ムセルスキーのブロック、大宅のサービスエースでたたみかけ10-7と引き離した。中盤にも、栗山のサーブで崩し、ムセルスキーが得点につなげたり、塩田のBクイックや栗山のパイプ攻撃でブレイクを奪い16-9と大きく点差を広げた。終盤、サーブレシーブを崩されたり、ブロックに捕まり22-19と追い上げられるが、星谷が勢いよくクイックを決めて連続失点を断ち切り、サンバーズがセットを先取した。
 しかし第2セットの立ち上がりに2本連続でサービスエースを奪われる。その後も東レの巧みなフローターサーブにポイントを奪われたり、ブロックに捕まり3-7とリードされた。それでも、ムセルスキーが強力なサーブを打ち込み、自らカウンターアタックを決めて5-7と追い上げる。その後引き離されても、大宅のブロックで再び2点差に迫る。中盤は栗山、塩田のスパイクなどでサイドアウトを重ねていくが、サンバーズにスパイクミスが出たり、サービスエースを奪われ12-17と再び引き離された。大宅のサーブで崩したり、星谷のブロックで粘って相手のミスを誘い追い上げると、鶴田の好ディフェンスがそのまま相手コートに落ちて19-19とついに追いついた。ところが、サンバーズミスや、サーブレシーブを崩されて連続失点し19-23と引き離される。しかしリリーフサーバーとして登場した米山がサーブで崩して藤中がカウンターアタックを決めると、米山のノータッチエース、藤中のブロックで24-24とデュースに持ち込んだ。ところが、最後はサンバーズのスパイクがアウトになり、セットを奪われた。
 第3セットも出だしに藤中のスパイクが東レのブロックに捕まり、ムセルスキーのスパイクも拾われて切り返され0-3と出遅れた。その後もサンバーズのスパイクが東レの堅い守備に阻まれて決まらず、東レの速い攻撃に切り返されて2-7とリードを広げられた。中盤にも、東レのサーブに崩され、拾われて切り返され、点差を広げられていくと、東レのサービスエースで15-8とされた。セット途中から入った秦がサーブレシーブやスパイクで奮闘し、二枚替えでオポジットに入った松林もブロックを決めて走り回り、若手選手が懸命に流れを変えようとするが、追い上げることはできず、セットを連取された
 後がなくなった第4セットは、秦がブロックでチームに勢いをつけると、栗山のサービスエースなどで連続得点を奪い5-1と好スタートをきった。中盤には東レにミスが続いて11-5と引き離す。しかし、東レの強力なジャンプサーブに崩されてつなぎにミスが続き、15-13と追い上げられる。さらに、サーブレシーブを崩されて切り返され、1点差に追い上げられると、東レに連続サービスエースを奪われて17-18と逆転されてしまった。終盤、東レのミスで21-20と逆転するが、その後、サンバーズはサーブレシーブを崩され、秦、ムセルスキー、鈴木が3連続でブロックに止められて21-24と一気にマッチポイントを握られ、追い上げることができずに敗れた。
 これで今シーズン、東レには3連敗となった。1レグ、2レグの東レ戦では、サーブとサーブレシーブが勝敗を分けたが、この試合もそうだった。試合後、リベロの鶴田は、「今日の敗因の大部分をサーブレシーブ陣が占めていると思うので、申し訳ない。東レは最初からサーブで攻めてきていましたが、1セット目はしのげていた。でも第2セットの出だしに、前を狙われたサーブとネットインサーブで続けてサーブレシーブを取られて、気持ちの部分で引いてしまった」と悔やんだ。
 ミドルブロッカーの星谷は、「サーブレシーブに関してはレシーバー陣に託すしかないけど、たとえそこで崩れたとしても、しっかりブロックフォローに入って立て直すとか、とにかくボールを落とさないで相手のサーブをいかに早く切るかということをやっていかないと」とチーム全員のつなぎの意識の必要性を挙げた。
 サーブレシーブだけでなく、課題はサーブにもある。1レグの東レ戦でサーブを攻める必要性を痛感し、その後、アグレッシブなサーブを意識することで連勝し、一時は首位に立った。しかしここ最近の試合では、安全に入れていくサーブが多く、サンバーズのサーブが相手の脅威になっていない。
 ファイナル6進出確定を目の前にして足踏みしているが、ファイナル6以降の戦いで勝ち上がるには、サーブ力は必須。レギュラーラウンド残り4試合で、攻めのサーブを取り戻さなければならない。

2018/19シーズン

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