試合日程・結果

GAME

2016/17 V・プレミアリーグ 鹿児島大会 ジェイテクト戦

開催日時
2016年11月 6日(日) 14:00
会場
串良平和アリーナ
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 25-20
  • 18-25
  • 25-17
  • 26-24

WIN

1

ジェイテクトSTINGS

スターティングメンバー

  • ヤドリアン エスコバル

  • 鈴木 寛史

  • 柳田 将洋

  • 藤中 謙也

  • 塩田 達也

  • 山本 湧

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 阿部 裕太

  • 鶴田 大樹

  • 栗山 雅史

  • 米山 達也

  • 高橋 賢

試合経過

2016/17V・プレミアリーグ第3戦、サンバーズは昨シーズン4位のジェイテクトSTINGSと対戦した。
 今季初白星を挙げたいサンバーズは、第1セット序盤、柳田の好守備から鈴木がスパイクを決めて勢いに乗ると、柳田がサービスエースを奪い3-1と先行した。その後追いつかれるが、エスコバルの強力なサーブで崩し、藤中、塩田が連続ブロック。サーブ&ブロックが機能して7-4とリードし、その後も柳田のブロックで点差を広げる。中盤もサンバーズはサーブで攻め続け、鈴木、塩田のクイックも小気味よく決まり主導権を渡さない。さらに、藤中がノータッチエースを決めて17-11と引き離した。終盤には柳田のパイプ攻撃やフェイントも決まり第1セットを先取した。
 第2セットも藤中のブロックや柳田のパイプ攻撃で6-3と好スタートを切った。ところが、レセプションの乱れやスパイクミスが続き7-8と逆転を許す。さらに、エスコバル、柳田がブロックに捕まるなど7連続失点で7-12とリードを広げられた。鈴木のブロックで追い上げるが、ジェイテクトのサービスエースなどで再びリードを広げられる。柳田のサーブで崩して藤中がダイレクトスパイクを決め、さらにエスコバルのブロックで14-17と追い上げるが、終盤、ブロックに捕まって再び引き離されセットを失った。
 第3セットは序盤に鈴木がノータッチエースを奪って先行し、塩田のブロックやクイックで得点を重ねていく。一時は逆転されるが、柳田が鮮やかにパイプ攻撃を決めて流れを引き寄せ、鈴木のこのセット2本目のサービスエースで11-10と逆転すると、エスコバルが鋭いフローターサーブでノータッチエースを奪い14-11とリードを広げた。その後、コンビミスから崩れて追いつかれるが、塩田のクイック、ブロックで再び17-14とリード。すると終盤、柳田のサーブが火を噴いた。サイドライン際に鋭いサーブを打ち込みノータッチエースを奪ったり、サーブで崩してエスコバルのスパイクや鈴木のブロックで5連続得点を挙げ一気にセットを奪い返した。
 第4セットも好守備を鈴木が得点につなげて流れを作ると、エスコバルの巧みなフローターサーブで崩して藤中、塩田がブロックで仕留め8-5と先行した。その後は再三の好守備をミスで得点につなげられず、じりじりと追い上げられるが、中盤、柳田の強力なサーブで崩し、エスコバルが得点につなげて13-10と再び引き離す。しかしサンバーズのミスやジェイテクトのサービスエースで16-16と追いつかれた。鈴木やエスコバルのブロックで21-17と再びリードを広げるが、終盤、連続得点を奪われてデュースに持ち込まれる。それでも塩田のクイックでサイドアウトを奪うと、最後は藤中がフローターサーブで崩して柳田がダイレクトスパイクをたたき込み、26-24でゲームセット。
 苦しみながらも今季初勝利を飾り、試合後の選手たちは「とにかく勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。
 この日は前日の課題だったサーブが機能した。柳田は持ち味のジャンプサーブで攻め、他の選手たちはフローターサーブで相手を揺さぶり、ブロックのワンタッチやディグから得点につなげた。この日2本のサービスエースを奪うなど高いサーブ効果率で流れを引き寄せた柳田は試合後こう語った。
「今日は周りが常にいいリズムでサーブを打ってくれていたので、自分も背中を押してもらい、しっかり集中して打つことができたし、それがサーブ以外のプレーにもいい影響を及ぼした。改めてそういう経緯で自分はうまく動けるんだなというのを、今日の試合を通して確認できました。来週以降もそういうリズムでしっかり戦いたいし、劣勢の場面でもしっかり打てるようにやっていきたいと思います」
 また、この日は苦しい場面で鈴木がサービスエースやブロックポイントを奪ったり、塩田がブロックやクイックで悪い流れを断ち切るなどミドルブロッカーの存在感が光った。5本のブロックと9本のスパイク得点で、エスコバルに次ぐチーム2番目の14得点を挙げた塩田は言う。
「サーブで今日のように効果が出れば、鈴木さんも僕もブロックでチャンスを作ることができる。攻撃面も、昨日はなかなかトスが上がってこなかったけど、今日は試合前からセッターの山本が『今日は上げていきますね』と言ってくれて、最初から強気に使ってくれました」
 鈴木も、「やっぱりパイプ攻撃も含めた真ん中からの攻撃を通すことでチームのリズムがよくなって、勝利が近づくというのがわかった。たとえレセプションが多少悪くても今日みたいにクイックを使っていけるように、コンビの精度を上げていきたい。そこが課題であり、もっと強くなれるチャンスだと思う」と語る。
 勝利の鍵はサーブと、コート中央からの攻撃。今季の勝ちパターンがうっすらと見えたこの1勝をきっかけに、サンバーズはこれから勝ち星を重ねていく。

2016/17シーズン

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