試合日程・結果

GAME

2016/17 V・プレミアリーグ ファイナル6 東レ戦

開催日時
2017年2月25日(土) 13:00
会場
大阪市中央体育館
サンバーズ
サンバーズ

2

  • 21-25
  • 23-25
  • 27-25
  • 25-16
  • 10-15

LOSE

3

東レアローズ

スターティングメンバー

  • ヤドリアン エスコバル

  • 塩田 達也

  • 鶴田 大樹

  • 藤中 謙也

  • 鈴木 寛史

  • 山本 湧

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 柳田 将洋

  • 星谷 健太朗

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

  • 高橋 賢

試合経過

2016/17V・プレミアリーグ、ファイナル6。前週、白星スタートを飾ったサンバーズは、レギュラーラウンド2位の東レアローズと対戦した。
 第1セットの序盤は東レに連続サービスエースを奪われ1-4と先行された。さらに、サンバーズにスパイクミスが続き4-10と大差をつけられた。中盤、エスコバルがカウンターアタックを決めたり、塩田のサーブで崩して鈴木がダイレクトスパイクを決めて9-12と追い上げるが、再びミスが出て引き離される。それでもセット途中から出た柳田が力強いサーブを打ち込み、藤中が巧みなスパイクで切り返したり、塩田のブロックなどで連続得点を奪い17-18と迫った。しかし終盤、東レのブロックやサンバーズのスパイクミスで再び点差を広げられ、セットを失った。
 第2セットは塩田のクイックやエスコバル、藤中のスパイクでサイドアウトを重ね、エスコバルがカウンターアタックを決め8-5とリードして最初のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、好守備で粘ってリードを広げるが、中盤、東レのサービスエースやブロックで追い上げられ、サンバーズにスパイクミスが出て11-12と逆転された。鈴木のクイックで流れを切り、サイドアウトを重ねて食らいついていくが、終盤、サービスエースを奪われ18-20とされた。それでも、ブロックとディグで拾ってエスコバルのスパイクで切り返し21-21と追いつく。しかしサンバーズの攻撃を封じられてセットポイントを握られ、あと一歩及ばずセットを連取された。
 第3セットは序盤にサービスエースを奪われ、スパイクミスが出て1-4と出遅れた。それでも、山本の鋭いサーブで崩し、このセットはスタートからコートに入った柳田が強烈なバックアタックを決めて6-7と追い上げる。中盤、藤中のブロックで12-12と追いつき、エスコバルのスパイクでサイドアウトを重ねていく。そして、柳田がブロックのワンタッチから、自ら二段トスを打ち抜いて決め16-15と逆転。東レのブロックで逆転されるが、エスコバルの強烈なサーブで崩してミスを誘い19-17と抜け出した。追いつかれても、ピンチサーバーとして入った鶴田のサーブで崩し22-20と再びリードを奪う。レセプションを崩されてデュースとなるが、最後はエスコバルが強力なサーブでエースを奪って競り合いを制し、サンバーズがセットを取り返した。
 第4セットは塩田が好ブロックから自らクイックを決めて2-0と好スタートを切った。柳田の巧みなフェイントなどで得点を重ね、藤中のブロックで6-3とリードを広げる。山村が外から中に切れ込んでクイックを決め相手ブロックを翻弄し、東レのミスで更に点差を広げた。追い上げられても、中盤、エスコバルのサーブで崩し、自らカウンターアタックを打ちこむなど13-8と再びリード。点差を詰められても、サンバーズはブロックでしつこくワンタッチを取って、好調なエスコバルのスパイクで切り返し18-14とした。終盤には山村が巧みなサーブで崩して連続得点につなげ21-15。セッターが1本目を触った場面ではリベロの酒井がスパイカーの打ちやすい正確なトスを挙げ、それを柳田やエスコバルが確実に得点につなげて大差をつけ、セットを奪って試合をフルセットに持ち込んだ。
 第5セットは東レのサービスエースで先行されるが、ブロックでワンタッチを取り、エスコバルがブロックを吹き飛ばし5-4と逆転。東レのミスで6-4とリードした。ところが、東レの堅い守備から切り返されて逆転され、ブロックに捕まり8-10と先行された。終盤、10-12から鋭いフローターサーブに崩され、切り返されて連続失点。最後はサンバーズにスパイクミスが出て10-15で敗れた。
 この日、10本中9本のスパイクを決め、ブロックでも3ポイントを挙げたミドルブロッカーの塩田は、「今日は試合の入りが悪く序盤に走られてしまった。3セット目は立て直せて、4セット目は勢いをつけることができたけど、5セット目は最後の最後に東レのサーブにやられてしまった」と振り返った。
 3セット目以降はブロックとディグが機能し連続得点につながったが、その要因を「最初は相手がクイックを多く使ってくると予想してブロックのサインを出していたんですが、結果としてはクイックが少なかったので、途中からサイドへの意識を厚くしたことでうまくいったんだと思う」と明かす。
 また、3セット目のスタートからコートに入った山村と柳田が試合の流れを変え、フルセットに持ち込む原動力となった。年明けの試合で怪我をして以来、初めて長時間コートに立った柳田が、スパイクやサーブで存在感を発揮したことは大きなプラス材料だ。
「久しぶりにコートに立つことができて、2セットを取れたことに関してはまあ、少しだけでも仕事はできたかなと思う」と柳田。
 ただ、5セット目のプレーについては悔やんだ。「自分の悪いところが全部出てしまって、スパイクやレセプションが失点につながってしまった。セッターとコミュニケーションを取ったり、ビデオを見直して、無意識にやってしまっているところを改善して、明日に臨みたいと思います」
 勝利には届かなかったが、セットカウント0-2から2セットを取り返して1ポイントを獲得したことは大きい。山村は、「5セット目を取れなかったのは今の地力の差。でも3セット目から巻き返せたのは選手層の厚さがあるから。そこは今のチームのウリなので、自信にしていいと思う」と手応えもにじませた。
 自信と課題を胸に、次戦は首位の豊田合成トレフェルサに挑む。

2016/17シーズン

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