サントリー美術館

江戸時代中期、秋田藩士の小田野直武(おだのなおたけ・1749~1780)を中心に、現在「秋田蘭画(あきたらんが)」と呼ばれる新しい絵画が描かれました。直武は平賀源内(ひらがげんない)の秋田来訪を契機に江戸に上り、『解体新書』の挿絵を描いた人物で、32歳で亡くなるまでの短い期間に、西洋絵画の遠近法や陰影法を取り入れた秋田蘭画を制作しました。東西の美が結びついた直武の作品は今なお見る者を魅了します。本展は直武や秋田藩主・佐竹曙山(さたけしょざん)らの代表作を特集し、謎の多い秋田蘭画の実像をさぐる試みです。

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世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画

2016年11月16日(水)~2017年1月9日(月・祝)

※作品保護のため会期中、展示替を行ないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リスト(PDF)をご参照ください。

江戸時代半ばの18世紀後半、秋田藩の若き武士たちによって西洋と東洋の美が結びついた珠玉の絵画が描かれました。「秋田藩士が中心に描いた阿陀風(おらんだふう)の絵」ゆえに現在「秋田蘭画」と呼ばれており、その中心的な描き手が、小田野直武(おだのなおたけ・1749~1780)です。本展は直武の画業を特集し、秋田蘭画の謎や魅力を探ります。
小田野直武の名を知らずとも、『解体新書(かいたいしんしょ)』の図は誰しも見たことがあるでしょう。直武は、秋田藩の角館(かくのだて)に生まれ、幼い頃より絵を得意としたといわれています。安永2年(1773)に平賀源内(ひらがげんない・1728~1779)が鉱山調査で秋田藩を来訪したことをきっかけとして江戸へ上った直武は、源内のネットワークを通じて蘭学者に出会い、安永3年(1774)に『解体新書』の挿絵を担当しました。江戸では、ヨーロッパの学術や文化を研究する蘭学がまさに勃興し、また、南蘋派(なんぴんは)という中国由来の写実的な画風が流行していました。江戸に出て7年後の安永9年(1780)に数え年32歳で亡くなるまで、直武は西洋と東洋という2つの世界に挑み、東西の美を融合させ、新しい表現を目指したのです。その画風は、第8代秋田藩主の佐竹曙山(さたけしょざん・1748~1785)や角館城代の佐竹義躬(さたけよしみ・1749~1800)らへも波及しました。主に安永年間(1772~1780)という短い制作期間ゆえに現存作品は少ないながらも、実在感のある描写、奥行きのある不思議な空間表現、プルシアンブルーの青空など、秋田蘭画は今なお斬新で驚異に満ちています。
本展では、小田野直武、佐竹曙山、佐竹義躬ら秋田蘭画の代表的な絵師を特集します。あわせて、直武に学んだとされる司馬江漢(しばこうかん・1747~1818)が描いた江戸の洋風画などもご紹介します。東京で秋田蘭画と銘打つ展覧会は、2000年に板橋区立美術館で開催された「秋田蘭画~憧憬(あこがれ)の阿蘭陀~」展以来、16年ぶりとなります。当館は、「美を結ぶ。美をひらく。」というミュージアムメッセージを活動の柱としてまいりました。江戸時代に洋の東西の美を結び、そしてひらいた直武らによる、日本絵画史上たぐいまれなる秋田蘭画の精華をご覧ください。

会期

2016年11月16日(水)~2017年1月9日(月・祝)

※作品保護のため会期中、展示替を行ないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リスト(PDF)をご参照ください。

開館時間

10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)

※12月22日(木)、1月8日(日)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休

休館日

火曜日

※1月3日(火)は18時まで開館
※12月30日(金)から1月1日(日・祝)は年末年始のため休館

入館料
一般 当日 ¥1300 前売 ¥1100
大学・高校生 当日 ¥1000 前売 ¥800

※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
[チケット販売場所]
サントリー美術館(火曜日、展示替え期間中を除く)
チケットぴあ:Pコード 767-760(前売・当日券共通)
ローソンチケット:Lコード 32910(前売・当日券共通)
セブンイレブン:048-004(前売・当日券共通)
イープラスにて取扱い
※プレイガイドでの販売は一般券のみ
※前売期間は2016年9月10日(土)から11月15日(火)まで
※サントリー美術館受付での前売券販売は10月30日(日)まで

割引

◇100円割引
・きものでのご来館
・ホームページ限定割引券提示
・携帯/スマートフォンサイトの割引券画面提示
・あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示
・20名様以上の団体

※他の割引との併用はできません

音声ガイド

¥500 (英語版もございます)

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