ザ・マッカラン
6つの柱

ザ・マッカランの個性と豊かな精神の基盤となっているのは「6つの柱」です。それは長い歴史の中で培ってきた経験や研鑽があって初めて得られる、決して真似できないエッセンスとして受け継がれています。 スコットランドのスペイサイド地方に位置する蒸溜所とザ・マッカランの心の故郷と言われる「イースターエルキーハウス」。これら唯一無二のシンボルが存在するザ・マッカランエステートを中心とする地域との強い繋がりと、長年にわたってシングルモルトウイスキーを蒸溜・熟成してきた経験から、ザ・マッカランの基盤となる「6つの柱」は生まれたのです。

ザ・マッカランエステート

ザ・マッカランエステートはスコットランドのスペイサイド地方の中心に位置し、その起源は1543年にまで遡ります。自然あふれる地域の中に485エーカーの土地を構え、環境との調和を保ちながら、農業が営まれています。エステート内には、ザ・マッカランの伝統とおもてなしの象徴として名高いイースターエルキーハウスがあり、その存在は、蒸溜所で働く人々の心の拠りどころとしても大切な役割を果たしています。1700年にジョン・グラント大佐によって建てられた伝統的な邸宅には、ザ・マッカランを物語る数多くの歴史が刻まれています。長い時間の中で何度も所有者が変わりながらも、その佇まいはザ・マッカランのスピリットを変わらずに受け継いできたのです。

スペイサイド最小のポットスチル

優れたウイスキー蒸溜所が集まるスペイサイド地方で、最小と言われるザ・マッカランの特徴的な蒸溜釜。その独特の形状と極小のサイズが原酒と銅との接触を最大化し、ニューメイクスピリッツの高純度で豊かな味わいを引き出します。全部で24基ある蒸溜釜は銅製で、それぞれ3,900リットルの原酒をつくることができます。この小さな蒸溜釜で抽出されたニューメイクスピリッツは、最高のシングルモルトをつくるため、さらに選別されます。全体量のわずか16%にしか満たない、アルコール度数70%以下に精製したベスト・オブ・ベストのみを使用することで、ザ・マッカランのもつ豊かでフルーティーな香りと味わいを実現。この稀少なニューメイクスピリッツによって、ザ・マッカランの深い濃厚さが生み出されます。

樽へのこだわり

ザ・マッカランウイスキーの優れた品質、自然な色合い、そして独特の香りと風味の決め手として、最も重要な役割を果たしているのが樽です。ザ・マッカラン独自の仕様に基づいて作られており、最終的な香りと風味の80%は、樽によって決められるとも言われています。それゆえ、樽の原材料の調達や加工、乾燥に至るまで費用や手間暇を惜しむことなく、どの蒸溜所よりもこだわって製造しています。

シェリー樽で熟成

ザ・マッカランが大切にしているのは、ウイスキーをオーク樽で熟成する伝統。スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラでシェリー酒を用いてオーク樽に風味づけを行っています。
ザ・マッカランのマスター・オブ・ウッドからの承認を与えられた樽は、近隣のシェリーボデガと呼ばれるワインセラーへ送られ、樽にはドライなオロロソシェリーが詰められます。少なくとも12~18ヵ月間じっくりと寝かされ、ウイスキー樽になるまでの時間を過ごします。

ナチュラルカラー

蒸溜所で瓶詰めされるザ・マッカランのウイスキーの色は、すべて自然由来です。熟成したオーク樽とニューメイクスピリッツが互いに作用することで、ライトなオーク色から深い黄金色まで、多彩で自然な色合いを織り成します。明るい日差しのもとで、人工的な色は比較的早く色褪せてしまいますが、自然から生まれた色は変化しません。そして、すべてのボトルで自然の色味を均一に保つために、熟練した職人の技術が注ぎ込まれているのです。

こだわりと熟練の技

ザ・マッカランの製法や哲学を、代々受け継いできた職人たち。極めて高い専門性をもつウイスキーづくりのスペシャリストとして、厳選された樽の中で熟成していくウイスキーを何年も見守り続けます。そして、出荷すべき時期を的確に見極めて瓶詰めし、世界中のウイスキーファンのもとへと送り出します。 今年200周年を迎えるザ・マッカランのDNAに刻み込まれた、創造性や革新性、独自の蒸溜や熟成方法など、様々な要素が影響しあい、ザ・マッカランならではの味わいや色味が実現するのです。

ダブルカスクシリーズ

こだわりのシングルモルト

1824年の創業以来、ザ・マッカランのシングルモルトウイスキーは、樽材とスピリッツへの比類なきこだわりの結晶です。

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