主催者からのレポートをお届けします。
　令和4年3月27日（日）に震災でなくなった市のホールがようやく昨年落成しました。第17回ファミリーコンサートはこの新しいホールで初めて開催しました。指揮者には前回に引き続き佐々木克仁先生にお願いしました。ファミリーコンサートはお子さんからお年寄りまで、オーケストラの演奏を聴き、体験してもらい、魅力を感じてもらうことを目的に開催しています。今回はクラシックの名曲、映画音楽、ミュージカルの曲を取上げました。新型コロナ感染症対策は行政、会場の指針に従うとともに、さらに空気清浄機、オゾン発生器を複数会場に配置して、より安全を高めました。512名のお客様に来場いただきました。

　司会は団員の佐藤万里子さんです。指揮者の話を交えながら、進めていきました。第一部は喜歌劇「軽騎兵」序曲で始まりました。その後は楽器紹介を各パートごとに行い、オーケストラを構成する各楽器の特徴、音色を知ってもらいました。引き続き、ヘンデルの「水上の音楽」、運動会でよく使われるオッフェンバックの喜歌劇「地獄のオルフェ」序曲を演奏しました。
　休憩のあとの第二部は、最初に恒例の指揮の体験を、開演前にご応募いただいたお客様のから3名に行っていただきました。今回は、子供用の曲と、大人用の曲を用意して、大人1名と、子供2名に指揮を体験して頂きました。みなさん初めての指揮でしたが、なかなかの力演でした。次は「崖の上のポニョ」を渡邊かれん先生が主宰されている音楽教室かれんのかわいいお子さんたちに歌っていただきました。最後に映画「タイタニック」のサウンドトラックのメドレー、ミュージカル「レ ミゼラブル」の音楽のメドレーを演奏しました。アンコールはラデッキ―行進曲を演奏し、お客様に拍手で参加していただきました。
　今回はポップス音楽を多く取り入れ、聞いたことのある曲を中心にしたプログラムでした。お客様には大変好評でした。今まで休憩時間に行っていた楽器の試奏体験も感染対策のため、中止しております。早く新型コロナが収束し、再開できることを願っています。